ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『カメラを止めるな!』

 話題になっていた作品です!前から気になっていました!

 地上波でも放送されましたね。両親が観ていた気がします。最初のほうを見逃してしまったので、わたしは観ませんでした。

 なんとなく、最初から最後までちゃんと観たい気がして……ここまで話題になっているからには、当然のようにネタバレを読んでしまっていると思っていたのですが、初見の楽しみを損なうことはありませんでした。(っていうか、うまくネタバレを回避してしまっていたみたいです。さっきウィキペディアを見たら、細かく解説されていました。)

 おもしろかったので、観てみて!(はてなブログの仕様なのでAmazonPrimeVideoを貼り付けてみましたが、Netflixでも観られます。)(あ!アフィリエイトとかは やっていないので、安心してポチッとしてください。わたしには一銭も入りません!)

 もちろん、振りじゃないですよ?

 

 

 

 

 

 ご覧になりました?

 

 

 

 

 

 気になっていたけど、まだ観てないよってかたは、是非ご覧ください!ホラーが無理?大丈夫です。どちらかと言えば、ミステリーです。最初に謎、後半に解決編です。

 

 

 

 

 

 そうそう、なんで次にこの作品を観ようと思ったかというと、平田さんの映画に賭ける情熱に触れたからです。『地獄でなぜ悪い』の映画自体は、どのように咀嚼したらいいのか分からなかったのですが、『カメラを止めるな!』って、なんだか心意気が近そうに感じません?

 

作品紹介

『カメラを止めるな!』(カメラをとめるな!)は、2017年製作、公開の日本映画。監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの《シネマプロジェクト》第7弾作品。監督・上田慎一郎にとっては初の劇場長編作品。全編96分。

略称は「カメ止め」。海外タイトルは『One Cut of the Dead』。2018年公開時のキャッチフレーズは「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」「無名の新人監督と俳優達が創ったウルトラ娯楽作」。

(ウィキペディアカメラを止めるな!」より抜粋)

 

 おもしろかったですね!もう1回観ましょうか?

 蛇足の感想は、こちら↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 ホラーは、あんまり観ないです。というか、ホラー耐性はあんまりないです。訳も分からず嬲り殺しにされるとか怖すぎます。力の差が歴然とあったとしても、フェアであってほしいと思います。勝利条件をハッキリさせたいというか……どうしたらゾンビに勝てるのか……とか…

 廃墟でゾンビ映画を撮っていて、リアリティを求める監督によって血糊で魔法陣が描かれ、それによって何らかの忌まわしき存在が蘇った(と思われます)。(血糊でも効果があるの?!)(あと昼間なのにゾンビは活動できるの?人ならぬものは闇を好むってイメージあるのに……)

 カメラマン役が最初に血祭りにあげられ、そして助監督に襲いかかります。腕を食い千切られてしまった助監督はゾンビ化して、俳優陣とメイクさんに襲いかかります。そして、なんらかのスイッチが入ってしまったメイクさんによって、襲ってきたゾンビは斧で首をはねられます。………なんということでしょう…ゾンビものを撮影していたはずなのに、本物のゾンビに襲われるなんて……車でふもとへ逃げようとしますが、カギは助監督のポーチのなか。せっかく車のなかに逃げたのに、狂気の監督がゾンビをけしかけてきて、本当に監督……なにしてくれるんですか。恐怖を感じながらも、なんとか主演の女優がポーチを奪います。

 監督も狂気ですけど、ずっとカメラをまわし続けているカメラマンもたいがい只者ではありませんね。ゾンビが襲ってくるのに、カメラが必要以上にぶれることなく、撮影に専念している。監督と同じくらいの狂気を感じます。実はリーチの長い得物を持っていて、密かに対抗しているのでしょうか?!途中で、カメラに飛んだ血をぬぐったりして、やたらと冷静です。

 いろいろあって、ゾンビと化した男優が女優に襲いかかります。最初の演出だと、女優はゾンビに噛まれてしまいます……が、恐怖に震えながら「やめて」を繰り返す女優さん、近づくゾンビ(元男優)。「それなら」「死んで」斧を一閃、ゾンビは首をはねられてしまいます。そして、女優は、狂気の監督を追い回し、襲いかかります。(監督は、ゾンビじゃなくて人間のはずなのに?) そして、なにもかもが終わって、屋上に描かれた五芒星のうえで立ち止まり、返り血に濡れた顔で空を見上げる女優。

 重なるエンドロール

 ……………エンドロール……?つまり、今のは劇中劇だった…と。予想外のゾンビの出現ではなくて、予定通りのゾンビだったということ???なぁんだ、そっか。

 そして、時間は遡って、撮影企画が立ち上がったところから、今度は撮影の裏側を見せながら、さっきの映画を撮っているところが描かれます。打ち合わせやリハーサルを重ねたはずなのに、本番では予想外のトラブルに見舞われ、台本の変更を余儀なくされます。が、キャストのアドリブと、スタッフの立ち回りで、なんとかつないで、どうにか最後のシーンまで撮り終えます。

 わーい!やったー!!良かったですね!!!

 ひとつの作品で2回楽しめるというか、違う味わいがあるというか、とにかくおもしろかったです!ワンカットって、どうなるのかと思いきや、意外と死角があるものです。それから、ひとつの作品を作り上げるにあたって、俳優陣だけでなく、監督や監督助手、撮影、撮影助手、特殊造形・特殊メイク、音響効果、いろんなひとの力が合わさっているんですね。やっぱり、映画って良いなぁ。好きだなって思いました。🦋