ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『くれなずめ』

 公開前から気になっていました。たしか、Youtubeかなにかで映画公開記念のイベントが配信されたんじゃなかったかな……(朝の情報番組かなにかで見かけたにしては、ボリュームがあったような気がするし……Youtubeなのは間違いないはず……ってありました。コチラです!) 

youtu.be

 ホーム画面にオススメが出てきたからか、ツイッターのプロモーションで見かけたからか、そのあたりは忘れてしまいましたが、生配信で見た……ような気がします。(今でも見られるみたいなので、もしかしたら生配信後に見たのかもしれません。半年前の記憶があやふやです……)

作品紹介

『くれなずめ』は2021年5月12日公開の日本映画。新型コロナウイルス感染拡大の状況に伴い、公開の延期が発表されたが、同年5月10日に新たな公開日が5月12日に決定したことが発表された。監督・脚本は松居大悟、主演は成田凌

概要 

松居自身の実体験を基にしたオリジナルの舞台劇の映画化で、友人の結婚式で余興を披露しようと久しぶりに再会した高校時代の旧友同士が、結婚式の披露宴から二次会までの間、自分たちの過去に思いを巡らす様子を描く。

タイトルの『くれなずめ』は、日が暮れそうで暮れない様子を表す“暮れなずむ”を変化させて命令形にした造語で、「前に進もうとも様々な障害が立ちはだかったままで思い通りに進めない」という意味合いとしている。

キャスト 

  • 吉尾和希 演:成田凌 高校時代に清掃委員をしていたが、明石に誘われて演劇の道に進む。
  • 明石哲也 演:若葉竜也 欽一が主宰する劇団に所属する舞台役者。
  • 曽川拓 演:浜野謙太 和希たちの後輩でサラリーマンをしており、唯一の既婚者。
  • 田島大成 演:藤原季節 和希たちの学生時代の後輩で会社員。
  • 水島勇作 演:目次立樹 ネジ工場で働く作業員で6人の中で唯一地元に残った。
  • 藤田欽一 演:高良健吾 劇団を主宰する舞台演出家。
  • 弘美 演:飯豊まりえ ウエディングプランナー
  • 愛 演:内田理央 曽川の妻。
  • 清掃委員の後輩 演:小林喜日 演:都築拓紀四千頭身
  • 松岡 演:城田優 吉尾らの同級生。
  • ミキエ 演:前田敦子 吉尾らの同級生。高校時代は吉尾とともに清掃委員をしていた。
  • 滝藤賢一
  • 近藤芳正
  • 岩松了
  • パパイヤ鈴木

スタッフ 

  • 監督・脚本:松居大悟
  • 主題歌:ウルフルズ「ゾウはネズミ色」(Getting Better / Victor Entertainment)
  • 製作:森田篤、佐々木卓也、太田和宏、村上正樹、宮前泰志
  • プロデューサー:和田大輔
  • 協力プロデューサー:永田芳弘
  • アシスタントプロデューサー:横山一博、狩野修吾
  • 撮影:高木風太
  • 照明:秋山恵二郎

(ウィキペディア「くれなずめ」より抜粋)

感 想 (ネタバレも!)

 ものすごく自然に内容に触れてしまうと思うので、まだ観ていないかた、これから観ようと思っているかたは、また後ほど!

 公開されたばかりのように思っていたのですが、もう家で観られるなんて……こんなご時世だからですか?!ありがとうございます。誰に感謝したら良いのでしょう……(監督です?)

 AmazonPrimeVideoで観られます。すごく気になっていたので、とてもうれしいです。本当は映画館に行きたかった!でも、ありがとうございます。

 

 

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 イベントのインタビューを観ていたからか、ぼんやりと「この中のひとりだけ亡くなっている(設定)」と思いながら観ていました。ちょっとだけ、謎解きというかミステリーを読んでいるような気持ち。でも、ある意味それは裏切られました。

 そういう話じゃなかった!

 感想をひと言でまとめるなら【独特】です。ユニーク、唯一無二、どこにもなかった、そんな感じ。なんとなく、無意識に繰り広げてしまう「多分こんな感じ?」という想像を次々にへし折っていく。ある意味、感性が合わないってことなのかもしれませんが、そこがクセになるというか……なんだか違和感がそのまま印象深く残っているというか、そんな感じです。

 おいしかったかどうか聞かれると、なんとも答えにくいけれど、忘れたころにまた食べたくなるなにか……みたいな。

 

 なんとなく始まってすぐの場面では、ごく最近に亡くなったのかなって思ったんですよね。49日が経っていなくて、みんなに見えているのかなって。でも、そうじゃないらしいっていうのは、割と早い段階で分かって、そうなると高校時代のどこかだったのかなって思いながら観ていて、でもよく分からなくて、みんなが回想するけれど、そこにはいつも彼がいて、幽霊なのか実態なのかが定かでないというか……

 でも、途中で4回忌の場面が出てきて、それなら去年は3回忌だったんだろうなって。そうなると亡くなったのは……って、みんな引き留めすぎじゃないですか?なんで、みんなに見え続けているの?それとも誰かひとりが、それだけの執着というか、なにか強い想いを抱えているの? (お菓子をもらいに来たひとみたいになっちゃって……ってとこ、なんか分かる気がしてしまいました。言っていることとリンクしているわけじゃないけれど、気持ちはすごく分かる気がする。) 

 

 なんだか湿っぽくならずに、終始からりとしているところが良いなって思いました。

 なんだか、最後に彼と会った場面を話しているとき、不穏すぎてドキドキしました。引き留めて、みんなで話して、泊まっていけよ、このまま飲みに行こうぜってなるけど新幹線の時間があるからって彼は帰って、間に合わなかったら電話するってなって……電話はかかってきたけど誰も気づかなくて、そんな彼は夜行バスで帰ることになる。

 ……………なんのフラグですか?!すごくゾワゾワしました……

 でも、違った。てっきり、電話に出なかったから、引き留めなかったからっていうみんなの後悔かと思った……ある意味、それは間違ってはいなかったみたいですけど。

 

 たしかに夜行バスで帰ってしまったそれは最後に会ったときだけど、それから半年後くらいに心臓の病気であっけなく逝ってしまったとのこと。

 

 舞台劇の映画化だからなのか、たまに気持ちが迷子になることがあって、浮かんだ涙もひっこむというか……でも意味が分からなさすぎて、かえって印象深くなっているというか、そんな感じがしました。

 二次会までの時間を持てあまして、引き出物の紙袋を片手にぶらぶら歩くひとたち。彼との過去に想いを巡らす途中で、彼の分の引き出物をずっと持っていることに気づいて、そのへんの地面に埋めようと、みんなで穴を掘り出します。結婚式に出たままのフォーマルで?! それを、通りかかった男性が見咎めます。「そこ、うちの畑でなにやってるの?」「穴、戻しておいて!」ド正論!でも、顔が彼ですけど……すごくよく似てるひとなのかな。遠い親戚……なのかな?

 と思ったら、なんだか高校時代に披露したという演劇の再演なのかと思わせるような謎のフェニックス化。バッサバッサ。厳かな言葉を吐くフェニックス。バッサバッサ。(なんだか回想シーンと台詞が違っている気がしますが……) と思ったら、みんなの心臓が飛び出て、わぁーってなって、気づけば天国らしき花畑にいて、「いやいや記憶を美化しすぎでしょ」「いいように書き換えればいいんだよ」(だったかな?)そんな感じのことを彼に言われる。みんなで、あのときのダンスを踊って、そのあとは最後に会った場面を再現して、みんなで新しい記憶を作り上げます。といっても、引き留めるわけでもなく、今度は電話に出るという改変でもなく、ただ別れ際に「またな」っていうだけ……それだけ。過程が、ものすごくぶっ飛んでいるのに、すごく気持ちが乗ってしまうから不思議です。みんなが、その先を知っているから、実際の過去の無邪気な感じがなくて、うっすら涙ぐんでいるというか、悲しみに流されないようにしている感じがするとか……あぁ、でも良かったなって思いました。

 そのあとは、彼は出てこなかったし。というか、みんなに見えなくなったし……。「暮れなずんでるなぁ」「あぁ」

 ……………ですね……

 

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 って、このあたりで切り上げておけば丁度いいのでしょうけど、蛇足と分かりつつ……あともう少しだけ。

 結婚式の披露宴で余興として踊って、ものすごく引かれたっていう場面自体は描かれていなくて、観ていて居たたまれない気持ちになることがないところも良いなぁって思いました。(分かりにくい。でも、ならないって言うのとはちょっと違う)

 それから、完全にわたしの読解力の問題だと思うので、覚え書きとしてですが……終盤にみんなで赤フン1枚で踊っているのは書き換えられた過去って認識であってますか……。だって、披露宴では田島が日和ってフンドシにならなかったって言ってたはずだし。かといって、二次会……ではないですよね?(会場に向かっているところのはず) また観ることがあったら、確認します!✒️

映画『コンフィデンスマンJP』

 前から気になっていました。

 ドラマは、少しだけ観ていたのかな……でも、次回に続くっていうのは、あまり肌に合わない感じでした。勤務が不規則なので、次も必ず観られるとは限らないですし、気になる状態のまま引き延ばされても、もやもやするだけです。まとめて観たい!(スペシャルドラマは、家族で楽しく観たような覚えがあります)

 そんなこんなで、映画!おもしろかったです!最高でした!

 Netflixでは第1作のロマンス編、AmazonPrimeVideoでは第1作のロマンス編・第2作のプリンセス編の両方を観ることができます!

 親切設計なので、ドラマを観ていなくても楽しめます。とりあえず、主要登場人物の3人・ダー子(長澤まさみ)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)だけ把握していれば大丈夫だと思います。なので、興味を持たれたかたは、是非ご覧ください!

作品紹介

『コンフィデンスマンJP』は、2018年4月9日から6月11日まで、フジテレビ系「月9」枠にて放送されたテレビドラマである。

ストーリー 

コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子・ボクちゃん・リチャードの3人が、悪徳企業のドンやマフィアのボスなど欲望にまみれた金の亡者達から、あらゆる手段を使って金を騙し取る。

(ウィキペディア「コンフィデンスマンJP」より抜粋)

 ご覧になりました? いかがでしたか?

 わたしは、すっごく楽しめました。おもしろかった! ひとりで観たのですが、今度は母たちが家にいるときに一緒に観るのも良いなぁって思います。同じような想いだったら、わたしとハイタッチですね。わぁい!ヽ(*・ᗜ・)人(・ᗜ・* )ノ 

映 画『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』

『コンフィデンスマンJP -ロマンス編-』は、フジテレビジョン開局60周年記念作品として、2019年5月17日に公開された。監督は田中亮、脚本はドラマと同じく古沢良太。香港を舞台にし、日本、香港で撮影が行われた。

キャスト(映画第1作) 

スタッフ(映画第1作) 

  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:fox capture plan
  • 主題歌:Official髭男dism「Pretender」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 製作:石原隆、市川南
  • 企画・プロデュース:成河広明
  • プロデューサー:梶本圭、草ヶ谷大輔、古郡真也
  • 撮影:板倉陽子
  • 照明:緑川雅範

映 画『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』

『コンフィデンスマンJP -プリンセス編-』は、2020年7月23日に公開された。8月28日、興行収入が前作『ロマンス編』の29.7億円を超え、30億円を突破したことが明らかになった。撮影はマレーシアのランカウイ島で行われた。

キャスト(映画第2作) 

スタッフ(映画第2作) 

  • 監督:田中亮
  • 脚本:古沢良太
  • 音楽:fox capture plan
  • 主題歌 : Official髭男dism 「Laughter」(ポニーキャニオン / ラストラム・ミュージックエンタテインメント)
  • 製作:石原隆、市川南
  • 企画・プロデュース:成河広明
  • プロデューサー:梶本圭、古郡真也
  • 撮影:板倉陽子
  • 照明:緑川雅範

(ウィキペディア「コンフィデンスマンJP」より抜粋)

 映画第3作の『コンフィデンスマンJP -英雄編-』は、2022年1月14日に公開される予定とのことです。楽しみですね!

感 想 (σ'∀')σ<ネタバレ!

 (というのは、ウィキペディアのキャスト紹介そのものでは……)

 「屍人荘の殺人」もそうですが、犯人や内容が分かってしまうみたいなところ……ありますよね。それこそが、ウィキペディアと言ってしまえば、まぁそうなんでしょうけど。先に見てしまうと、楽しさが半減してしまうかもしれず、もったいないかなって思いました。

 映画を観ていてキャラクターの名前を把握しきれず、たまにウィキペディアに頼ってしまうので、注意が必要だなって……(公式サイトのほうが間違いないかもですね!)

 -ロマンス編-

恋は、いつだって自分を欺くことから始まり

他人を欺くことでおわる

これが世間でいうロマンスというものである。

オスカー・ワイルド

 おもしろかったです!(何回言うの?)

 冒頭に名言が提示されていて、本編が始まって、終わってみれば、すべてがキレイに回収されている。大好きです!

 ダー子が強いところが良いなぁって思います。ヒーローが最初から最後までヒーローであることって大事です。そして、とてもやさしい。筋が通っている感じがします。悪ぶってみても、仲間を見捨てない……のかな?

 お弟子ちゃんが出てきて、キャッキャしているところが可愛いです。そんななか足元をすくわれてしまったら、とても寂しい。仲間に裏切られたり、後ろから刺されたりするようなものですよね。裏切ってしまうほうも、情が移れば気持ちは複雑でしょう。

 でも、そこは……なにせダー子さんですので!

 オセロの白黒がひっくり返るように、最初と最後に見える真実がまったく違っていて爽快でした。お弟子ちゃんが、ちゃんと救われていて良いなぁって思いました。

 

 って言っても、ひとつだけひっかかったのは、ラン・リウさんが騙されていたと気づいて、周りのものに当たり散らす場面。その場には、赤星栄介(江口洋介)もジェシー(三浦春馬)もいないんだから、別にそこまでの演技は必要なかったのでは……? とはいえ、実際にあったことではなく、たぶんこうだったんじゃないかと真相を明らかにする場面だったので、その部分は想像だったのかもしれません。(わたしの読解力が足りない……)

 本当の真相が明らかになったときに、なんとなく(さっきのアレってなんだったのかな?)って思ってしまいました。まぁ、だからこそ余計に最後の祝杯が味わい深いわけで………

 

-プリンセス編-

他人より優れていることが

高貴なのではない

本当の高貴とは

過去の自分自身より優れていることにある

アーネスト・ヘミングウェイ

 こちらも好きな感じでした。

 うっかりガラスの靴をもらったシンデレラが、自身の思いやりと優しさで、本当のプリンセスになっていくような話。

 ダー子、イイキャラクターしてます。それから、ボクちゃんも。なんか、振り回されているだけじゃなくて、ちゃんと自分の意見もあって、ぼやきながら頑張ってるところが良いなって思いました。足を引っ張るキャラクターがいないところも素敵です。

 ハラハラドキドキして、それがちゃんと回収される。

 敵役の赤星栄介(江口洋介)もどことなく憎めません。いつもダー子にしてやられてますが、3人を手にかけたときは心なしか涙を浮かべていたようでもあって……実はダー子たちのことを気に入っていたんじゃありません? なんだかアンパンマンバイキンマンみたいだなって思いました。なんとなく。

 ダー子たちの計画がうまくいって、してやったりという感じなのですが、最後の回想っぽい場面で、実はダー子たちの会話を聞いていたレイモンド・フウが「それは良いアイデアだ!」と彼らの意見を採用したかのように描かれていて、それはダー子たちには知る由もないことなのですが、観客は知っている。だから、これから先の心配は要らないと確信できる。

 そういうところ、共犯関係というか、監督からの目配せというか、なんだか良いなぁって思います。

 

 なんだか、すっかり長くなってしまいました。最後まで読んでくださって、どうもありがとう!💋

みんなには内緒だよっ☆

 こんにちは。参加賞と景品につられてやってきたわたしです。

 はてなブログさん、10周年おめでとうございます。ますますのご発展とご活躍をお祈り申し上げます。なんというか、みんなが集える楽しい広場……みたいな場所を提供してくださって、ありがとう。感謝しています。大好きです。🐥💓

  さて、そんなリップサービスも交えつつ(少しは本当も含まれていますよ?)、はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」ブロガーって名乗れるほどの活躍はしていないのですが……楽しそうな波に乗ってみようと思います!

🌠ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?

 自分のノートみたいに、いろんなことを書けたらいいな……と思ってつけました。というか、使いたかった名前が軒並み登録済みだったので、組み合わせでこんな感じに……今では気に入っています。ブログ名は、登録したときのまま変更できないと思っていたら、どうやら変えられるらしいということを最近知って、現在の名前にしました。こちらの由来は「掟上今日子の備忘録」からです。(なんとなく忘備録がしっくりきていたのですが、好きな作品に近づけてみました!) 

🌠はてなブログを始めたきっかけは?

 なんとなく、です。ブログを始めたころは、映画館へ映画を観に行ったり、DVDやBDをレンタルして観ることが多かったので、映画の感想なんかを書ける場所がほしいなって思いました。ツイッターでは、思いもよらないひとに情報が届いてしまうことがあるので、ネタバレを気にすると気軽に書けないなって……(フセッターを有効活用すれば、良いんですけどね)

 それから、放送中のドラマや上映中の映画に限らず、旧作であっても自分の好きなものや観たものについての感想を残しておきたいという思いもあったので、マイペースに続けられそうなブログにしました。(なんとなくツイッターは「鮮度」と「共感」が大事かなってところがあります)

 ブログを開設するにあたって、検索上位に来たのが「はてなブログ」。それが、はてなブログさんとの出会いでした✨

🌠自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?

 星をつけてもらえると、たくさん共感してもらえたのかなってうれしくなります。読んでくださって、コメントくださって、どうもありがとう💕

mionote.hatenablog.com

 ちなみにウチの近所のコメダは、キャンペーン終了の10月31日をまたずして「コメ牛は売り切れ」になってしまいました。たまたま行ったその日が品切れだったのか、すでにないのか不明ですが……店員さんの返事だと取り扱いがなさそうでした。残念。

 お近くで見かけた際は、是非お試しを! 

🌠ブログを書きたくなるのはどんなとき?

 最近は日課にしているので、なんとも……

 仕事が大変なので、世間に告発したいとき……でしょうか。

🌠下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?

 17記事くらい。映画の感想を書こうと思って、タイトルだけ入力して、そのままになっているものがほとんどです。映画館へ観に行った作品は、タイムリーであることや、鑑賞料金を払っているという意識もあってか、なんとなく辛口になりがちです。

🌠自分の記事を読み返すことはある?

 あります。

 誤字・脱字はなかったかなって。たまに見つけてしまうと、しれっと修正してます……(わたし、失敗しないので)

🌠好きなはてなブロガーは?

 あなたです!(適当)

🌠はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?

 これから先の10年も、ますますご活躍ください!

🌠10年前は何してた?

 2011年は、住宅建材の卸売会社で事務職をしていました。

 それから、語学留学していた友人のMちゃんを訪ねて、初めてアイルランドへ行きました。語学力は残念なのに……やろうと思えば、なんだってやれるものです。時期が時期だったからか、いろんなひとの優しさが身にしみました。

 ひとり旅なんて、行くまでは心配しかなかったですけど、自分で飛行機を運転するわけではないのだし……なんとかなるものですね。どんな乗りものも、行き先さえ間違わなければ、目的の場所へ連れて行ってもらえますから。

🌠この10年を一言でまとめると?

 変化!

 わたし自身について言えば、OL辞めて、無職になって、派遣に登録してアルバイトしながら専門学校へ通って、小さな頃からの夢だった看護師になりました。まさか、こんな感染症とともに生きる時代がやってくるなんて……思ってもみませんでしたよ。

 それから、以前はレンタル屋さんで借りていた映画も、近ごろはNetflixやAmazonPrimeVideoで観ています。最初のうちは不安でしたが、使いはじめてみれば便利です✨

 弟が出張に行ったり、帰ってきたり……祖母が認知症になったり、そのせいで両親が祖母宅と自宅とを頻繁に往復するようになったり、いろいろなことがありました。

 ともあれ、家族が健康で、大きな不安もなく、穏やかに過ごせているので、これはもうしあわせってことで良いんじゃないかと思います。稼ぎは少ないけれど、食べるのには困ってないです。

 

 そんなこんなで、わたしの10の秘密でした!(そんなタイトルでしたっけ?!) ほかのみんなには、内緒……ですよ? 

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 「こんな自分でも、誰かの役に立てるんだって、胸を張って生きていけたら、それが一番の夢だから。」(by.鹿目まどか)

ドラマ『東野圭吾「分身」』

 東野圭吾さん作品のメディア・ミックス。WOWOWの連続ドラマW枠で放送されたみたいです。今から、9年前の作品。

作品紹介

『分身』(ぶんしん)は、東野圭吾推理小説

あらすじ 

札幌に住む18歳の女子大生 氏家鞠子は、中学生の時、両親と離れて函館で下宿しながら学校に通っていた。母親はとても優しかったが、自分とは目を合わせて話してくれないことで、小学校高学年頃から自分は嫌われてるのではないかと思い始めていた。そして中学生の時、その母が火事で不審死した過去を持つ。父親は母の死について全てを知っているようだった。

数年後、火事で亡くなった母の遺品を見つけた鞠子は、自分の出生の秘密を探り、自分に瓜二つの『双葉』という女性の存在を知る。鞠子は、その謎を解き明かすことを決意し、真相に近づいていく。

東京の20歳の女子大生 小林双葉も、自分の存在に疑問を持ち始めていた。双葉はアマチュアバンドのボーカルをしていたが、なぜか母親からテレビ出演を強く反対されたのだ。

そして、鞠子と双葉の二人が動き始めるとき、生命工学における「禁断の領域」が姿を現し始めるのだった。

テレビドラマ 

2012年2月12日から3月11日までWOWOWの連続ドラマオリジナルドラマとして長澤まさみ主演で、全5回にわたり放送された。

キャスト 

スタッフ 

(ウィキペディア「分身(東野圭吾)」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?)

 少し前に『ダイイング・アイ』を観ていて、他のメディア・ミックス作品も気になっていたので、見かけたときにウォッチリストに入れていました。(なんとなくフセンとか覚えみたいな感じで使っています。ゴチャッとし過ぎるから、多用のし過ぎは良くない……)(AmazonPrimeVideoにて!)

 原作は「1993年9月に集英社より刊行され、1996年9月に集英社文庫より文庫本が出版された(ウィキペディア)」とのことで、ドラマオリジナルの設定があったのかなって思いました。昨年の大震災の復興支援としてチャリティーイベントがおこなわれた……という場面、ドラマの時期を考えると、なんとなく東日本大震災のことかと思ってしまいました。でも、もしかしたら文庫化の際に加筆された可能性もなくはない……のかな。(それなら、阪神淡路大震災が念頭にあったのかしら) またしても、答え合わせではないですが、原作も読んでみたいなって思いました。

 

 この時期のドラマは、なんとなく難しかったように思います。なかったことにはできないし、言及しないのもおかしいけれど、どのあたりまで深く作品に関係させるのが適切か……その距離感みたいな。今のドラマで、新型コロナウイルス感染症をどこまで反映させるか……みたいなものでしょうか……(観測範囲では、それほど見かけませんね)(出演者が全員マスク……みたいなドラマは、まだないように思います)(内容がおもしろければアリだとは思いますけど、需要がないんでしょうか……?) 

 

 当人にとっては重大な問題で、自身の存在意義をも脅かされるようなことかもしれませんが、正直あんまり響かなかったです。大自然の驚異の前には、ひとはあまりにも無力です。今ここにあなたがいて、わたしがいて、元気で生きている。それで良いじゃないですか。それが、すべてじゃないですか?って気持ちになりました。「わたしとは……」みたいな哲学は、平和で安全な時代でないと成り立たないです。

 双子だからって、おなじ人物ではないですよね。DNAがまったくおなじだからって、ひとがふたりいれば、それぞれが別の人格をもった、別々の人間ですよね。たとえ嗜好が似通っていたとしても……。自分のクローンを創り出そうとする政治家さんが出てきて、行動原理が謎だなって思いました。クローンをつくったところで、自分の意志を引き継げるとは限らないのでは? それは、あなたとは別の人間では? それを研究するくらいなら、健康で長生きとか、なんなら不老長寿を望むくらいがまだしも納得できるなって思いました。

 

 とはいえ、『曲がれ!スプーン』では元気いっぱいのADだった長澤まさみさんのシリアスな演技を堪能することができます。それから、幼少期を上白石萌歌さんが演じていて、可愛いなって思いました。🦋

 

映画『曲がれ!スプーン』

 サムネイルとあらすじが気になったので、観てみました。AmazonPrimeVideoにて。今から12年前の作品……って、干支がひと回りしているじゃないですか?!

……………そうですか……(遠い場所へ想いを馳せてしまいますね)

作品紹介

『曲がれ!スプーン』(まがれ!スプーン)は、上田誠の戯曲。『冬のユリゲラー』(ふゆのユリゲラー)と題して劇団ヨーロッパ企画により2000年12月に初演。2度の再演を経て、2009年12月に『曲がれ!スプーン』と改題して改訂再演され、同年10月23日に早川書房より刊行の同名戯曲集に収録された。街はずれの喫茶店「カフェ・ド・念力」を舞台に、日頃隠している超能力を仲間同士で披露するためクリスマス・イブに密かに集ったエスパーたちが予期せず紛れ込んだ部外者に秘密を守ろうと悪戦苦闘する姿を描いたシチュエーション・コメディ

映 画

『曲がれ!スプーン』(まがれ!スプーン)は、『踊る大捜査線』シリーズで知られる本広克行監督による日本映画。主演は長澤まさみ。原作・脚本は、劇団・ヨーロッパ企画上田誠。同劇団による舞台作品『冬のユリゲラー』を基にしている。2009年11月21日公開。

キャスト(映画) 

  • 桜井米:長澤まさみ/幼少期:熊田聖亜熊田胡々 本作の主人公。超常現象バラエティ『あすなろサイキック』の女性AD。
  • 早乙女:志賀廣太郎青年団 喫茶店『カフェ de 念力』のマスター。超能力(透視や予知など)に関しては、現在修行中。
  • 河岡:諏訪雅(ヨーロッパ企画 サイコキネシスを持つエスパー。工場勤務。
  • 井手:川島潤哉コマツ企画) エレキネシス(自らの意思で電子機器を操作できる)を持つエスパー。家電は苦手。
  • 筧:中川晴樹(ヨーロッパ企画 透視能力を持つエスパー。時折、卑猥なことに使うこともある。
  • 椎名:辻修(動物電気 テレパシーを持つエスパー。人の心が読めるが、繊細な性格で読みとった内容に傷つく事も少なくない。終始冷静で、心優しい人物である。
  • 小山:三宅弘城ナイロン100℃ テレポーテーションを持つエスパーと紹介されるが、正確には、5秒間だけ時間を止めてから自力で移動するため、実際にはテレポートではなくタイムストップという能力を持つ。うどん屋勤務。
  • 神田:岩井秀人(ハイバイ・青年団 通称:細男。由来は、身体が細いから。エスパーではなくいわゆる「びっくり人間」
  • 寺島進 通称:へっちゃら男。本人が飼う毒蜘蛛に刺されてもへっちゃらという、「びっくり人間」
  • 松重豊 河岡の勤務先の工場長。彼のテレキネシスにより数メートル飛ばされ、病院送りとなった。
  • 甲本雅裕 湾岸テレビの番組『あすなろサイキック』のディレクター。
  • 三代目魚武濱田成夫 通称:UFO男。テレビ番組『あすなろサイキック』に出演している。
  • コースケ・マツイ:ユースケ・サンタマリア(友情出演)テレビ番組『あすなろサイキック』の司会者。
  • 中村康則:平田満 テレビ番組『あすなろサイキック』に出演。編集長(テロップより)。超常現象をとにかく肯定する人物。
  • 外山幸一:木場勝己 テレビ番組『あすなろサイキック』に出演。教授(テロップより)。超常現象否定派。ただし、番組では改めて否定する必要もないものしか、出てきていない。
  • 永野宗典 喫茶店『カフェ de 念力』の近所にある洋菓子店ワールドの店員。クリスマスのため、トナカイの扮装をしている。

スタッフ(映画) 

(ウィキペディア曲がれ!スプーン」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 街はずれの喫茶店「カフェ・ド・念力」を舞台にって、それだけで期待しかないです。「カフェ・ド・念力」って、なんていうか「そのまますぎて」「そのままじゃない」というか……………「喫茶・念力」でも「カフェ・ド・エスパー」でもないところにこだわりを感じるというか……ワーナニソレオモシローイ!٩(ˊᗜˋ*)و

 

 小さな頃に隕石とUFOを目撃しており、世のなかには不思議なことがある!と超常現象を信じている主人公・桜井米(長澤まさみ)。超常現象バラエティ『あすなろサイキック』のADです。

 ある日、上司からの命令で「視聴者からの情報を頼りに超常現象やエスパーを探す番組企画」の担当を任されることとなり、意気揚々と日本全国をめぐります。でも、どの情報もインチキばかり。見間違いだったり、勘違いだったり………。それでも、あきらめずに、次こそ!と情報提供者との待ち合わせ場所に向かいます。その待ち合わせ場所は、奇しくも「カフェ・ド・念力」

 そこには、日ごろ隠している超能力を仲間同士で披露するためエスパーたちが密かに集まっていたのです!「貸し切り」の札をものともせず入店してくる神田。折しも、マスターが新しいエスパーを紹介したいと言っていたということもあり、誰もが新入りだと疑いません。軽いジャブとばかりに、自分たちの能力を次々に披露します。だんだんと腰が引けていく神田。自分の番になって披露したのは、細いところを通れる「細男」でした。

 

 同士じゃなかった!と判明して、みんながインチキだと主張しだすあたりがおもしろかったです。アワアワしてる。そして、なんとか誤魔化せそうだ……となったあたりで、テレポーテーションで出現する小山。……………言い訳できないやつ……

 そして、みんなの秘密を守るために、神田に絶対に言わないように圧をかけます。

 

 そこへ登場するAD・桜井米さん。情報提供者の神田さんと待ち合わせをしていたのです。本物のエスパーに囲まれて、神田さんの能力を取材する米さん。インタビューしたあとに、機材を出して撮影します。秒で、超常現象ではないことが判明します。あー、うん、わかってました……くらいのテンションで帰ろうとする米さん。名刺入れのなかに、逃げ出した毒グモがいるんじゃない?という透視能力者・筧の情報に浮足立つ面々。エスパーの能力を駆使して、上着を脱がせることに成功し、なんとか名刺入れを確認します。しかし、その中身は……………

 

 失意のなか、とぼとぼ帰宅する米さん。それを見送った面々は、自分たちの能力は隠したまま、彼女に超常現象を見せてあげようと奔走します。時は、クリスマス・イブ。みなの力で、夜空を駆けるサンタクロースを作りあげました。スクープをものにすることができて、よろこぶ米さん。超能力を使ってはいるけれど、やってることはヤラセというかインチキですよね。……でも、米さんがうれしがっているなら、まぁ良いのかな……

 

 でも、本当は………

 最後に、ふたたび椎名さんと握手します。そこで、椎名さんが想いを読み取るというよりも、逆に(みなさんのことは、誰にも言いません!)とメッセージを送られてしまいます。そういう使いかたがあったんですね?!

 なんとなく、寂しくない終わりかたで良いなぁって思いました。せっかくだから、舞台版も観てみたいな……。🦋

 

映画『新しい靴を買わなくちゃ』

 AmazonPrimeVideoで見かけたので、なんとなく観てみました。実は、6年くらい前にも観ています。って、前に観たのがいつだったかは覚えていなかったんですが、たまたま別媒体に感想を残していました。(つぶやいてみるものです……🐥)

作品紹介

新しい靴を買わなくちゃ』(あたらしいくつをかわなくちゃ)は、2012年公開の北川悦吏子監督による日本映画である。フランス・パリを訪れたカメラマンの男性と、現地在住の日本人女性が出会い、共に過ごす3日間を描く恋愛映画。

キャスト 

スタッフ 

(ウィキペディア新しい靴を買わなくちゃ」より抜粋)

感 想 (ネタバレ?!)

 映画自体は、9年前に公開されているみたいですね。

 ちなみに、前に観たときの感想 → 「知り合いが向井さんのファンで映画館に観に行って、すごく良かったって聞いてたけど、良かったです。あおいさんが、すごく可愛かった。あと妹のすずめちゃん。恋愛ドラマは、ヒロインがひたすら可愛いっていうのが王道で素敵だと思います。乙女的には!(ΦωΦ´)」🕊️

 

 モノクロの写真でパリの風景が切り取られていて、いつの間にか八神千(向井理)と鈴愛(桐谷美玲)が写り込んでいて、荷物を受け取って、パリに到着する様子が描かれています。なんだか、とっても素敵です!

 

 兄と一緒に来ておいて、サクッと置き去りに彼氏さんの元へ向かう鈴愛ちゃん。振り回す系の妹で、とても可愛いです。言葉は不自由そうだけど、下調べやホテルの手配は自分でやっていて、なんだかんだしっかりしていそうです。なので、そのあたりは心配なさそうですね。

 それなら、なぜ兄と一緒に来たのか? 鈴愛ちゃんにとって、兄は「お守り兄ちゃん」。産まれたときから、勝負ごとの時なんかに兄が近くにいると何故かうまくいく。そんな刷り込みから、今回も勝負に勝つために連れて来た……みたいです。(鈴愛ちゃんの彼氏・カンゴ役が綾野剛さんでした。気づいてなかった!なんというか覇気がないというか……顔はそのままなんだけど、役柄からなかのひとの名前が出てこないっていうか。役者さんってスゴイなぁ)

 

 妹に置き去りにされて、自分の上着に怒りをぶつける兄・八神千(向井理)。たまたま通りかかって、道に落ちていた冊子で足を滑らせて、転んでしまう勅使河原アオイ(中山美穂)。転んだ拍子に、ハイヒールの踵が折れてしまいます。アオイさんが踏んでしまったのは、千のパスポートで……お互いに踏んだり蹴ったりですね。アオイさんは先を急いでいたので、大使館の場所をメモしたものを渡して、行きがかり上どうなったのか気になるのでと自分の連絡先も伝えて立ち去ろうとします。ヒールの折れた靴で。

 それを引き留めて、手持ちの道具と瞬間接着剤で修繕してあげる千。さすがカメラマン!……いや、カメラマンは関係ないか。海外旅行ということで、ちょっとした便利道具を持ち歩いていたのでしょうか? 頼れるお兄ちゃんです。

 直した靴を履かせてあげるところは、なんだかドキドキしました。シンデレラのガラスの靴みたいで。たぶん、その連想は「わぁ、ピッタリ!」「それはそうよね。わたしの靴なんだし」っていう、アオイさんのノリツッコミから来たのかな……。(先を急いでいたのでは?なんて、不粋なことを言ってはいけないのです)

 

 無事に大使館へたどり着き、帰りにパスポートがなくてもなんとかなる目処がつき、アオイさんへ報告する千。さて、ホテルへ行こうと思いきや、名前をまったく覚えていないことに気づきます。(全部、鈴愛ちゃんが手配したから) 唯一 覚えているのは、そこのホテルはウェルカムフルーツが果物ではなくフランスで最近流行りのお菓子だということ。小さなシュークリームのような。

 アオイさんがタウン誌の記者をしているということを思い出した千は、ふたたび彼女に連絡し、自分の窮状を伝えます。前に、そのお菓子屋さんを取材したことがあるかもしれないと、どこのホテルに卸しているか問い合わせて確認してくれるアオイさん。しばらくして、電話を折り返し、やたら長いホテル名を伝えてくれます。うん……覚えられませんね。発音が良すぎるし。

 そこで、千が今いる場所を伝えて、そこからアオイさんが電話越しにホテルまで道案内をすることになります。パリの街並み。凱旋門。ちょっとしたトリビア。なんだか、一緒に旅をしているようで楽しいなって思いました。(それから、アオイさんの方向感覚が半端ないですね。わたしには……無理だ!相手が、どんな状況で、どこにいるかなんて、あたまに思い描けないよ!)

 たどり着いたホテルには、アオイさんがいました。近くにいたからって、なんだかうれしくなります。また会えた、みたいな。チェックインを見届けて、任務完了な雰囲気のアオイさん。今度は、千が晩ごはんに誘います。少しお酒がはいって機嫌の良さそうなアオイさん。せっかくなので、もう少し飲もうと2軒目に行きます。千の愚痴を聞きながら、気づけば自分のグラスも千のグラスも干しているアオイさん。さらに上機嫌で、夜のパリを歩きます。捨ててはおけない千は、一緒にタクシーに乗って、アオイさんを家まで送り届けます。そして、さてホテルに帰ろうと思って、ホテルの名前を覚えていないことに気づきます。(せめて名前を控えておくとか、外観を携帯カメラでも撮っておくとか、アメニティの便箋かなにかをもらっておけば……)(でも、それだと話が終わってしまう) 困った千は、ドアにメッセージを貼りつけて、アオイさん家のバスタブを間借りして夜を過ごします。

 

 だんだんとお互いを知って、距離が近づいていくのが良いなぁって思いました。最初のうち、アオイさんが無邪気な感じなのに比べて、千は引き気味というか冷めた感じがするけれど……アオイさんの異国で生活していく強さとか寂しさとか、そういうのに触れて、感化されていくような……

 

 アオイさんが好んで弾いている曲が耳に残ります。モーツァルトの《メヌエット K.1》アオイさんによると「世界でいちばん猫に好かれる曲」で、その曲を弾くとどこへ出かけていてもネコが家に帰ってくる。アオイさん家では、ごはんの合図だったとか。

 もちろん、検索しました。すごく懐かしかった。たしか6年前も楽譜を探して(そのときは手元にモーツァルトの楽譜があったんだと思う)、弾いていたなって。譜面は、そんなに複雑ではないので、思い立ったら弾けるのが好きです。やさしい。最近は、すっかりピアノから離れてしまっていたのですが、またしても弾きたくなって、今度は検索しました。(意外とヒットするものです)(古典だからかな)(サントラ……気になる…)

 

 終わりかたも寂しくなくて、とても好きです。それが、恋でも恋じゃなくても………🦋

 

映画『チワワちゃん』

 映画『さよならくちびる』を観て、ウィキペディアで俳優さんの出演作を見ていたときに知りました。ハル役の門脇麦さんと、シマ役の成田凌さんが出演されています。

 原作は知らないけれど、なんだか気になりますね!

作品紹介

『チワワちゃん』は、岡崎京子による日本の短編集である。なお、岡崎京子による同名の短編漫画も本稿で取り扱う。

映 画

2019年1月18日に実写映画版が公開された。岡崎の漫画を原作とする映画としては、『ヘルタースケルター』『リバーズ・エッジ』に次ぐ3作目となる。R15+指定作品。

あらすじ(映画)

 東京でパリピを行っていた若者グループがいた。その中のマスコット的存在であった女性が、東京湾でバラバラ死体で発見された。残された仲間たちは、彼女との思い出を語りだす。しかし、その誰もが「チワワちゃん」と呼ばれた彼女の素性も、本名さえも知らなかった。

キャスト

  • ミキ / 加藤美樹(かとう みき)演 - 門脇麦 本編における主人公。東京出身で、ヨシダの元カノ。グループ内のファッションリーダー。
  • ヨシダ 演 - 成田凌 ミキの元カレでチワワちゃんの彼氏。
  • カツオ / カツタマサノブ 演 - 寛一郎 茨城出身の大学生。ヨシダの親友。ムードメーカーで優しく、ナガイの恋を見守る。
  • ユミ / ヨシノマユミ 演 - 玉城ティナ 岩手出身のペットショップ店員。アキラの彼女。チワワとは一番仲が良かった。
  • チワワちゃん / 千脇良子(ちわき よしこ)演 - 吉田志織 看護学校生。ヨシダの彼女で、本編におけるキーパーソン。年末に起こったバラバラ殺人事件の被害者。
  • ナガイ / ナガイヨシユキ 演 - 村上虹郎 映画監督志望のカメラマンアシスタント。大阪出身。チワワに片思いしている。
  • キキ / キダキクコ 演 - 仲万美 横浜出身のダンサー。サヤカの親友。ミキとは予備校で知り合う。
  • サヤカ / ナダサヤカ 演 - 古川琴音 川崎在住の学生。キキの親友。高校時代、ミキとキキにナンパされる。
  • アキラ 演 - 上遠野太洸 ユミの彼氏。見た目はチャラいが男前な一面も時折見せる。

  • ハラダ / ハラダシンジ 演 - 篠原悠伸
  • サヨコ / フクイサヨコ 演 - 松本妃代 ハラダの彼女。
  • クマ / ホンダユウキ 演 - 松本穂香 キキの弟子。
  • シマ / シマアキヒロ 演 - 成河 溜まり場のミュージックバー「sedgwick」のマスター。広島出身。チワワの相談相手。
  • ユーコ / 鈴木裕子(すずき ゆうこ)演 - 栗山千明(友情出演)ファッション誌のライター。千脇良子殺害事件の真相を追っている。
  • サカタ / サカタジョー 演 - 浅野忠信 有名カメラマン。チワワちゃんの恋人。

スタッフ

  • 原作:岡崎京子「チワワちゃん」(KADOKAWA刊)
  • 監督・脚本・編集:二宮健
  • 主題歌:Have a Nice Day!「僕らの時代」
  • 挿入歌:Pale Waves「Television Romance」

(ウィキペディア「チワワちゃん」より抜粋)

感 想

(*゚ロ゚)<ネタバレ!

 なんと言ったら良いのでしょう………なんか「思っていたのと違う」感じでした。

 グループのマスコット的存在で、人気者だったチワワちゃんが不慮の死を遂げ、残された仲間たちが彼女との思い出について語りだします。このあたりの内容だけで、てっきり『キサラギ』(最近は観ていないけど、大好きな映画です!)(また観たいなって思って検索したら、レンタルでしか無理そうでした。NetflixにもAmazonPrimeVideoにもなさそう。残念!)みたいな感じかなって思っていました。つまり、みんなが少しずつ彼女について語っていくなかで、本当はなにが起こっていたのか、更には犯人は誰なのかが見えてくる……みたいな。ミステリーなのかなって。

 

 普通に違いました。犯人は、最後まで分からない感じ。原作は、どうなんでしょう? 気になります。35ページくらいの漫画が104分の映画になるってことは、情報量が多い紙面なのか、それだけキャラクターをふくらませているのか……

 

 チワワちゃん(吉田志織)が可愛かったです。ものすごく軽いテンションでグループに入ってきて、ぶっ飛んだことをやってのけて、すぐに仲間に溶け込んでしまう。意外と気を遣うことができて、空気が読める。愛されたがりで、寂しがりで、いつも機嫌よさそうで、笑っていることが多くて、その笑顔が可愛い。ユミ(玉城ティナ)とのコンビが良いなぁって思いました。

 カツオ(寛一郎)が好きだなって思いました。当事者でなく、ナガイ(村上虹郎)の恋を見守っている感じ。なんとなく、いろいろなことを察しながらも黙っているというか……なんだかイイヤツって雰囲気がします。あと、顔も良い。

 シマ(成河)さんも好きです。みんなの兄貴分って感じで。

 

 ミキ(門脇麦)は、主人公でヨシダの元カノです。話は、おおむねミキがファッション誌の取材でユーコ(栗山千明)にチワワちゃんについて答えている体で進んでいきます。途中、他の誰かに聞いたエピソードが入ったり、過去の回想が入ったり、いろいろです。意外と、犯人はミキだったりするのかなって途中までは思っていたのですが、なんだか違うかな……。自分よりも後からインスタを始めて、自分よりも人気者になっていく、どんどん活躍の場を広げていく、元カレの今の彼女であるチワワちゃんに対しての想いは、嫉妬半分、あこがれ半分、うらやましさ半分……みたいなところがあったかもしれませんが、なんだか殺意につながる何かは見えない……というか。チワワちゃんを家に泊めてあげたりもしていて、そんなチワワちゃんはミキの家族ともうまくやっていて、なんだかんだ良い時間だったんじゃないかなって。お金も貸してあげていたみたいだし、ミキは違うのかな……

 

 ヨシダ(成田凌)は、なにがしたいの? チワワちゃんがいるのに、彼女に一途ってわけではなく、チワワちゃんが奔放だからなのか、お互いにあてつけているのか、すぐに他のひとと関係を持ってしまって……君のことが分からないよ! それから、チワワちゃんのことを聞きに来たミキに暴行を働くとか、なにがしたいのかな? 実は、犯人だったりするのかな? でも、それはそれで、違うのかなって感じがします。チワワちゃんとは、すでに別れていたっぽいですし……

 

 結局、愛されることを求め続けたチワワちゃんが、なにか、どこか、踏み入れないほうが良い世界に飛び込んでいってしまった……ということなのかな、と思いました。犯人は、見つかるかもしれないし、見つからないかもしれない。(日本の警察は優秀なので、いつかは見つかるかもしれない)

 ということは、犯人探しは目的じゃないってことで……ひたすらチワワちゃんのいろんな面を紹介していった映画なのかな。なにせタイトルから『チワワちゃん』ですし!🦋

 

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