ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『アイネクライネナハトムジーク』

 こんばんは。Netflixで気になる作品をマイリストに入れて、観たらマイリストから消している今日この頃です。(もちろん、何度でも観たい作品たちは残しています✨😼)

 さくさく観ているはずなのに、そのときの気分で観たいのにあとまわしにしてしまったり、そうしている間に配信期限がきてしまったり、新しく配信された作品が気になってマイリストに追加したり……そんなこんなで、なかなかマイリストが減りません。増殖し続けるリスト。まぁ、楽しみがあるっているのは良いことですね。積ん読と一緒で、こころの平安につながる気がします。(でも、観ないうちに消えてしまうと悲しすぎます……)

作品紹介

アイネクライネナハトムジーク』(Eine kleine Nachtmusik) は、伊坂幸太郎による日本の小説作品。

6作品が収録されており、それぞれの物語が緻密な計算によってつながっており、連作短編集となっている。また、タイトルの『アイネクライネナハトムジーク』は、オーストリアの音楽家ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトの同名楽曲から採られており、「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」という意味がある。

映画

今泉力哉監督、三浦春馬主演で映画化。2019年9月20日公開。オール仙台ロケで撮影される。

キャスト 

(ウィキペディアアイネクライネナハトムジーク(小説)」より抜粋)

感 想 (ネタバレも。)

 (とはいえ、どこからがネタバレ???)

 多部未華子さんが出ているので気になっていました。わりと最近では『トラさん』を観たのかな。経理部の森若さんも、家政夫さんを頼りにしてるメイさんも、トラさんの人間だった頃の姿(高畑寿々男)の妻・高畑 奈津子さんも、それぞれ個性があって、どのキャラクターもとても魅力的です。

 本間紗季(多部未華子)さんは、なんだかとっても等身大って感じがしました。自然体というか。無理のない感じ。

 佐藤役の三浦春馬さん主演ということで、なんだかしんみりしてしまいます。母に一緒に観るか聞いてみたら「かわいそうだから、いい……(観ない)」って。分かるような、分からないような。彼に、どんな想いがあったのか、どうしてその選択をしてしまったのかなんて、どれだけ情報がでてきたとしても、本当のところは誰にも分からないはずですが、だからこそ余計にその苦悩を推し量ってしまうのかもしれません。

 

 タイトルが、あれですよね。よく聴いたことのあるあの曲。タッ・ラ タッ・ラ タ ラ ラ ラ ラ〜♪みたいな。(曲と曲名が一致していないかもしれないと思って、ちゃんとYoutubeで確認したので間違いないと思います。ソッレソッレソレソシレ〜♪)

 主題歌と劇中音楽を担当されているのは斉藤和義さん。主題歌の「小さな夜」は、劇中では斎藤さん役のこだまたいちさんが弾き語りしています。こだまたいちさんは、ジャンル分けが難しいけれど、とても楽しくて素敵な映画『PRINCE OF LEGEND』に出演されていました。(ラブロマンス?って思ったら、検索では「ドラマ/コメディ」になっていました。オススメです!) それから、関西電気保安協会のCMに出演されていました。すっごく気に入って、何度も観ていました。Youtubeの再生回数にかなり貢献したのではないかと思います。せっかくだからリンクを貼っておこうと思ったのですが、ちょっと公式のが見当たらなくて、マイナビニュースにまとめられていたリンクを貼りました。興味のあるかたは、観てみてね。(アフィリエイトとかではないので、安心してもらって大丈夫だと思います✨🐱)

 

 ちょっと話がそれました。閑話休題

 原作を読んだことがないので、そちらも読んでみたいなって思いました。原作にも、斎藤さんが登場しているのでしょうか。気になります!

 

 いくつもの出会いと、ときに別れと、全部の話がまとまって、つながっていて、群像劇って感じがしました。

 出会いを求める佐藤くん。同級生の一真に出会いってなに?と聞かれてのやりとり。

佐藤「“出会い”とは…出会いだよ」

一真「要するに、外見が良くて、性格もお前好みで、年齢もそこそこ、しかもなぜか彼氏がいない女が自分の目の前に現れてこねえかって、そういうことだろ?」

 ……まぁ、そういうことでしょうか?

 なんだか、出会いについての一家言は、どこかで聞いたことがあるような気がするなって思いました。どこだっけ? 夜は短し歩けよ乙女四畳半神話大系? なんとなく、その界隈だったような気がします……

 

 この作品に出てきた“出会い”をまとめると、「美容院の常連さんに弟を紹介されて電話のやりとりをはじめる」「大学の同級生同士」「街頭アンケートで声をかけて、その後、偶然にも再会する」「財布を落とした彼女に声をかけた。(どうやらワザと落としたらしい)」「高校の同級生同士」「ボクシング会場から帰るときに落としものを拾って声をかける(かけられる)」

 わたしの理想は、最初の「紹介されて」でしたね。過去形ですけど。お互いのことを良く知るひとの紹介だったら、間違いないだろうなって期待できます。……まぁ、振られましたけど。つきあっているか、いないのか分からないけれど、紹介されて何度か遊びに行ったあげく「他に好きなひとがいる」って、どういうこと? 黙って二股をかけられるよりは良かったじゃないって言われたけど……そうなのかな……。最初から、視界に入ってすらいなかったようで悲しかったです。「あなたのことは、それほど(好きじゃない)」って言われたほうが、すっきり納得できたかな。(って、そんなタイトルのドラマがあったような……)

 

 またしても、話がそれました。バスを走って追いかける場面があるけれど、すんなり納得できるというか、ざわざわしない流れで、安心しました。違和感がなかった。

 良かったね……で終われる作品で良かったです。

 プロポーズが受けいれられて、いつもと同じ食卓で、お互いに気恥ずかしくなったのかフフッて笑いあうところとか。

 

 斎藤さんが弾き語りをしている前で立って聞いている彼。近づいてくる彼女。後ろを通り過ぎて、彼の近くでUターンして、隣に立って……なんか可愛いなって思いました。ネコみたいだ。

 

 すっごくおもしろい!とか、ドキドキした!とかではないけれど、なんだか、しみじみ良い作品だなって思いました。🦋 

 

なんでやねん!『ある日突然関西人になってしまった男の物語』関西電気保安協会WEB動画総集編 - YouTube

 作品の感想とは、ぜんぜん違うのだけれど、よく知っているひとと同じ名前のキャラクターが出てきて、ひとりだけならそういうこともあるだろうって感じなのですが、ふたりいて関係性も同じで、そこもなんだか親近感でした。………フフッ(*´꒳`*)