ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』

 こんにちは。久しぶりの休日でした。なにか観ようと思って、でも殺伐としすぎるのもイヤで、オススメに出てきたこちらを観ることにしました。(オススメに対する信頼)

 今から7年前の作品ですね。当時は、派遣会社に登録して、アルバイトをしながら、専門学校に通っていました。割と規則正しい生活を送っていたはずなのに、なぜか観ていません。父も母もミステリーは好きで、相棒や2時間ドラマなんかは押さえているはずですが……。『BORDER』は、死者の声が聴こえるってあたりに、ホラーみを感じてしまったのかもしれません。わたしも、観始めたばかりのときは、怖いやつかなってドキドキしました。でも、すごく警察ドラマって感じで、おもしろいです!

作品紹介

『BORDER』(ボーダー)は、日本の小説家・金城一紀原案により2013年から開始された漫画、小説、テレビドラマのメディアミックスプロジェクト。作品はテーマと主要人物の基礎設定を共有し、メディア毎に別の作家による異なったストーリーを展開する。

主人公はある事件によって頭に銃撃を受け、脳に弾丸を残したまま奇跡的に一命を取り留めると共に、死者と交信する能力を手にした刑事・石川安吾(いしかわ あんご)。テレビドラマ版は金城自身が脚本を手掛ける。タイトルの「BORDER」とは、この能力により主人公が直面し葛藤する、生と死、正義と法、死者からもたらされる真実と事実とのギャップなど、様々な境界線を表している。構想当初から主人公・石川のキャラクターはドラマ版に主演する小栗旬のイメージで作られた。

プロジェクト全体としてのキャッチコピーは「人は死んだら、どこに行くんだろう。」。

テレビドラマ

『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(ボーダー けいしちょうそうさいっかさつじんはんそうさだいよんがかり)は、2014年4月10日から6月5日まで毎週木曜日21:00 - 21:54に、テレビ朝日系「木曜ドラマ」枠で放送された。金城一紀によるオリジナル脚本で、連続ドラマでは珍しく当初から結末までプロットを制作して撮影されていた。

キャスト 

◆(石川と接触した死者)

警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係 

石川安吾〈31〉演 - 小栗旬

警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。熱心で野心的。昼夜を問わず激務に追われるあまり私生活を犠牲にし、殺人事件の捜査だけに楽しみを感じる空虚な生活を送っていた。しかし銃撃事件により生死の境をさまよったことで考えを変え、死者と接触して以来被害者をより意識するようになる。その事件の犯人は捕まっておらず、石川の脳内にある弾丸が唯一の手掛かり。それを取引材料にして上層部と交渉し現場復帰したとも言われている。真犯人を検挙するため違法な手段に手を染めるようになるが、同時に人間らしさを取り戻していく。元々観察力に優れており、理性的で計算高い

巡査時代に事件現場で容疑者を逮捕したことをきっかけに手柄を上げ昇進し、異例の抜擢で本庁捜査一課に配属された。捜査としてまず事件現場の周りを歩くことを習慣にしている。

石川の能力には制限も多く見受けられ、死体が荼毘に付されると死者の姿が見えなくなったり、必ずしも死者の姿を発生させることは出来ず、能力自体もコントロール出来ているわけではない。

元々、独善的でプライドが高かった事もあり、死者の叫びや裏社会の住人との接触、犯人逮捕の失敗(石川にとっての「敗北」)、法や自身の限界など、数々の境界線に直面し、次第に心身ともに病んでいく。それを象徴するかのように、話数を重ねるごとに服装に変化が表れ、顔もやつれていく。

立花雄馬〈31〉演 - 青木崇高

警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の刑事。

石川と共に配属されてから3年来のコンビ。正義感があり犯人に対する嫌悪感が強い。石川に反感を持ち同僚として対抗意識を抱いていたが、復帰後間もない石川の体調を気にかけることもある。強引な捜査をするようになった石川の変化に戸惑う。次第に心を病んでいく石川を心配し、終盤では止めることこそ出来なかったものの、その後の石川の反応から少なからず思いは届いていた様子。

反対に比嘉に対しては何かと馬が合わず、敵視した言動をとることが多いが、スペシャルドラマでは比嘉にかつて自分も石川と似た境遇にあったことがあると明かし、もし再び彼が道を踏み外しかけたら、今度こそ二人で呼び戻そうと決める。

市倉卓司〈44〉演 - 遠藤憲一

警視庁捜査一課第二強行犯捜査・殺人犯捜査第4係第一班の班長。石川らの直属の上司。地道な捜査と地取りや取り調べの手腕に長けた経験豊富な刑事。嘘を見抜く鋭さと、清濁併せ呑む度量を持ち合わせる。

警視庁検視官 

比嘉ミカ〈25〉演 - 波瑠

経歴:永正大学医学部法医学教室 助手(スピンオフ)→ 警視庁刑事部 特別検視官(連続ドラマ - )

石川の休職中に配属された特別検視官。連続ドラマ開始の半年前は永正大学医学部法医学教室の助手をしていた。

現場を回り独自の観察眼と推理力を発揮する異例の存在。辛辣な物言いをするが職業意識が高く、医師として石川の相談にのることもある。

石川の協力者 

赤井〈44〉演 - 古田新太

市倉が使っている情報屋。石川の慎重さを評価し秘密裏に依頼を受ける。穏やかな物腰だが強かで考えを読ませない人物。石川の希望に応えてサイモンとガーファンクル、スズキを紹介する。サイモンとガーファンクルとは前職からの付き合いで腕を買っている。新橋の「立ち飲み屋 情」の実質オーナー。

ガーファンクル 演 - 野間口徹(第2話 - )

サイモンとコンビを組むハッカー。裏稼業の隠れ蓑に「S&G行政書士事務所」を設立。仕事場にはアーティスト「サイモン&ガーファンクル」のジャケットを模した写真が飾られている。

サイモン 演 - 浜野謙太(第2話 - )

ガーファンクルとコンビを組むハッカー。お互いに仲がいい。石川の人柄を認め依頼を受ける。スペシャルドラマにて彼を「白馬に乗った騎士」と称する。

開高 演 - 山口祥行

バーテンダー。赤井の仲間。

スズキ〈36〉演 - 滝藤賢一(第3話 - )

裏世界の便利屋。盗聴や文書偽造など非合法な技術を身につけている。仕事ではスリルを楽しんでおり、趣味と実益を兼ねている。変装には毎回テーマがあり具体的に設定がある。

その他 

神坂 演 - 中村達也(第7話)

裏社会の掃除屋。情報操作や依頼人の周りの証拠を消すためなら、殺人も厭わない。格闘に長けており、知力も高い。石川の熱心さに何かを感じ気に入る。

安藤周夫 演 - 大森南朋(最終話/ドラマスペシャル) ◆

スター玩具の社員。天川弘志を誘拐して殺害する。いわゆる『絶対悪』と呼ばれる真性のサイコパスであり、自分が人を殺すのは「悪」の為だからだと平然と言い切る。石川を挑発する形でビルから突き落とされるが、死者となってもなお彼にまとわりつき、ことある事に「こちら側」へ引き込もうとする。その後石川が『「闇」側の人間として「悪」を裁く』という正義を見出すと、いずれまた自分の様な連中が現れるだろうと半ば悔しがるように忠告し消える。

市倉の調べによると「安藤周夫」は偽名で赤の他人の戸籍を使って生きており、本物の「安藤周夫」は5年前に行方不明になっていた(スペシャルドラマ)。

(ウィキペディア「BORDER (金城一紀)」より抜粋)

感 想

 おもしろかったです!

 ホラーとか、とんでも系なのかと思ったら、死者の声が聞こえる他はリアリティのある感じで、1話ごとに完結していて、さくっと観ることができました。

 石川安吾(小栗旬)さんと立花雄馬(青木崇高)さんの、仲が悪そうで、なかなか息のあったバディっぷりが良かったです。理解のある上司・市倉卓司(遠藤憲一)の存在もイイ!安心して、観ていられます。

 裏世界の協力者たちも、良い味を出してました。赤井(古田新太)さんがシリアスしてるのが、なんだか新鮮でした。いろんな作品に出てみえるけど、特に『逃げ恥』のコミカルな同僚さんの印象が強いからでしょうか……

 それから、ガーファンクル(野間口徹)さんが若かったです。最近、どこかで……(映画『サイレント・トーキョー』でした!)

 バーテンダーの開高(山口祥行)さんは、声が良いです。

 第7話に出てくる神坂(中村達也)さんも好きです。カッコイイ。悪いひとの役ですけど、若者の一枚上手をいく感じ。捕まったけど、勝負には勝った……みたいなところが、人生の先輩な余裕を感じさせます。殴り合いを「ロマンティック」とか言い出す独特な感性もあいまって、魅力的なキャラクターでした。

 全9話で、最初から結末までのプロットが作られていたなら計算通りってことでしょうけど、観終わったときに「そこで終わるんだ?!」って思いました。石川は、どうなってしまうんだろう?その先に、救いはあるんでしょうか? 心配してくれる上司や同僚、気にかけてくれている仕事仲間がいるんだから、なんとかこっちの世界に戻ってきてほしい。踏みとどまってほしい。などと、思ってしまいます。

 そんなこんなで、続きのシリーズを観ようかな!🦋