ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『告白』

 原作は、だいぶ前に読んでいましたが、映画を観るのは今回が初めてです。公開時、かなり話題になっていたような……

 今から10年くらい前になりますか。

 先生の小さな娘さん役が芦田愛菜ちゃんなことにビックリしたり(まだ幼い!)、後任の先生役が岡田将生さんなことにもビックリしたり(すでに大人だ!)しました。

作品情報

『告白』(こくはく)は、2010年の日本映画。湊かなえによる同名のベストセラー小説の映画化作品である。監督は中島哲也、主演は松たか子による。2010年6月5日に配給東宝で公開された。

概要

娘を殺された中学校教師が生徒を相手に真相に迫っていくミステリー映画。

(ウィキペディア「告白(2010年の映画)」より抜粋)

 ミステリーなので感想が難しいですが、なんかすごかったです。原作通りって感じでした。といっても、読んだのがずいぶん前なので、雰囲気があってる気がしたという程度なのですが……

 それぞれのキャラクターの順番に、自分の想いだったり、事件の顛末だったりを、それぞれの視点で語っていくという独白がやたらと多い物語なのですが、原作もキャラクターごとに章立てしていて、読んでいくにしたがって真相が明らかになるという趣向なので、それを映画にするとこうなるんだ!という答え合わせのような、模範解答のような作品でした。

 森口先生役の松たか子さんが、すっごく怖かったです。大声を上げたりといった風に感情を爆発させる場面はそんなに多くなく、むしろ淡々と冷静に語りかけるのですが、ふつふつと内面にためこんでいる感じというか、毒の種を蒔く感じというか、やたらと不穏で、そのさらに根幹に喪失感と絶望と深い悲しみが感じられるというか……

 後任の寺田先生には、ひたすらイライラ、ハラハラさせられました。というか、こういう先生いますよね。生徒を見ていなくて、というか上っ面に騙されて、本当は何が起こっているのか知ろうともしない、理想の教師像に強いこだわりがある、みたいな。岡田将生さんは、上手だなぁ。

 やたらと細かく作り込まれた(多分)CGの場面があって、原作だとそこはどうなのかは明確にされていなかったような気がするので、また読んでみたいと思いました。というか、読みたい本がたくさんありすぎるので、最後だけでも確認したいと思いました。(たぶん、どっちなのかは分からなかったはず) 

 

告白

告白

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ネコは出てきませんが、イヌがいます🐾🐶