前に、古舘寛治さんの出演作を検索したときに見つけて、気になっていました。主演がRADWIMPSの野田洋次郎さん。「PLACEBO」(好きな曲!)で米津玄師さんと一緒に歌ってたひとだなって(おふたりとも雰囲気が割と似てる気がします)、それから「前前前世」のひと……だったかな……。音楽活動をしているひとだとばかり思っていたので、俳優業をされているのが、なんだか新鮮でした。
作品紹介
『100万円の女たち』(ひゃくまんえんのおんなたち、英: Million Yen Women)は、青野春秋による日本の漫画作品。『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2015年51号から2016年41号まで連載。『俺はまだ本気出してないだけ』で知られる青野の初の週刊連載作品であり、売れない男性小説家と、彼とともに暮らし、毎月彼に100万円を払う5人の女性たちの関係を描くミステリー要素を持ったラブコメディである。
テレビドラマ
Netflixとテレビ東京がタッグを組み、テレビ東京にて新設されたドラマ枠「木ドラ25」(毎週金曜1:00 - 1:30)の第1弾として、2017年4月14日から放送開始。主演は今作がテレビドラマ初出演で初主演となるロックバンド・RADWIMPSのフロントマン野田洋次郎。野田演じる主人公と暮らす5人の女性たちを福島リラ、松井玲奈、我妻三輪子、武田玲奈、新木優子が演じる。主人公と5人の女性たちを取り巻く人物たちをリリー・フランキー、中村倫也、山中崇、池田鉄洋が演じる。その他、遠藤雄弥、吉村界人、保紫萌香、井端珠里、筒井真理子、古舘寛治などが出演。ドラマの主題歌は、コトリンゴが歌う「漂う感情」。
キャスト
- 道間慎:野田洋次郎
- 白川美波:福島リラ
- 塚本ひとみ:松井玲奈
- 小林佑希:我妻三輪子
- 鈴村みどり:武田玲奈
- 開菜々果:新木優子
- 森口竜市:池田鉄洋
- 砂子:遠藤雄弥
- 神田武:吉村界人
- ほたる:保紫萌香
- 三浦菜穂:井端珠里
- 水口栄子:筒井真理子
- 千葉先生:古舘寛治
- 桜井誠二:山中崇
- 花木ゆず:中村倫也
- 道間和代:角南範子
- 道間辰之:リリー・フランキー
スタッフ
- 監督:藤井道人、原廣利、桑島憲司
- 脚本:山田能龍、室岡ヨシミコ、中園勇也
- 主題歌:コトリンゴ「漂う感情」
- 音楽:堤裕介、SHINCO(スチャダラパー)
- 技術協力:ソニーPCL
- 美術協力:日本活動装置、ポパイアート
- 音響効果:メディアハウス・サウンドデザイン
- CG:KHAKI
- Netflix共同プロデューサー:Julian Lai-Hung、上木則安、坂本和隆
- チーフプロデューサー:大和健太郎(テレビ東京)
- プロデューサー:五箇公貴(テレビ東京)、堀尾星矢(イメージフィールド)
- 制作協力:Netflix
- 制作:テレビ東京、イメージフィールド
- 制作著作:「100万円の女たち」製作委員会
- キャスティング:木暮こずえ
(ウィキペディア「100万円の女たち」より抜粋)
感想とネタバレ
野田さんの演技が自然体というか、とても良かったです。なので、興味をもたれたかたは、是非ご覧ください。
ウィキペディアに「ミステリー要素をもったラブコメディ」とあるように、詳しく語らなくても、なにもかもがネタバレになってしまいそうです。なので【絶対】先に観てくださいね!
↓↓↓↓↓……もちろん、振りじゃないですよ?↓↓↓↓↓
↓↓↓↓↓……ご覧になりました?…↓↓↓↓↓
↓↓↓↓↓…それでは、まずはあらすじを……↓↓↓↓↓
あらすじ:道間慎(野田洋次郎)は小説家。父が死刑囚であるため、「ひとの死なない」小説を書いています。ある日、自宅に見知らぬ女性5人が招待状をもらったと押しかけ、毎月100万円の家賃を彼に支払いながら、一緒に暮らしはじめます。非日常な共同生活。そこには、いくつかルールがあります。「女たちに質問してはいけない」「晩ごはんは家主が作って、みんな揃って食べること」など。招待状を送ったのは誰なのか。そして、目的は……?
↓↓↓↓↓……いかがでしたか?……わたしは…↓↓↓↓↓
おもしろかったです!
白川美波(福島リラ)さんは、基本的に家では服を着ていません。露出が多いというか、全裸ですね。ウィキペディアの登場人物紹介では「ヌーディスト」と表現されていました。なるほど。
でも、いやらしい感じがしないというか、露骨すぎないというか、美波さんと視聴者の双方に配慮がある感じがしました。綺麗な背中とか、引き締まった美脚はあらわになっているけど、胸とか乳輪とか、下の方とかは自然な感じで「見えていない」です。骨格が美しい。最初のうちは、目のやり場に困りましたが、すぐに慣れました。エロいというより、ヘルシーな感じ。
女子高生の鈴村みどり(武田玲奈)ちゃんが、律儀に「服きてください」って潔癖な感じで嫌がるところは、なんだか可愛いです。そういう周りの反応で表現するのって、良いなって思いました。
途中の感想が、このへんです。↓
「この、みどりちゃんにとっては、おそらく血縁関係にない兄貴は……一体いつ消えてくれるの?すごくストレス。ミステリーなら、いい加減、そろそろ事件が起きても良いですよ?妹に金をせびり続けるダメな兄貴……そんなのエスカレートしていくに決まっているのでは?そして、みどりちゃんは、どうしてそんなにお金があるの???っても、言うに事欠いて1億って、そんなの無理でしょ?(無理じゃなかった)(そのあたりは後で分かります)
このまま、どこまで……って思っていたら、第5話あたりで、ひとまず解決……してはいないけど、先延ばしすることができたのかな。そして、なにかに気づいてしまった菜々果(新木優子)さん。自由奔放というか、アホっぽく振る舞ってはいるけれど、周りのことをよく見ていますね。可愛くて好きです。」
それから、美波さんの部下・砂子(遠藤雄弥)が好きです。職務に忠実。社長命令は絶対。そんな感じで、クールに反社会的なことをやってのける。けれど、信頼が厚いというか、なんだろう安心感があります。(本人に罪悪感がなさそうだから?)(仕事としてこなしている感じがするからでしょうか?それから、絶対に捕まらない気がします。)
それぞれの女たちに秘密があります。そして、それぞれに魅力的。美人さんだったり、可愛かったり、セクシーだったり。一緒に暮らせる慎さんが、うらやましいです。
そんな慎さんも、苦悩を抱えつつ、それを決してひけらかすことなく、淡々と生活していて、女たちのワガママにもつきあってあげて、とにかくいいひとです。たまに、息抜きにオトナなお店に行ったりしているけれど、ちゃんと良いお客さんっぽいので、好感度は変わりません。売れっこの小説家 花木ゆず(中村倫也)さんにやたらライバル視されていますけど、自分の意見や想いを淡々と語るにとどめていて、なんだか数段上手だなって思いました。バチバチしない。語るに落ちるというか、相手とやり合おうとして、結果的に自分で自分を貶めてしまう……といったことになっていない。そこが良いです。少しのヒントから犯人にたどり着いて、でも殺すことはできなかった。頼りないけれど愚かではない。そこも良いです。
そして、守られるべき弱い立場だと思っていた彼女が、年相応に賢くて、期待されたというか託された使命をきっちり果たすところにカタルシスがありました。ハムスターが仲間の犬の力を借りて、蛇をやっつけたみたいな。(たとえが分かりにくい)
謎は解けて、脅威は去って、遺された者たちに穏やかな生活がやってきます。後味の悪くない終わり方だなって思いました。🦋
原作も気になります!
割と序盤からネコが出てきます。名前は、ネコ!🐱🐾