ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』

 ポテトチップスって、たまに食べるとおいしいです。カロリーが怖いから、普段は買わないけど……少し前から、我が家で「久しぶりにポテトチップス食べたいよね」ブームが起こっていて、父が買ってきました。

 サワークリームオニオンおいしい。あと、無限ねぎ塩カルビも、おいしいです。肉!って感じがします。封のあいたのがあったので、もぐもぐ食べていて、気づいたら空でした。……消えた?!(おなかの中)(ってか、1袋475kcalなんですけど!)

 湖池屋さん、さすがです。企業努力だ……

作品情報

『僕の初恋をキミに捧ぐ』(ぼくのはつこいをキミにささぐ)は、青木琴美による日本の少女漫画作品。

前作『僕は妹に恋をする』のスピンオフ作品として、2005年17号から2008年15号まで『少女コミック』(小学館)にて連載された。主人公は、全寮制の紫堂高校の男子寮寮長・垣野内逞と女子寮寮長・種田繭で、その2人を中心に物語が進む。

2009年に実写映画化、2019年にテレビドラマ化された。

あらすじ

幼い頃から心臓病で入院していた逞と、その主治医の娘の繭。8歳のある日、繭は逞が「20歳まで生きられない」ことを知り、何とか逞の病気を治せないかと悩む。そんな繭の想いを知らない逞は、「大人になったら僕のお嫁さんになってください」と繭にプロポーズ。繭は「20歳になったら絶対よ!」と応える。

登場人物

垣野内逞(かきのうち たくま)

病気をしていても明るく、頭も運動神経もいい。繭のために心臓移植を決意するが、ドナーが昂だということにショックを受け、移植をやめる。

種田繭(たねだ まゆ)

家族は両親のみで一人っ子。気が強く才色兼備。馬鹿真面目で喧嘩っ早く、傍若無人ではあるが前向きで他人思い。父親は有数の心臓外科医で、逞の主治医。逞のことが好きだが、逞の母親から嫌われている。

鈴谷律(すずや りつ)

家族は母と兄(昂)。逞の親友で、高校時代は逞が寮長になるまでは寮では同室だった。結子とは恋人同士。逞に対しては厳しい態度で接しながらも、重要なサポート役として貢献している。

鈴谷昂(すずや こう)

家族は母と弟(律)。逞と繭の上級生。中学・高校の寮長で生徒会長。繭を好きになるが諦める。大学生になってからは、ある女子大生(五十嵐)と付き合いだす。 誕生日に繭とドライブに出掛けた時の交通事故が原因で、駅で五十嵐に電話をしている最中に脳出血から脳死状態になる。生前、ドナーカードで心臓提供を希望していたため、母親の了承の元、心臓は逞へと移植される予定だったが母親が心臓の提供を拒否し、心臓移植は中止となった。

映画

2009年10月24日に東宝系にて公開された。主演は井上真央岡田将生

キャスト(映画) 

種田繭:井上真央 / 幼少期:熊田聖亜

垣野内逞:岡田将生 / 幼少期:小林海人

鈴谷昂:細田よしひこ

上原照:原田夏希

杉山律:窪田正孝

鈴谷良美:堀内敬子

種田孝仁:仲村トオル

原作からの変更点 

・鈴谷昂は繭や逞と同じ学年に変更され、律とは何の関係もない。

・昂が事故にあったいきさつおよび、母親が移植を断る経緯が変更されている。

・繭の母親は死に、繭は父親と二人暮らしである。

(ウィキペディア「僕の初恋をキミに捧ぐ」より抜粋)

 Netflixで5月14日まで。せっかくなので、観てみました。最近、配信終了日が表示されることが多いなって思って、検索したら「配信終了予定・視聴期限作品リスト」を見つけました。まだ、他にも視聴期限が迫っている作品があります。前から気になっていてマイリストに入れていた作品も、知らなかった作品もありますが……ここでタイトルを見かけたのは、なにかの縁ですね?興味のある作品の合間に、順番に観ていこうかなって思いました。……せっかくなので。

 気になってはいたけれど、こうして期限を切らないと、なかなか観なかったかもしれないなって思います。生死に関わる病気とか、恋愛とか、そういうのが絡む話は得意じゃないです。でも、湿っぽい話ではなくて、なんだかカラッとしていて、良かったです。自身の不幸をなげく……とかではなくて、それでも今を生きる!みたいな。

 逞(岡田将生)くん、可愛い。というか、繭(井上真央)への独占欲が強くてアホ可愛いです。繭ちゃんも、可愛いだけじゃなくて、努力家で賢くて、素敵です。生徒代表の挨拶で、逞くんに告白する場面には戸惑いましたが(……「普通」の感覚が違う子だったのかな?)、寮では同じ部屋の子ともちゃんとつき合えているみたいで良かったです。

 小さな頃の淡い恋心も可愛い。けど、映像的には必要だったとしても、キスシーンは原作通りでなくても良いんじゃないかなって思いました。そのあたりは、撮影手法というか、アングルとかでなんとかなる……かも。というか、なんとかしてしまっても良いのでは?子役の子たちは、年齢的にファーストキスだったりするかもしれないし、そういうのは大事にしてほしいなって、思いました。別に潔癖症とか、そういうわけではないけれど……。そして、余計なお世話だとも思うけれど……

 あと、臓器移植については、いろいろ思うところがありました。どうしても気になって、検索してしまったのが次の点です。「臓器を提供した人の家族と移植を受けた人は、お互いの名前や住所を知ることも直接会うこともできません。(「公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク」公式サイトより)」

 ……ですよね?

 繭ちゃんが、臓器移植を懇願するシーンは、気持ちは分からないでもないけれど!それはダメだよ!って、いたたまれない気持ちになりました。でも、最終的に感情に訴えてダメなら、もう他にどんな言葉をかけてもダメよね。そういう時こそ、コーディネーターさんの出番なのでは?……(そもそもいたのかな…?) 12年前の作品なので、仕方ないかもしれません。

 脳死の判定をされても、涙を流したり、両手を胸の前に合わせて祈るような動作をする(ラザロ徴候)ことはあって、それは脊髄や延髄による反射というようなことが言われています。でも、目のあたりにすれば、奇跡を信じたくなってしまうかもしれませんね。何かないかなって検索したら、わたしも余計に混乱してしまいました。脳死でも、1週間以上、心臓鼓動することがある。数日で亡くなってしまうわけではないんですね。

 

 高校時代からの友人は、迷うことなく臓器移植提供の意思表示をしています。「死んだら腐るだけ」「どうせなら役立ててもらったほうが」って、たしかにそうかもしれないけれど、わたしはそこまで割り切ることが出来ないでいます。もし、思いもよらない不幸に見舞われて、そういう状態になったら……ただでさえ家族を悲しませているだろうに、追い撃ちをかけるようなことはしたくないなって思います。余計な負荷をかけたくない。なんらかの判断を残したくない。でも、誰かの役に立てるのなら……という思いもあります。でも………

 なので、意思表示は空白のままです。

 やっぱり勉強不足なので、自分なりの宿題にしようと思いました。「提供する」にしても「提供しない」にしても、なんらかの意思表示をしておくことは大事だなって。🦋

 

僕の初恋をキミに捧ぐ

僕の初恋をキミに捧ぐ

  • 発売日: 2017/07/26
  • メディア: Prime Video