もともと原作が好きです。米澤穂信先生。
実写映画化もしてますし、アニメ化もされていますね。原作以外、観たことがなかったので、気になっていました。あ、でも、ここでは違う言い回しがふさわしいですね。
「わたし、気になります!」
作品紹介
『氷菓』(ひょうか)は、2001年11月に刊行された米澤穂信の推理小説。『〈古典部〉シリーズ』第1作であり、著者のデビュー作である。
実写映画
2017年11月3日公開。
キャスト
スタッフ
おもしろかったです。興行収入としては振るわなかったみたいですが、原作のエピソードをほとんど拾いつつ、長尺にならずに終わるという素敵な脚本だと思いました。
感 想 (そして、ネタバレ)
原作を読んだことがあって、この作品が大好きで、推しキャラがいて、なおかつイメージがかたまっているひとには、アニメをオススメします。完走したわけではないですが、たまたま観た回がすごく良かったので……。なんとなく実写よりも、アニメのほうが許容範囲というかイメージの幅が広いような気がします。
ベナレスから届いた姉の手紙により奉太郎(山﨑賢人)に課せられたミッション。廃部の危機にある古典部を存続させるため「古典部に入りなさい」
姉さんの声がピッタリでした。なんだか姉と弟の関係性が出来上がっている……というか。姉からの連絡は手紙なので、基本的に一方通行なわけですが、タイミングよく奉太郎に必要な情報を投げてくれていて素敵です。テレパシー……………?
「やらなくてもいいことならやらない。やらなければいけないことは手短に」
省エネに生きることを人生のモットーとしている奉太郎が、古典部に入部して、千反田える(広瀬アリス)と出会ったことで、彼女の好奇心に引きずられる形で謎解きをするなどエネルギー消費の大きい学生生活を送るようになります。
古典部の部活中に、奉太郎が読んでいる本のタイトルが『毒入りチョコレート事件』で、なんか良いなぁって思いました。(おもしろくて好きです)(〈古典部〉シリーズの『愚者のエンドロール』が、たしか『毒入りチョコレート事件』をオマージュしていたはずです。そっちも好き!)
「強くなれ。もしお前が弱かったら、いつか悲鳴も上げられなくなる日がくる。そうなったら そうなったら お前は…生きたまま死ぬ。俺のように。」
部誌『氷菓』→(意味)アイスクリーム、シャーベットなど→ice cream(アイスクリーム)→I scream.
本当は叫びたかった彼の想いがこめられているんですね。🦋