ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活〜』

 アニメやドラマをサクッと観たいけどシリーズものは長いし、かといって映画って気分ではないし、なにか軽く観られるもの……とマイリストを眺めていたら、プレビューがおもしろそうだったので、次はコレにしました!(シリーズものなのに?!)

作品紹介

概要 

2021年1月期よりテレビ朝日系の土曜23時30分 - 翌0時に新設されるドラマ枠「オシドラサタデー」の第1弾の作品で、福田靖によるオリジナル脚本作品。

あらすじ 

吉丸圭佑は脚本家でありながら仕事の依頼がなく、家族のために家事全般を担っている。一方、圭祐の妻・奈美は「香坂りり子」のペンネームで小説を執筆する売れっ子作家で、吉丸家の家計は抜群の知名度と収入を誇る奈美によって支えられている。

家事の合間を見て細々と脚本を書く圭祐であったが、ある日ドラマのメインライターが急遽降板したことから、ゴールデンタイムの連続ドラマの脚本のオファーを受ける千載一遇の好機が訪れる。

キャスト 

主要人物 
  • 吉丸圭佑(よしまる けいすけ)〈37〉演 - 生田斗真
  • 吉丸奈美(よしまる なみ)〈39〉演 - 吉瀬美智子

吉丸家 

  • 吉丸絵里花(よしまる えりか)〈17〉演 - 山田杏奈
  • 吉丸空(よしまる そら)〈9〉演 - 潤浩
家庭教師

東西テレビのドラマ制作班 

メイン脚本家がケガで緊急降板したため[注 7]圭佑にゴールデンの連続ドラマの脚本を依頼する。

  • 東海林光夫(しょうじ みつお)〈45〉演 - 北村有起哉
  • 角隆史(すみ たかし)〈35〉演 - 小池徹平
  • 松尾めぐみ(まつお めぐみ)〈28〉演 - 長井短

ドラマの出演俳優 

  • 八神隼人(やがみ はやと)〈28〉演 - 岡田将生(友情出演)
その他 
  • 秦野ゆかり(はたの ゆかり)〈30〉演 - 野村麻純
  • スキンヘッドの男 演 - 浜野謙太

ゲスト 

第1話

第2話

  • 米虫憲治郎 演 - 矢柴俊博(第3話・第4話・第6話 - 最終話)

第5話

  • 一条桜子 演 - 土村芳(第6話 - 最終話)

最終話

  • 飯田向日葵 演 - アイナ・ジ・エンド(BiSH)

注釈 7.^ノルウェイの森ビル』、『刑事ドロンコ』を脚本した五味譲一が当初予定されていたが、ゴルフで腰の骨を折って入院してしまった。

(ウィキペディア「書けないッ!?〜脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活」より抜粋)

感 想

 おもしろかったです!!!

 そういえば「オシドラサタデー」って?と思って検索したら、少し前まで『ザ・ハイスクール ヒーローズ』を放送していた枠ですね!(そっちも、すごくおもしろかったです。一嘉推し)(部分的に観ていない話もあるので、全話完走したら感想を書きます。……書くかも?)

 

 話が逸れました。

 売れない脚本家の吉丸圭佑(生田斗真)さんが、思いがけない仕事の依頼を受け、家族のサポートを受けつつ奮闘します。ドラマ制作班からの要求や、主演俳優の思いつきによる注文になんとか応えつつ、納期と格闘する日々。とてもドキドキしました。制作班が鬼のようです。「それじゃ、明日まで!」って、どういうことでしょう? ほとんど眠れないまま、脚本を書いて、打ち合わせに向かう圭佑さん。家で「書けないよー!」と叫びながら、寝て起きたら朝になっているかもしれないと思うと、少しは寝たほうが効率が上がると思いつつも、間に合わないことが怖すぎて休めない。………その気持ち、よく分かります!

 久しぶりの仕事なので、途中から妻の奈美(吉瀬美智子)さんが、口述筆記でサポートしますが、自身の仕事もあり、過労で倒れてしまいます。そこで、空くんの家庭教師として吉丸家に出入りしていた仙川(菊池風磨)くんに白羽の矢が立ち、みんなから頼まれて、圭佑さんのアシスタントとして口述筆記をすることになります。

 常に綱渡りで、納期に余裕がありません。「明日まで」とか「明後日まで」とか。吉丸さんが「売れない脚本家」だから、良いように使われているのでしょうか? ドラマ制作の現場なんて携わったことがないので、まったくの未知の世界ではあるのですが、なんとなく「そういうものなんだろうな」って思わせるリアリティがあります。監督の角(小池徹平)さんが、ここまでの期日に脚本が必要な理由を説明しているから……でしょうか。

 最初は、刑事モノだったはずなのに、主演の八神(岡田将生)くんのアイデアで急遽「学園モノ」になり、ついでに「富豪」の要素が加わり、なぜか「B型の血液しか吸わない吸血鬼」の設定も盛り込まれ……正直「……………どうしろと?」な状態になっているにも関わらず、それぞれの案件に真摯に向き合って、なかなかおもしろそうなドラマに仕上がっていくところが、観ていて爽快でした。吉丸さん自身は、常に追い込まれていますけど……。

 追い込まれすぎて、ツルツルの男(浜野謙太)が見えるようになってしまった吉丸さん。いちいち痛いところを突かれるので仕事にならず、ネットでの口コミ評価が星3.5の「米虫メンタルクリニック」にかかり、米虫(矢柴俊博)医師に診てもらいます。でも、ツルツルの男は消えません、

 頭の使い過ぎで、オーバーヒートしてしまったと、今度は脳冷却療法を行う「整体B&Bラボ」にかかります。米虫メンタルクリニックと同じ場所で、日替わりで診療しています。そこで、頭を冷やしてもらっては、脚本の追い込みにかかる吉丸さん。

 時に落ち込んだり、時に舞い上がったり、家族みんなでドラマを観たり、いろんなことが起こりますが、最初から最後まで安心して楽しめます。唯一、舅がイラッとしますが、妻も子どもたちも吉丸さんの味方なので、スルーできます。

 興味を持たれたかたは、是非!🦋