ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『高台家の人々』

実は観に行ってました。映画も初速が大事だと聞いて、公開してからわりとすぐ劇場へ向かった覚えがあります。感想を残していなかったので、覚え書きまで。

あらすじ:平凡なOL平野木絵の趣味は、妄想。あるとき、職場に新しく配属されたイケメン王子と恋に落ちます。でも、王子には秘密がありました。ひとの心が読めるテレパスだったのです!

ヒロインの平野木絵役に綾瀬はるかさん、お相手の高台光正さん役に斎藤工さん。監督は、土方政人さん。主題歌は、西野カナさん「You&Me」(こころに響く可愛い曲だと思います♪) 2016年6月公開 原作は、森本梢子さんのコミックです。(既刊5巻)

木絵ちゃんの妄想シーンが可愛かったです。でも、それだけじゃなくて、木絵ちゃんのユニークな妄想やおもしろさとは別に、素の優しさや真面目さに惹かれていく光正さんがすごく自然でした。お互いに距離が近くなっていくころが、楽しい時間なのかなって思います。

映画では、ふたりが婚約したり、光正さんがテレパスだということが木絵ちゃんにバレたり、ぐるぐるしたり……山あり谷あり……です。そのへんは別に……いいかな。最初から最後まで可愛いカップルでいいのに、なにゆえ波風をおこしたいのか。(←緩急つかないと映画にならないんでしょうね……)

原作の1話がネットで読めます。それから、劇場公開に合わせて冊子が無料配布されていました。ツボです。妄想女子。なんだか新しいジャンルな気がします。

漫画の映画化となると、映像にするにあたっての制約だったり限界だったり、漫画での自然な流れを現実にどう引き寄せるかが要だと思うのですが、妄想シーンがすごく楽しかったです!木絵ちゃんの妄想で、いろんな扮装の光正さん(もとい斎藤工さん)を見られます。お得です!

 

※唐突なネタバレ※

ただ、教会から走り去るシーンは、原作準拠なのかもしれないけど、もう少し変えられなかったのかな……なんて思いました。気持ちは分からないでもないけれど、それをやってしまうとアウトっていうか、現実的にリカバリーがむずかしいんじゃないかなって。個人の問題だけではないような気がします。木絵ちゃんのキャラクターとしては、そのあたり気をつかいそうなのに……

でも、全体的に可愛くて素敵な話でした。光正さんだけじゃなくて、同じテレパス能力をもつ妹、弟の恋愛模様も思わず応援したくなってしまいます。

DVD&BDは12月21日発売+レンタル開始とのこと。スペシャル・エディションには特典映像がたくさん収録されているみたいですよ。興味をもたれた方は是非♪