ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

植物図鑑

お久しぶりです。ここしばらく慌ただしくしていて、なかなか文章をまとめることができませんでした。誰かが読んでくれるかもって思うと、自分の考えを過不足なく、誤解のないように伝えたい。そう思うと、気分転換にちょっと書く……っていうのも難しいですね。ここは、わたしの「好き」って気持ちくらいしかないので、ニュースバリューを求めるかたには申し訳ないです。考えも想いも日々変化していくものなので、この前と言ってることが違うよ?ってことがあっても、ゆるく笑って流していただけるとさいわいです。どれもこれも、その瞬間の想いには違いないので……

有川浩さんの描いた恋愛小説。先に映画を観て、原作も気になったので読んでみました。とても良かったです。キャラクターから受ける印象が多少違ってくるのは解釈の幅というものでしょうか。原作は原作として楽しめました。作中に出てきたレシピも載っているので、材料さえ揃えられれば作れそうですよ。

(ここからネタバレ。内容に関する話題があります) 映画を観て違和感を覚えたシーンが原作にはなくて、映画でそれをあえて入れたのはなんでなのかなって思いました。ストーカー規制法に何か思うところがあるんでしょうか。樹がいなくなって、居場所を知っていそうなバイト仲間を追いかけたらストーカー扱いで警察沙汰。原作では出てこなかった母親があらわれて、家族関係が複雑そうな雰囲気を出してきたり……。全体的に設定としての少女漫画感をファンタジーでコーティングした話だと思っていたら、無駄に重そうな現実感が入ってきたって感じがしました。いや、そういうリアルはいらないです。ヒロインが警察のお世話になるって、やっぱりどうなのかな……わたしにとっては違和感だけど……

映画を観たのがかなり前なのでうろ覚えですが、最初の「必要とされるひと」「されないひと」ってさやかのモノローグからの導入はすごくひきこまれて好きな感じでした。わかる感じ。それだけに、原作にないシーンの追加でヒロインに対して共感が離れていったというか、いや普通にダメでしょそれはってなってしまったところは残念でした。そう思ってしまった自分が。映画の世界にひたれていたら、無粋なツッコミはしなかったのかな……なんて。

原作者さんのおすみつきな主演のおふたり。親しみのある可愛らしさ全開な高畑充希さんと仔犬みあふれる岩田剛典さんが素敵カッコイイので、興味のある方は是非♪