ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『東野圭吾「ダイイング・アイ」』

 Netflixでオススメに出てきたので、気になっていました。

 あらすじ紹介に主人公がバーテンダーとあって、ドラマ『西荻窪 三ツ星洋酒堂』を観たばかりだったので、なんだかタイミングの良い出会いだなって気がします。

作品紹介

『ダイイング・アイ』(Dying Eye)は、東野圭吾推理小説である。

テレビドラマ

東野圭吾「ダイイング・アイ」』のタイトルで、2019年3月16日から4月20日までWOWOW「連続ドラマW」土曜オリジナルドラマで放送されていた(全6話、初回はノンスクランブル放送)。主演は三浦春馬

キャスト 

(ウィキペディア「ダイイング・アイ」より抜粋)

感 想

 東野圭吾さんの原作で、ジャンルが「サスペンス、推理小説」だったので身構えることなく観始めましたが、なんだか序盤からホラーみがありました。鏡に映った姿が、実像よりも一拍遅れで動くとか!どうして?

 なんだか怖すぎて、いちいちツッコミをメモしながら観ていたので臨場感のある感想をお楽しみいただけるのではないかと思います。

.....( ・θ・) <ネタバレ!🍸👁️💋

1.冒頭で、交通事故の場面が描かれます。車にはねられた女性が、運転席へ恨みがましい目を向け、そのまま絶命してしまいます……。

 雨村慎介(三浦春馬)は、『茗荷』という店でバーテンダーとして働いています。いつか自分の店を持ちたいという想いがあります。そんなある日、そろそろ閉めようかという時間にふらりと訪れた客・岸中玲二(柿澤勇人)。たわいのない話をして、オーダーされた想い出のカクテル(マッドスライド)を出して、「懐かしいな…この味だよ」と満足してもらえます。岸中を見送ってから、店を閉めて帰ろうとします。

 廊下の監視カメラは、数日前から調子が悪くて、時折ノイズが入ります。エレベーターを待つあいだ、ふと気になって監視カメラの方を向いたタイミングで背後から襲われる雨村。襲ってきたのは、さきほどの客・岸中。頭を消化器で殴打され、雨村は一時 生死の境をさまよいますが、なんとか意識を取り戻したときには自分が起こしたとされている1年前の交通事故について何も覚えていませんでした。岸中は、その事故で妻を亡くしており、雨村を襲ったあとに服毒自殺を遂げています。

岸中「嫌なことがあったら、どうするの?」雨村「そうですね。自分の場合は……早く忘れるようにしています」岸中「忘れる?」雨村「それで楽しいことだけを考えるように」岸中「楽しいことを…」

 そして、雨村の勤める『茗荷』に印象深い目をした女が訪れます。メイクがマネキンっぽくて、怖いです!表情がないし、カラコンだし、まばたきしないし……と思ったら、にやり。

 雨村の恋人・成美(松本まりか)は、ホステスをしています。彼女は、なぜか江島(生瀬勝久)(バー「シリウス」オーナー)さんからの着信を恐れているようです。成美は、ソファの裏をはがすなど徹底的に家捜しして、なにかを探しています。(盗聴器?)

 ノイズのはいる防犯カメラが気になります。なんとか使えているみたいで、そのおかげで雨村さんを襲った犯人が明らかになったのですが……気になるので早くなおしてほしいです!

 

2.1話でも思いましたが、BGMのピアノがひたすら不穏です。

 雨森は、謎の女・瑠璃子に連絡するよう言われ、あらがえずに電話しますが相手は出ません。かつがれましたね? この前はショートだったのに、瑠璃子さんの髪が伸びていて不思議です。

 って、ショーウインドウのマネキンの目が動くし!しかも雨森さんが見てないとこで!

 成美が家の洗面で鏡を見ています。鏡の前を離れるときに、鏡のほうが少し遅れて動きます。………なんで?!……………ホラー要素を排除すると、あれですね。録画した映像を時間差で映しているってこと?(なぜ時間差を入れるの?バレるじゃないか!)

 ショーウインドウのマネキンが気になります。なんで目が動くんだろう?ホラーじゃないなら、こちらも監視カメラだったりしますか???

 気づけば、あの謎の女・瑠璃子がいます。怖い!!!!!

 っていうか、なんでそうなるんだ………?(あらがえないから?)(わたしには分からないよ)

 

3.だから、なんでマネキンの目が動くの?しかも、雨村さんの見ていないところで!(見ていないけど、雨村さんはそれを把握しているの?そういう表現なの?誰かに見られているって意識?)

 ホラーではなくて、異類婚姻譚的な?幽霊なの?

 雨森さん以外のひとにも見えていたのに、やっぱり幽霊なの?

 「本当に、なにがしたいんだよ?」

 帰ってたのかってことは、木内さんにも見えているんですね。幽霊説は保留にしておきましょう。

 

 雨村が瑠璃子に迫られたり、監禁されたり、いろいろします。瑠璃子が監禁場所に使ったのは、木内(淵上泰史)が勤める帝都建設がワンフロアすべてを所有していました。

 雨森を救出したあと、刑事の小塚(木村祐一)は部下を呼んで、部屋の捜査を命じます。マネキンだらけの一室。榎木は渋りますが、「ひとり飯は良くても、ひとりでは捜査できないのか!」と小塚にどやされ、ひとつずつ証拠写真をおさめながら確認していきます。そして、後ろから迫る影………!

 

 いろいろありますが、推理小説らしく、事の顛末がすべて明らかになり、犯人が分かる。気にかかっていたことには、説明がされる……という、安心できる終わりかたでした。

 終盤で、刑事の小塚さんが後悔していましたが、本当ですよ。榎木さん、関係なかったのに。捜査は、基本的に二人一組が原則なのではないでしょうか? それを横紙破りで、ひとりで捜査させたりするから……

 犯した罪から目をそらさないことが大切だと思いました。

 

 最後の最後まで、ショーウインドウのマネキンが不穏でした。岸中(マネキン制作会社勤務・デザイナー)が作ったマネキンで、眼球に監視カメラでも仕込んであるのかと思っていたけれど、そんな描写はありませんでした。(やっぱりホラー要素?)

 どうしても気になるので、近いうちに原作を読もうと思います!🦋