ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

懐かしい味

 こんばんは。忙殺という言葉が、骨身にしみて感じられる今日この頃です。どれだけ手一杯だとしても、結局のところは目の前のことから、ひとつひとつ片づけるしかないわけで………どれだけ大量の洗濯物の山だって、コツコツ洗濯機をまわして、ハンガーに吊るして干して、少しずつこなしていけば、そのうち全部おわって、やり遂げたという清々しい気持ちで空にはためく洗濯物たちを見上げることができる……はず……(大好きな作品「フルーツバスケット」にそんな場面があったような、なかったような)

 

 さて、今週のお題「寿司」なんとなく握り寿司や巻き寿司が思い浮かんで、そんな感じの記事を上げたのですが、そのあとで(そっか!あれもお寿司だ!)と思いついたものがあったので、書いてみます。

 それは、おばあちゃんの作ってくれた「朴葉寿司」。葉っぱの良い香りがごはんにうつって、具は特に豪華なものではないけれど、しみじみおいしいお寿司だったなって思い出しました。手間もかかるし、認知症が進んでしまったというのもあるでしょうか、ここ数年は作ることもなくなってしまいました。孫としては、ちょっと寂しいです。(母たちは、こちらとあちらを往復しての絶賛介護中なので、また別の想いがあるかもしれません)(それどころじゃないの!みたいな)

 覚えているうちにレシピを残しておきたくて、母にどんな感じだったのかラインで聞いてみたら、すごく簡潔に具が列挙されて、挙げ句「ぐぐれ」って送られてきました。あらあら、まあまあ、そんなインターネット用語を使いこなせるようになったなんて、進化しましたね。母上。感心です。(でも、そんなこと言ってると、困ってるときに「あなたの手にしているそれはスマートフォンではないですか?自分で調べましょうね!」って返しますよ?)(でも、それはそれで怒られそうです。理不尽。)

 言われたとおり「ぐぐ」ってみたら、ウィキペディアに載ってました。長野だけど、中津川に近いからか、東濃地方の朴葉寿司が1番近いかな。

東濃・中濃地方南部 

中濃地域では6月頃になると国道沿いや、山沿いに朴の木の白い花が目立ち、初夏と朴葉寿司の季節を教えてくれる。

事前に酢飯を作る。朴葉に酢飯をのせ、その上にいろいろな具をのせて最後に葉を四角くたたんで紐で結ぶ。具は切り身の鮭、川魚の甘露煮、舞茸、ワラビ、きゃらぶき、紅ショウガ、田麩、しめさば、キュウリ、漬け物のみじん切り、はちのこの佃煮などバラエティに富んでいるが、地方がら山の幸が中心となっている。酢飯を冷ましたり、桶などに並べて重しを乗せるなど、作り方や具はそれぞれの家庭によって多岐にわたる。(ウィキペディア「朴葉寿司」より抜粋)

 母からの情報は、「きゃらぶき、しいたけ煮たのとか」「錦糸玉子、たと思う」(誤字か?!可愛い)

 わたしの、あやふや過ぎる記憶だと、切り身の鮭(焼いてあるやつ)とか、しいたけの甘辛く煮たやつとか、紅しょうが、錦糸玉子、塩もみしたキュウリなんかが入っていたような気がします。葉っぱを畳んで、茎かなんかで結わえる。あとは、時間がおいしくしてくれます。作りたてよりも時間が経つほうがおいしいものって、なんだかうれしいですね。

 

 おばあちゃんが少しでも元気なうちに、おいしく食べられるうちに、今度はわたしが作ってあげたいな。


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今週のお題「寿司」