ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『脳内ポイズンベリー』

 ようやくたどり着きました。気になっていて、前から観てみたかったのです。知らないうちにマイリストから消えていたような気もしますが、機会があって、観ることができました。

(そんなわけで、Netflixにはありません……🙀💦)

作品紹介

脳内ポイズンベリー』(のうないポイズンベリー、Poison Berry in My Brain )は、水城せとなによる日本の漫画作品。単行本は全5巻。何らかの選択を迫られた際の心境描写を、脳内に住まう老若男女の会議という形で表現していることが特徴の作品。2015年5月9日に真木よう子主演で実写映画公開。

あらすじ 

30歳目前にして、飲み会で23歳の男に一目惚れしてしまったいちこ。後日、駅で偶然彼を見つけたいちこの脳内では、声をかけるべきか否か、意見が対立していた。

映画

2015年5月9日に全国東宝系で公開、監督は佐藤祐市が務めた。

キャスト(映画) 
スタッフ(映画) 

(ウィキペディア脳内ポイズンベリー」より抜粋)

感想とネタバレ

 いちこ(真木よう子)の脳内会議は、いつでも紛糾していますね。議長の吉田(西島秀俊)、ポジティブ石橋(神木隆之介)、ネガティブ池田(吉田羊)、衝動のハトコ(桜田ひより)、記憶の岸(浅野和之)さん。会議のメンバーが5人で奇数なので、意見が割れたときは全員がどちらかに票を入れないと動けません。恋愛事に関して意見がまとまらないときは、たまに黒い女があらわれて、思うように振る舞って去っていきます。

🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐱💓🖥️📚🐠👓

 いちこちゃんは、脳内会議が盛り上がっているわりに、たまに相手に対して雑なところがありますね。

 彼の言葉に傷ついて、振られたのかと思っていたら実は違ったらしいと誤解がとけて、そこに彼の元カノが登場して(彼女のほうは別れたつもりはないと)、一波乱あって、とにかく疲れたから今日のところは帰りますって場面。そこは、あらためて別れを告げようというのでなければ、「さよなら」じゃなくて「またね」でしょ?って思いました。(←時間が経ってから書いているので、場面の状況は細かいところが間違っているかもしれません)

 脳内キャラクターは、全員がいちこの一部分ではありますが、わたしはポジティブ石橋くんが好きです!イイコ!

 「相手にどう思われようと、バカにしたと思われるよりバカにされるほうが良い。礼儀正しいほうを選ぶ!」そうよね。礼儀正しさって大事よね。

 でも、早乙女(古川雄輝)とつきあうようになって、石橋は眠りについてしまいます。自分の一部を殺してまで、しがみつかないといけない恋愛ってなに?それは、しあわせなの?

 「大事なのは、誰を好きになるかじゃない。誰と一緒にいる自分を好きかということだ」

 

 いちこは、早乙女のことは好きだけど、早乙女と一緒にいるときの自分のことは好きになれない。そして、ようやく別れる決意をします。運命だと思ったのに……………

 そして、ひょんなことから、いちこのペンダントトップが転がり落ちて、追いかけた先で、また新しい出会いが……?

 ってところで、幕引きです。出会いは、あったのかな。なかったのかな。その先は分かりません。でも、いちこが自然体でいられて、相手のことも、相手と一緒にいるときの自分のことも好きでいられる出会いがあったら良いなって思います。🦋