ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『ピンクとグレー』

 Netflixで24日まで。『僕らのごはんは明日で待ってる』を観て、中島裕翔さんの出演している他の作品も観たいなって思っていたので、ここぞとばかりに観てみました!

 原作は、話題になってるな……とは思っていたけど、読んではいなくて(なんだか本屋さんの一生懸命さを感じました)(愛情以前に、すごく推しているんだなっていうのが感じられると逆に引く)でも、食わず嫌いで素敵な作品との出会いをふいにしてしまうのはもったいないです。近いうちに読みます。(こうして積ん読が増えていく……)

作品紹介

『ピンクとグレー』は加藤シゲアキによる日本の小説。2012年に書き下ろしで刊行された(400字詰め原稿用紙357枚)。

映画

公開 2016年1月9日

行定勲監督によって映画化された。内容は行定と脚本家の蓬莱竜太によって大きくアレンジされ、中島裕翔が演じる白木蓮吾こと“ごっち”が主人公となっている他、開始62分後に映画オリジナルの“仕掛け”がされていたり、原作には無いエピソードも描かれている。2015年1月中旬から撮影が開始され、約3週間後の2月7日にクランクアップした。

主題歌には、“屈折した青春映画には屈折した大人のバンド”ということでASIAN KUNG-FU GENERATIONが抜擢され、小説や映画と同じく“ゴッチ”という愛称で呼ばれているボーカルの後藤正文が、映画の映像を観て主題歌「Right Now」を書き下ろした。MVも行定が担当し、夏帆が主演をつとめて様々な役に挑戦する女優を演じ、終盤では後藤とロシアンルーレットもする映画のアナザーストーリー的な作品となっている。

ウィキペディア「ピンクとグレー」より抜粋)

感 想(ネタバレ注意⚠)

🐾🐾🐾🐾🐾🐱🎥🎬🎭💓

 ウィキペディアの説明文が、すでにネタバレと言えばネタバレですが……でもポスターにも載っているみたいだから、秘密というわけではないのかな………

 ↓↓↓↓↓でも一応、空間をあけてみます。↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 わたしは、最初に観たときビックリしたから、誰かのビックリを奪ってしまうのは良くないかなって……。原作にはないエピソードというのも描かれているみたいなので、すでに原作を読んでいるかたも、そうでないかたも楽しめる作品なんじゃないかなって思います。そんなわけなので、先にご覧くださいね!

 ↓↓↓↓↓例によって、振りではないですよ!↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 そんなこんなで、ネタバレ。って言っても、仕掛けをばらしてしまうのは、品がないような気がするので、大丈夫そうなところだけ置いておきます。(原作では、どんな表現になっているんでしょう?気になります!)

 ↓↓↓↓↓続きは、こちら!↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 演者の方々が、すごいなって思いました。読者モデルになって、事務所に所属して、俳優活動を始める幼なじみふたりという役柄なので、劇中劇がいくつかあります。中島裕翔さんと菅田将暉さんの振れ幅を見たって感じがしました。あと、夏帆さんも。美人で綺麗で怖い感じ。一途で清純な感じから、強かな大人のオンナまで。

 女性は、メイクや服装の印象も大きいのかなって思います。見た目は大事ですね。服装に頓着しないっていうのも含めて、自己表現になってしまうから。

 岸井ゆきのさんの役柄が、好きだなって思いました。自然体で等身大で、自分の気持ちをきちんと言葉にすることができて、控えめで、賢い。あたまの良し悪しとは別の、生きていくうえでの嗅覚みたいなもの。とても大事だと思います。

 わたしは、作品のなかで子どもや女性や動物が賢いのが好きです。周りの足をひっぱるとか、足手まといになるとかではなくて、自分にできることや自分の今ある知識で対処したり、解決しようとすること。都合の良い女なんて、つまらないです。

 閑話休題。話がそれました。白木蓮吾が用意した遺書って、どんな内容のがあったのか気になりました。いくつもあった中から、おそらく彼はひとつを選んだのだろうけれど、他のには何が書かれていたんでしょうか。それもまた、まったくの虚構かもしれず、あるいは真実の片鱗だったりするのかもしれません。🦋

 

Right Now

Right Now

映画『カメラを止めるな!』

 話題になっていた作品です!前から気になっていました!

 地上波でも放送されましたね。両親が観ていた気がします。最初のほうを見逃してしまったので、わたしは観ませんでした。

 なんとなく、最初から最後までちゃんと観たい気がして……ここまで話題になっているからには、当然のようにネタバレを読んでしまっていると思っていたのですが、初見の楽しみを損なうことはありませんでした。(っていうか、うまくネタバレを回避してしまっていたみたいです。さっきウィキペディアを見たら、細かく解説されていました。)

 おもしろかったので、観てみて!(はてなブログの仕様なのでAmazonPrimeVideoを貼り付けてみましたが、Netflixでも観られます。)(あ!アフィリエイトとかは やっていないので、安心してポチッとしてください。わたしには一銭も入りません!)

 もちろん、振りじゃないですよ?

 

 

 

 

 

 ご覧になりました?

 

 

 

 

 

 気になっていたけど、まだ観てないよってかたは、是非ご覧ください!ホラーが無理?大丈夫です。どちらかと言えば、ミステリーです。最初に謎、後半に解決編です。

 

 

 

 

 

 そうそう、なんで次にこの作品を観ようと思ったかというと、平田さんの映画に賭ける情熱に触れたからです。『地獄でなぜ悪い』の映画自体は、どのように咀嚼したらいいのか分からなかったのですが、『カメラを止めるな!』って、なんだか心意気が近そうに感じません?

 

作品紹介

『カメラを止めるな!』(カメラをとめるな!)は、2017年製作、公開の日本映画。監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品。全編96分。

略称は「カメ止め」。海外タイトルは『One Cut of the Dead』。2018年公開時のキャッチフレーズは「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」。

(ウィキペディアカメラを止めるな!」より抜粋)

 

 おもしろかったですね!もう1回観ましょうか?

 蛇足の感想は、こちら↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 ホラーは、あんまり観ないです。というか、ホラー耐性はあんまりないです。訳も分からず嬲り殺しにされるとか怖すぎます。力の差が歴然とあったとしても、フェアであってほしいと思います。勝利条件をハッキリさせたいというか……どうしたらゾンビに勝てるのか……とか…

 廃墟でゾンビ映画を撮っていて、リアリティを求める監督によって血糊で魔法陣が描かれ、それによって何らかの忌まわしき存在が蘇った(と思われます)。(血糊でも効果があるの?!)(あと昼間なのにゾンビは活動できるの?人ならぬものは闇を好むってイメージあるのに……)

 カメラマン役が最初に血祭りにあげられ、そして助監督に襲いかかります。腕を食い千切られてしまった助監督はゾンビ化して、俳優陣とメイクさんに襲いかかります。そして、なんらかのスイッチが入ってしまったメイクさんによって、襲ってきたゾンビは斧で首をはねられます。………なんということでしょう…ゾンビものを撮影していたはずなのに、本物のゾンビに襲われるなんて……車でふもとへ逃げようとしますが、カギは助監督のポーチのなか。せっかく車のなかに逃げたのに、狂気の監督がゾンビをけしかけてきて、本当に監督……なにしてくれるんですか。恐怖を感じながらも、なんとか主演の女優がポーチを奪います。

 監督も狂気ですけど、ずっとカメラをまわし続けているカメラマンもたいがい只者ではありませんね。ゾンビが襲ってくるのに、カメラが必要以上にぶれることなく、撮影に専念している。監督と同じくらいの狂気を感じます。実はリーチの長い得物を持っていて、密かに対抗しているのでしょうか?!途中で、カメラに飛んだ血をぬぐったりして、やたらと冷静です。

 いろいろあって、ゾンビと化した男優が女優に襲いかかります。最初の演出だと、女優はゾンビに噛まれてしまいます……が、恐怖に震えながら「やめて」を繰り返す女優さん、近づくゾンビ(元男優)。「それなら」「死んで」斧を一閃、ゾンビは首をはねられてしまいます。そして、女優は、狂気の監督を追い回し、襲いかかります。(監督は、ゾンビじゃなくて人間のはずなのに?) そして、なにもかもが終わって、屋上に描かれた五芒星のうえで立ち止まり、返り血に濡れた顔で空を見上げる女優。

 重なるエンドロール

 ……………エンドロール……?つまり、今のは劇中劇だった…と。予想外のゾンビの出現ではなくて、予定通りのゾンビだったということ???なぁんだ、そっか。

 そして、時間は遡って、撮影企画が立ち上がったところから、今度は撮影の裏側を見せながら、さっきの映画を撮っているところが描かれます。打ち合わせやリハーサルを重ねたはずなのに、本番では予想外のトラブルに見舞われ、台本の変更を余儀なくされます。が、キャストのアドリブと、スタッフの立ち回りで、なんとかつないで、どうにか最後のシーンまで撮り終えます。

 わーい!やったー!!良かったですね!!!

 ひとつの作品で2回楽しめるというか、違う味わいがあるというか、とにかくおもしろかったです!ワンカットって、どうなるのかと思いきや、意外と死角があるものです。それから、ひとつの作品を作り上げるにあたって、俳優陣だけでなく、監督や監督助手、撮影、撮影助手、特殊造形・特殊メイク、音響効果、いろんなひとの力が合わさっているんですね。やっぱり、映画って良いなぁ。好きだなって思いました。🦋

懐かしい味

 こんばんは。忙殺という言葉が、骨身にしみて感じられる今日この頃です。どれだけ手一杯だとしても、結局のところは目の前のことから、ひとつひとつ片づけるしかないわけで………どれだけ大量の洗濯物の山だって、コツコツ洗濯機をまわして、ハンガーに吊るして干して、少しずつこなしていけば、そのうち全部おわって、やり遂げたという清々しい気持ちで空にはためく洗濯物たちを見上げることができる……はず……(大好きな作品「フルーツバスケット」にそんな場面があったような、なかったような)

 

 さて、今週のお題「寿司」なんとなく握り寿司や巻き寿司が思い浮かんで、そんな感じの記事を上げたのですが、そのあとで(そっか!あれもお寿司だ!)と思いついたものがあったので、書いてみます。

 それは、おばあちゃんの作ってくれた「朴葉寿司」。葉っぱの良い香りがごはんにうつって、具は特に豪華なものではないけれど、しみじみおいしいお寿司だったなって思い出しました。手間もかかるし、認知症が進んでしまったというのもあるでしょうか、ここ数年は作ることもなくなってしまいました。孫としては、ちょっと寂しいです。(母たちは、こちらとあちらを往復しての絶賛介護中なので、また別の想いがあるかもしれません)(それどころじゃないの!みたいな)

 覚えているうちにレシピを残しておきたくて、母にどんな感じだったのかラインで聞いてみたら、すごく簡潔に具が列挙されて、挙げ句「ぐぐれ」って送られてきました。あらあら、まあまあ、そんなインターネット用語を使いこなせるようになったなんて、進化しましたね。母上。感心です。(でも、そんなこと言ってると、困ってるときに「あなたの手にしているそれはスマートフォンではないですか?自分で調べましょうね!」って返しますよ?)(でも、それはそれで怒られそうです。理不尽。)

 言われたとおり「ぐぐ」ってみたら、ウィキペディアに載ってました。長野だけど、中津川に近いからか、東濃地方の朴葉寿司が1番近いかな。

東濃・中濃地方南部 

中濃地域では6月頃になると国道沿いや、山沿いに朴の木の白い花が目立ち、初夏と朴葉寿司の季節を教えてくれる。

事前に酢飯を作る。朴葉に酢飯をのせ、その上にいろいろな具をのせて最後に葉を四角くたたんで紐で結ぶ。具は切り身の鮭、川魚の甘露煮、舞茸、ワラビ、きゃらぶき、紅ショウガ、田麩、しめさば、キュウリ、漬け物のみじん切り、はちのこの佃煮などバラエティに富んでいるが、地方がら山の幸が中心となっている。酢飯を冷ましたり、桶などに並べて重しを乗せるなど、作り方や具はそれぞれの家庭によって多岐にわたる。(ウィキペディア「朴葉寿司」より抜粋)

 母からの情報は、「きゃらぶき、しいたけ煮たのとか」「錦糸玉子、たと思う」(誤字か?!可愛い)

 わたしの、あやふや過ぎる記憶だと、切り身の鮭(焼いてあるやつ)とか、しいたけの甘辛く煮たやつとか、紅しょうが、錦糸玉子、塩もみしたキュウリなんかが入っていたような気がします。葉っぱを畳んで、茎かなんかで結わえる。あとは、時間がおいしくしてくれます。作りたてよりも時間が経つほうがおいしいものって、なんだかうれしいですね。

 

 おばあちゃんが少しでも元気なうちに、おいしく食べられるうちに、今度はわたしが作ってあげたいな。


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今週のお題「寿司」

映画『地獄でなぜ悪い』

 前から気になっていました。主題歌の「地獄でなぜ悪い」は、大好きな曲です。MVが少しだけ映画のあらすじにリンクしてるとかしていないとかっていう話もぼんやりと聞いたことがあって、うっかりネタバレを見てしまう前に観てみようと思いました。なんとなく『TOO YOUNG TO DIE !』からの、地獄つながりでもあります……(AmazonPrimeVideoで観られます🐥)

作品紹介

地獄でなぜ悪い Why don’t you play in hell?』(じごくでなぜわるい)は、2013年制作の日本映画。園子温監督。

あらすじ 

極道・武藤組の組長・武藤大三は、服役中の妻・しずえの夢でもあった、娘のミツコを主演にした映画製作を決意する。映画の神様を信じるうだつのあがらない映画青年・平田純と、通りすがりの普通の青年・橋本公次を監督に、スタッフやキャストは全員自分の子分のヤクザで構成した。さらに、武藤組と対立する池上組の組長で、ミツコに恋心を抱く池上純と池上組全体を巻き込んで、事態はとんでもない方向に進んでいくのであった。

キャスト

武藤大三 演 - 國村隼

武藤組組長。10年前、敵対する“北川会”に命を狙われているがその後休戦状態となる。普段は組長として周りから怖がられる存在だが家族思いな性格で、私生活では妻・しずえと娘・ミツコを溺愛している。

平田鈍 演 - 長谷川博己(現在)/中山龍也(高校時代)

映画作りに情熱をかける男。「いつか一世一代の映画を作ってみせる」という信念を持つ。10年前、高校時代に谷川、御木たち数人で自主映画作りに励んでいた所、偶然知り合った佐々木を仲間に入れて4人で映画製作チーム“FUCK BOMBERS”(ファック・ボンバーズ)を結成。映画のことになると周りが見えなくなり本物のヤクザ相手でも恐れない。劇中劇では、映画監督を任される。

池上純 演 - 堤真一

10年前、北川会の一組員だったが組長亡き後、池上組を立ち上げ組長となる。冒頭で大三の命を取るために武藤家に訪れた時に(作中の)CMに出てた頃のミツコと出会い、子供ながらに気の強い性格の彼女を気に入りファンになる。

武藤ミツコ 演 - 二階堂ふみ(現在)/原菜乃華(10歳)

大三の娘。10年前は、人気子役として作中の歯磨き粉のCMで話題となった。現在、ギャル風の格好をしている。デビュー作となる映画の撮影中に恋人の吉村と失踪したが組員に連れ戻されて組事務所に軟禁状態となり、池上組の襲撃の混乱のすきに逃走を図る。ヤクザの組長の娘ということもあり、子供の頃から少々のことには動じない気性の荒い性格。

橋本公次 演 - 星野源(現在)/伊藤凌(高校時代)

10年前(自身の高校生)の頃、歯磨き粉のCMに出てたミツコの大ファン。現在、偶然ミツコと出会い彼女が元子役のミツコであることを知らずに彼女から頼まれて“一日限定の恋人役”となる。その後、ミツコが武藤組組長の娘であることを知り彼女を連れ戻しに来た武藤組組員から、元恋人の吉村と勘違いされて騒動に巻き込まれる。

谷川カメラマン 演 - 春木美香(現在)/青木美香(高校時代)

10年前、平田の高校時代の友達。高校の頃に平田の自主映画で撮影を担当。一人称は俺で男っぽい口調で話す。いつ頃からか御木の恋人となるが、現在は2人とも昔と違って太っている。

御木(みき)カメラマン 演 - 石井勇気(現在)/小川光樹(高校時代)

10年前、平田の高校時代の友達。高校の頃に平田の自主映画で撮影を担当し、ローラースケートで移動しながら撮影している。現在は、平田に付き添い大三の映画作りに協力する。

佐々木鋭 演 - 坂口拓(現在)/中田晴大(高校時代)

10年前、高校時代は不良少年だったが、集団でケンカしていた所自主映画の撮影をする平田と出会い影響を受け、アクションスターを目指すようになる。現在、平田と映画製作に携わるが30歳目前でバイト生活を続けていることに不安視している。ブルース・リーに憧れておりヌンチャクを使ったアクションが得意。

真田龍太 演 - 本城丸裕

武藤組のベテラン組員。大三から信頼されている。劇中劇では音響を担当。

みつる 演 - 仁村俊祐

武藤組の若手組員。大三が外出する際運転手として付いている。彼のある発言によって物語は大きく進む事になる。劇中劇では撮影助手を担当。

マサコ 演 - 岩井志麻子

10年前の武藤組のビル建物内のカラオケスナックのママ。しかし冒頭で同じ場所でジュンコが店を開くことになり自身はお払い箱となる。

ジュンコ 演 - 神楽坂恵

武藤の愛人。武藤のおかげで武藤組のビル建物内に自身の店・スナック『じゅんこ』を持たせてもらう。

増田 演 - 板尾創路

看板屋で勤務。武藤組ビル内にあるスナックの看板の掛け替えの仕事を請負い、ビルの屋上から佐藤に指示を出す。

佐藤 演 - 裴ジョンミョン

増田の後輩社員。スナックの看板掛け替え作業中に、窓の外からマサコとジュンコのやり取りをのぞき見する。

武藤しずえ 演 - 友近

大三の妻。10年前に自宅で料理中に北川会の組員たちに押し入られ、包丁で反撃に出た所相手を死なせてしまい、そのせいで刑務所暮らしをすることになる。感情的で過激な行動を取っているが基本的に家族思いな性格。

木村刑事 演 - 渡辺哲

10年前に「正当防衛で人を殺してしまった」と主張するしずえを怪しみ、「大三が裏で糸を引いているのでは?」と彼を取り調べる。現在は、ベテラン刑事として培われたカンで大三の企みを暴こうとする。

田中刑事 演 - 尾上寛之

木村の部下。現在、木村とコンビを組んで大三を刑務所にブチ込むため、何か事件を起こすのを期待して彼の行動を見張る。

木下プロデューサー 演 - 石丸謙二郎

大三の友人。ミツコが出る映画の製作に携わる。しかし撮影中にミツコが男と失踪してしまい、後日大三からミツコが帰ってくるまで撮影を待つよう頼まれる。

映写技師の小野さん 演 - ミッキー・カーチス

10年前、街の映画館の熟練技師。映画館の一室にFUCK BOMBERSのアジトがあるため彼らと顔見知り。将来良い映画を作るよう平田たちに温かい言葉をかける。

モギリの大谷さん 演 - 江波杏子

10年前、街の映画館内でチケット販売をしている。映画館に訪れる平田たちとは顔なじみ。普段は落ち着いた性格だが礼儀やマナーには厳しい。

店主 演 - でんでん

ラーメン屋の主人で佐々木の雇い主。ある時佐々木が店のテーブルを壊したため文句を言う。中国人らしくカタコトの日本語を話す。

ヨシコ 演 - 成海璃子

平田のデートの相手。キスにおける男女の思惑の違いなどを力説する、平田の話に耳を傾ける。

スタッフ 

(ウィキペディア地獄でなぜ悪い」より抜粋)

ネタバレと感想と

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 PG12、アクション/ブラックジョーク/2時間10分

 正直、どんな感想を抱いたら良いのか分かりませんでした。平田(長谷川博己)さんの映画に賭ける情熱と狂気は伝わってきました。でも、後味は、ただただやるせない。最後の最後に「カット」って入るのが、そもそもみんな「作りもの」ってことなのかな……分からない…アクション映画は割とよく観ているけれど、ブラックジョークものは多分ほとんど観ていません。なので、ブラックジョークの定番みたいなものが分からなくて、余計にそう思うのかもしれません。

 

 「全力歯ギシリLet's GO! ギリギリ歯ギシリLet's FLY! 僕の気持ちは歯がゆい 歯並びガガガ 歯ぎしりギギギ みんなで歯を磨こう!」とても可愛いCMです。でも、歯磨きのCMのはずなのに歯ギシリって……

 

 観た目のインパクト重視なのか、咄嗟につかめるリアリティラインがずれているというか、いちいちついていけずに置き去りにされてしまいます。だって、6人くらいの襲撃で、包丁で返り討ちにしてもリビングいっぱいの血溜まりにはならないのでは………

 あと、手首を切り落とされたとして、身体側から血が噴き出すのは理解できるとして、切られた手首側から噴き出すのは違和感があります。心臓もないのに、いったい何が血を送っているんです?!(突然のホラー路線???)

 後半の襲撃シーンでも手足や首が飛び過ぎでは……いや、むしろ殺陣のカッコ良さというよりも「おもしろ」に振り切ってみたということなんだろうか………最終的に、警察が乱入してくるし、銃撃戦だし……なんか何でもありっていうか、要素を盛り過ぎて「勝ち敗け」のラインがよく分かりません。(どちらの組長も死んでしまいましたし、平田さんのひとり勝ち?!)

 

 映画撮影に情熱を燃やす高校生“FUCK BOMBERS”を見守る映写技師の小野(ミッキー・カーチス)さん、モギリの大谷(江波杏子)さんのまなざしが優しいなって思いました。最後に挿入される「地獄でなぜ悪い」の上映場面。懐かしい映画館で、死んでしまったはずのひとたちが客席で観てくれていて、皆が立ち上がって拍手喝采で終わる。……という情景を思い描きながら、フィルムを抱えて、夜道を駆ける平田さん。……狂気なのか、なんなのか…

 

 わたしには、ちょっと早すぎたのかもしれません……🦋

 

 

映画『TOO YOUNG TO DIE ! 若くして死ぬ』

 前から気になっていて、Netflixでの試聴期間が24日までなので観てみました!

作品紹介

『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』(トゥー ヤング トゥー ダイ! わかくしてしぬ、TYTD)は、2016年6月25日公開の日本映画。宮藤官九郎の4作目の監督作品でもあり、TOKIO長瀬智也神木隆之介のダブル主演作。

あらすじ 

修学旅行で乗っていたバスが事故に遭ってしまった男子高校生の関大助はふと目を覚ますと、炎が渦を巻く中で人々が苦しめられている光景が目に飛び込んでくる。地獄に落ちたと理解するも、同級生の手塚ひろ美に思いを告げずに死んでしまったことに混乱する大助。そんな大助の前に、地獄農業高校軽音楽部顧問にしてロックバンドの地獄図(ヘルズ)のリーダーである赤鬼のキラーKが現れる。キラーKは閻魔の裁きによって現世に転生するチャンスがある事を大助に告げた。キラーKの指導と特訓のもと、大助は地獄から現世に戻ろうと悪戦苦闘するのであった。

キャスト 
スタッフ 
  • 監督・脚本:宮藤官九郎
  • 製作:長澤修一、市川南、藤島ジュリーK.井上肇、畠中達郎、長坂まき子、髙橋誠、宮本直人
  • エグゼクティブ・プロデューサー:豊島雅郎、上田太地
  • プロデューサー:宇田充、長坂まき子、臼井央
  • ライン・プロデューサー:坂本忠久
  • 音楽プロデューサー:安井輝
  • 撮影:相馬大輔(J.S.C.)
  • 照明:佐藤浩
  • 美術(地獄):桑島十和子
  • 美術(現世):小泉博康
  • 装飾:西尾共未
  • 録音:藤本賢一
  • VFXスーパーバイザー:道木伸隆
  • カラーグレーダー:齋藤精二
  • 音響効果:岡瀬晶彦
  • 編集:宮島竜治(J.S.E.)
  • 音楽:向井秀徳
  • 主題歌作曲:KYONO
  • スクリプター:北濱優佳
  • スタイリスト:伊賀大介
  • 衣裳:荒木里江
  • ヘアメイクディレクション:山﨑聡
  • ヘアメイク:百瀬広美、風間啓子
  • 特殊メイク・造形:中田彰輝
  • 振付:八反田リコ
  • スタントコーディネイター:小池達朗
  • 操演:島尻忠次
  • 動物プロ:馬場光弘、内藤教夫

(ウィキペディア「TOO YOUNG TO DIE ! 若くして死ぬ」より抜粋)

感想とか (ちょっとネタバレ?)

 夜勤明けに、軽く面白く観られるのかなって思ったのですが、どう考えても選択を間違えましたね。あんまり軽くなかった……というか、重かったです。主人公の関大助(神木隆之介)くんに悲愴感が漂っていないところが救いで、作品全体を軽く観られるようにしてくれていますが、設定や背景を考えると、どういう気持ちで観たら良いのか分からない……(寝不足なアタマでは何も考えられません。いつもに輪をかけてアホのこですよ。ねむい。🐥💤)

🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾💥🚌🙀👹🎤🎸🎹🎶👿

 修学旅行で友だちに頼んでバスの席を代わってもらって、好きな女の子の隣になって、うれしい気持ちとか……なんだか微笑ましいなって思いました。おみやげやさんで手にしていたからって「安産祈願」のおまもりをプレゼントしてしまうとか、高校生の設定なはずだけど、まさか読めない……?(それか、ちゃんと理解したうえでデザインが可愛いからってプレゼントしたのかな?) トレードってことで、おやつにバナナをもらって、もぐもぐ食べる関くん。そこに、手塚ひろ美(森川葵)さんから「関くん、わたしのこと好きでしょ?」むぐっと喉に詰まらせながら、うなずく関くん。同じようなタイミングで、うしろの方からトイレ休憩を求める声。「もれそう」みたいな。手塚さん「わたしもー!」

 喉にバナナを詰まらせた席くんが激しく座席を叩きます。それに驚くか注意を持っていかれた運転手さんがハンドル操作を誤り、バスは谷底へ………

 誰が悪いわけでもないのに、なんでそんなことに………

 地獄で目を覚ました関くんが(なにせフライングで到着してしまったので)、致命傷を負っている感じの外見ではないところも、なんとなくこころ安らぐポイントではあります。

 「みんなは?」「こっちに来ないってことは、もうひとつのあの世。天国に行ったんじゃない?」「僕ばっかり、なんで地獄に……。」「カッコイイからだろ?」………そっか、カッコイイから……って、え?納得できない。なんで?

 盗撮は犯罪です。借りパクも良くないですね。でも、警察のお世話になるような犯罪はしていませんよ。(事故原因に少なからず関与してしまったというのは、あるかもしれないけれども)(でも、そこはグレーゾーンってことで……)

 関くんの頑張りで、事故がなかったことになるとか。みんな元気に修学旅行を終えることができるとか。いろいろトンデモ設定なんだし、そういう流れもアリかと思いきや、時間は遡らないっていうところはゆるがなくて、シビアだなって思いました。

 近藤さんの最期も、なかなかに容赦ないなって感じです。せっかく曲ができたのに、前向きになれたのに、子どもを助けようとしたのに……。子どもは助かって良かったねって感じですけど、助けようとした近藤さんが間に合わなかったなんて……(踏切内で立ち往生しているひとを見かけたら、停車ボタンを押してあげてください) でも、死神には近藤さんの想いは伝わらなかったかもしれない。自殺だと思われてしまったかも?

 

 関くんは、金曜日ごとに閻魔大王の裁きを受けます。現世で作曲した渾身の歌を披露して→「畜生道」小鳥の姿で現世へ戻ります。自分のスマホで手塚さんにメッセージを送ったり、盗撮動画をなんとか削除したり……元の家族に可愛がられ、そして大往生。その次は、ザリガニ。外へ出て早々に踏まれて死にます。そして、アシカ。賢くて、上手に芸をします。が、演技中に手塚さんを見かけて、近づこうと客席へジャンプ。椅子の角で頭をぶつけて、死んでしまいます。そして、犬。火事に巻き込まれた近藤さんの家族を助けようとして死んでしまいます。って、そろそろ思ったのですが、助けようとしたなら善行では?なのに、また地獄です?(自殺にカウントされてしまった?)

 そして、カマキリ。同じくカマキリになったじゅんこに追いかけられます。そして、交尾して、たぶん食べられる。そして、ようやく「人間道」。人間になれる……かと思いきや、その前に精子。競争に破れ、気づけば地獄。そして、地獄のロックフェスにて、皆の力でHマイナーのコードを響かせて、ようやく「天道」へ。

 なんだか、すっごくマッサージ店みたいな場所だなって思いました。地獄の描写は、あんな感じだったのに……。明るくて、いい匂いがして、空を飛んだりするんじゃないの?って思って、ウィキペディアで検索してみましたが、まぁ遠からずって感じでした。なんだか、発想が新しい感じがします。新しいというか、むしろ既視感というか。「TENGOKU」ってあたりで、もう、かなり胡散臭いです。カタコトの神とか。仏とか。ものすごくバイト感あります。いや、おもしろいけど……

 20デシベル以上の騒音をたてないようにと言われますが、静かにしていては近藤さんの想いは届けられません。関くんは、近藤さんの作曲した「天国」を披露します。死神に届いて、その他のひとからも拍手されます。神と仏に怒られます。ごはんがおいしく、いたれりつくせりな天国。でも、関くんには刺激が足りなくて、ドクロマークのスイッチを押して、再び地獄に戻ってしまいます。「地獄より地獄だよ」「行ったやつにしか分かんねえな。」HAHAHA!

 

 最終的に、閻魔大王のおまけで、再び小鳥として現世へやってきた関くん。おばあちゃんになった手塚さんの隣で「天国」を歌います。手塚さんもフルートを奏でて……。高校生の頃の姿の関くんが同じく高校生の頃の姿の手塚さんにキスして、小鳥がパタタッと羽ばたいて、映画は終わります。(小鳥がおばあちゃんになった手塚さんにキスしたってことかもしれませんね。でも、関くんの願いが叶って良かったね……という気持ちです)🦋

 

ドラマ『ゆるキャン△』

 ステイホームや外出自粛がお上から求められるようになって1年ちょっとになりますか……

 それと前後して、ウチの母のなかでブームになっているもの、それは「キャンプ」です。不要不急なことには変わりありませんが、人混みがダメと言うなら、大自然のなか、他人がいなければ良かろうという話ですね。「いや、いい」「家が1番」「せめてグランピングにしよ」「っていうか食事つきの温泉旅館が良い」などと、まったく興味ない勢の父とわたし。「一緒に行ってあげても良いよ」って、弟。優しいヤツだな!本当に!

 いや……こんなご時世ですから、旅館も難しいのは分かります。でも、どこかへ行くなら、あえて不便なところへ行くよりも、快適に過ごしたい。過ごさせてほしい。

 それはともかくとして、そんな母のキャンプ熱に応えて、本屋さんに平積みされていた「ゆるキャン△キャンプ道具」の本をプレゼントしました。表紙が可愛くて、なんだか分かりやすそうだから。そして、最近は鍋つきのムック本を見かけて、思わず手に入れてしまいました。2種類あって悩ましかった。近所の本屋さんからは、早々になでしこ鍋が消えてしまって、そうなると余計に欲しくなるのが人情というもので……すでに持ってるキャンプ道具の本の表紙もなでしこちゃんだし、でも「うまー鍋」も「絶対うまい鍋」もどっちも気になる!どっちがいいかな?弟!「なでしこ好き」そっか、そうだね!「うまー鍋」にしました。

 そんなこんなで、なんとなくアニメもちょこちょこ観ていましたが、Netflixで実写版を見かけたので観てみました!

作品紹介

ゆるキャン△』(英語: Laid-Back Camp)は、あfろによる日本の漫画作品。

概要

山梨県周辺を舞台に、キャンプ場でのリクリエーションや野外調理などといったアウトドア趣味の魅力と、それを身の丈に合った範囲で満喫する女子高校生たちのゆるやかな日常を描く。

登場人物

志摩リン(しま リン)演 - 福原遥

本作の主人公の一人。16歳。誕生日は10月1日。小学生に見間違われるなど小柄な体格をしており、腰まで伸ばした髪を頭の上で大きなシニヨンに結っている。

各務原なでしこ(かがみはら なでしこ)演 - 大原優乃

本作の主人公の一人。誕生日は3月4日。富士山を眺めるのが好きな無邪気で活発な女の子。料理は食べることも作ることも好きで、リンや綾乃いわく「うまそうに食う」。

大垣千明(おおがき ちあき)演 - 田辺桃子

本栖高校の同好会「野外活動サークル」の部長。誕生日は8月31日。騒々しく快楽主義的な行動派で、男気のある性格。自身が幼稚園の時に家族でキャンプに行って楽しんだのを、高校生になってから友達と一緒にキャンプに行くための決意としてあおいと共に野外活動サークルの設立を果たす。

犬山あおい(いぬやま あおい)演 - 箭内夢菜

野外活動サークルの一員で、千明と2人で同好会を立ち上げた創立メンバー。さり気なく皆をフォローするまとめ役。誕生日は3月4日。お姉さんらしく落ち着いた性格で、のんびりとした関西弁風の口調で話す。千明には「イヌ子」と呼ばれている。

斉藤恵那(さいとう えな)演 - 志田彩良

リンの学校の友達で、休日も自宅からキャンプ先のリンとSNSでメッセージを交わす間柄。誕生日は9月1日。お節介焼きで、なかなか素直になれないリンと他の登場人物との間柄を取り持つなどして、リンをサポートする。背後に忍び寄るなどして、他人の髪型に奇抜なアレンジを加えるというイタズラが好き。ちくわという名のチワワを飼っており、劇中ではしばしば連れ歩いたり話題にしたりしている。

各務原桜(かがみはら さくら)演 - 柳ゆり菜

原作第1話から登場。なでしこの姉。大学生。美人だがいつも気怠そうにしており、他人からは喜んでいるのか怒っているのか分かりにくいが、なでしこには機嫌の善し悪しが分かる。

鳥羽美波(とば みなみ)演 - 土村芳

本栖高校に赴任してきた新任の女性教師。担当教科は歴史。美人で優しそうという第一印象を持たれているが、前後不覚になるまで深酒するのが日課で、酒が入るとろれつが回らない口調になる。千明のアルバイト先でもある酒屋では毎日500ml・6缶セットの缶ビールを購入する常連客となっており、見かねた店員から陰で「グビ姉」というあだ名をつけられている。

(ウィキペディアゆるキャン△」より抜粋)

 すごくおもしろかったです。母が先に観始めていて「リンちゃんが可愛い」「リンちゃん好き」って言ってました。「なでしこは、可愛い感じ」とも。

 原作が大人気漫画で、アニメも人気で、そんな作品の実写化ということで、あまり期待していなかったのですが、ちゃんと原作に愛のあるスタッフさんたちが作っているんだなって感じで、とても良かったです。1話とか、原作やアニメとほぼほぼ変わらないんじゃ………。売れている作品に安易に乗っかった感じがしないところが、とても好印象でした。

 リンちゃん可愛い。クールで、ひとりで行動することを好むタイプだけど、ひととの関わりを拒絶しているわけじゃない。たまに、あわわってなることがあっても、自分で解決しようとしていて、良いなぁって思います。手慣れた感じでテントを設営するところとか、椅子を広げて、コンロを用意してって、なんだかルーティンな感じのところとか、手際が良くて、観ていて楽しいです。なんだかやってみたくなりますね。

 なでしこは、マイペースで食いしんぼう。でも、自分で料理することもできて、そのための食材やお鍋、コンロなどを携帯するのも苦ではないようで、素敵だなって思います。なでしこ鍋、おいしそう。

 どのキャラクターも可愛くて、魅力的です。ドラマのシーズン1を完走して、今度はアニメも観てみようかな。それから、ドラマのシーズン2も少し前(この6月)まで放送されていたみたいなので、観てみたいです。(AmazonPrimeVideoで観られるみたいです)

 リンちゃんが好きですが、他のキャラクターでは特に千明ちゃんが良いなぁって思いました。クセのある話し方で、テンションの高い独特なキャラクターを、自然体で演じていて、なんか同級生にいそうな感じ!ものすごく原作とアニメ、実写の折り合いがついている気がしました。パッツン前髪も似合ってます。

 

 印象深いシーンはたくさんあるけれど、手許にメモ書きしていた場面だけ引いておきますね。シーズン1-7話と8話あたり。ジャンバラヤも豚串麦飯もすごくおいしそうでした。なでしこ「人生のきっかけなんぞ 大体なんとなくじゃよ」リン「行き当たりばったりも旅の楽しみ方だって、おじいちゃん言ってたもんな」

 

 うまくいかないことも楽しんでしまえる余裕があったら、キャンプって楽しいだろうなって思いました。🦋

 

 

映画『僕らのごはんは明日で待ってる』

 なんとなくタイトルが印象に残っていて、前から気になっていました。いつか観ようと思ってマイリストに入れていましたが、7月24日配信終了とのことで慌てて試聴することにしました。

 原作は、あいにく読んだことがありませんが……瀬尾まいこさんは大好きです。『卵の緒』『天国はまだ遠く』『強運の持ち主』どれもこころに栄養が行き渡るような話だった気がします。(わたしの記憶力しっかり……!でも、なんだか勇気づけられた気分しか咄嗟に思い出せません。)『幸福な食卓』は、映画を観ました。『僕らのごはんは明日で待ってる』の原作も、近いうちに読んでみたいなって思います。読んでいない他の作品も。

作品紹介

僕らのごはんは明日で待ってる』(ぼくらのごはんはあしたでまってる)は瀬尾まいこによる日本の小説。

映画

2017年1月7日に公開。

キャスト 
スタッフ 

感 想 (と ネタバレ?)

🐾🐾🐾🐾🐾🙀🐱🍗

 なんか良かったです。わたしは好き。

 兄貴を病気で亡くして、高校生になってからは、ほとんど黄昏れて過ごしている葉山亮太(中島裕翔)。体育祭で、実行委員の上村小春(新木優子)と米袋ジャンプに参加することになります。黄昏れてる葉山に頓着せず、関わっていこうとする上村がマイペースで可愛いです。「私は絶対ポカリなんだ。この青いラベル見るだけで、失われた水分とイオンが補給されて、みるみる体力が回復する気がしない?」「……なんとなく分かる」

 でも、葉山の自分語りは「それ長くなる話?」「また今度ね」とバッサリ切っていく。距離が近いんだか、ドライなんだか……でも、そんな距離感がたそがれ葉山には丁度良かったんだろうなって思います。

 図書室で、死んだひとが出てくる話を借りて、読んで……ひと通り読んだら、また最初から借りて、読んで……を繰り返している葉山。そんな葉山に、家にあったからと紙袋いっぱいの「死んだひとが出てくる」小説をプレゼントする上村。たしかにミステリー小説は、どんどんひとが死にますね。たしかに。でも……そっちにいったか……

 上村に感化されて、閉じていた葉山の気持ちも開いていきます。最初は、高校卒業後は就職するつもりでいたのを、上村が進学するので、大学へ進学することを決めます。上村は女子短期大学へ行ったので、一緒の進学先には出来ませんでしたが、なんだかんだ友だちも出来て、大学では自分の居場所を見出すことが出来た葉山。ひとりでタイへ行ったり、上村は上村でひとりオーストラリアへ行ったり、ふたりで近所のデパートへ出かけたり、ケンタッキーへ行ったりします。

 

 兄貴の「明日、食べられなくなるのはお前かもしれない」(うろ覚え)っていうのは、食べられなくなる病気だったのかな。(消化器系の癌とか……?)「どんなときだって、食べなきゃもったいない」「食べろ、飲め」「死は誰にでも来る」だから、どんなときでも、おいしく食べるようにしてるっていうようなことを、葉山くんが言っていて、葉山くんのなかに兄貴は生きているんだなって思いました。誰もが、生きていたひとの何かを抱えながら生きているんだなって。

 

 出てくる食べものがおいしそうです。ケンタッキーのチキンとか、ふわふわのオムライスとか、クリームパンとか、和風な定食とか………。家でケンタッキーを再現しようとするとか、上村が考えることはおもしろいなって思います。きっと誰もが一度は試してみたいと考えるかもしれないけど、実際に試すひとは少数なのでは?!(おもしろい試みではあるけれど、ケンタッキーが食べたいなら、ケンタッキーで買ってくるのが大正解な気がします。)

 葉山からその話を聞いて、自分でも試してみようとする鈴原えみり(美山加恋)ちゃん。なんだか上村に対抗意識を燃やしているのかな……バチバチじゃないですか。素直で可愛い。葉山のことが好きなんだなって。前の彼女が葉山のなかにいることを気づいていながら、駆け引きとかせずに一生懸命で、なんか良いなぁって思いました。最後は別れるけど。きっと、えみりだけを見てくれる優しくて素敵なひとにいつか出会えるよ(知らんけど)という気持ちです。振られて当然ってキャラクターじゃなくて、きちんと魅力的に描かれていて、なんか安心しました。良かったです。

 

 「わたしが泣いているときは、相当よわってるときだから、助けに来てね」(だったかな?) 葉山は、想い出の屋上から据付の双眼鏡で周りを眺めていて、病院の屋上で泣く上村を見つけます。そして、上村の許へと駆け出します。途中、ケンタッキーの前にあるカーネルおじさんを勝手に持ち去って………

 

 なんだかドキドキしながら観てましたが、誰にも咎められることなく、そのあとも普通に過ごしているようだったので、怒られる前にこっそり戻しておいたのか、あとから事情を話すかしたのかな……途中で誰かに声をかけられるとか、咎められるとかしていたら、なんだかもやもやしてしまったかもですが、そういうやりとりがなかったので、そういうものなんだろうなって、謎の説得力がありました。(きっと、なんとかなったんだ!)

 

 最後のキスシーンが好きです。食卓越しって、なかなか新しい……そして、何事もなかったかのように食事に戻る……いや……なんかお互いにフフッて感じなのかな……。これからも、そうやってふたりで食事をしていくんだろうなって感じられて、あたたかくて穏やかな気持ちになれる終わり方だなって思いました。🦋