ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『さよならくちびる』

 こちらも気になっていました。(今は、勢いがありますから!)それに2時間弱っていうのは、比較的ハードルが低いです。116分って思うと、4分くらいの差でしかないわけですが………

 挿入歌が、あいみょん。大好きです!

作品紹介

『さよならくちびる』は、2019年5月31日公開の日本映画である。主演は小松菜奈門脇麦。なお、映画と同名タイトルの主題歌「さよならくちびる」を秦基博、挿入歌「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」をあいみょんが提供し、主演の2人が音楽ユニット「ハルレオ」として歌唱する。

あらすじ 

インディーズで注目を浴びた女性ギター・デュオ「ハルレオ」は、それぞれの道を歩むため解散を決めた。彼女たちはローディ兼マネージャーのシマを伴って、全国7都市を巡るさよならツアーに出発する。レオはシマ、シマはハルに思いを寄せており、ハルもレオに特別な感情を抱いていた。

全国ツアーの道中、歌詞にしか書けないハルの真実と、歌声でしか出せないレオの想い、 隠し続けたシマの本音が少しずつ明らかになり、すれ違う思いをぶつけ合って生まれた曲「さよならくちびる」は、3人の世界をつき動かしていく――。

キャスト 

スタッフ

  • 監督・脚本・原案:塩田明彦
  • 音楽:きだしゅんすけ
  • 主題歌:ハルレオ「さよならくちびる」 Produced by 秦基博
  • 挿入歌:ハルレオ「誰にだって訳がある」「たちまち嵐」 作詞作曲:あいみょん
  • 製作:依田巽、中西一雄、定井勇二
  • エグゼクティブプロデューサー:小竹里美
  • 企画・プロデュース:瀬戸麻理子
  • プロデューサー:根岸洋之、高橋尚子
  • 音楽プロデューサー:北原京子

(ウィキペディア「さよならくちびる」より抜粋)

感 想 ( ・θ・) <ネタバレ!

 大好きな感じでした。終わりかたがイイ!(「終わり良ければすべて良し」です。)(とはいえ、仲の良さとギスギスは半々くらい)

 冒頭から、なんだか不穏というか、このツアーが終わったら解散してしまうバンドそのものって感じがします。ツアーで移動するための車は、ラングラー スポーツ。こちらもカッコイイ!

 移動は自転車がほとんどで、購入費用に維持費に保険に税金に……なんだかもろもろお金がかかるので、車を手に入れたいっていう気持ちが全くなかったのですが、なんだか良いなぁって思いました。カッコイイのは、良いなぁ。自転車よりも遠くへ行ける。たくさん買いものしても、乗せられるから安心。ティッシュペーパーやトイレットペーパーとかも、たくさん買える。重たいペットボトルも箱で買えるし、お米とか味噌、醤油なんかも。(……なんて車のメリットをあげてみました。ちなみに購入予定は、まったくありません✨😼)

 

 なんだか、どのキャラクターも良いなぁって思いました。わりと勝手で、傷つきやすくて、それでも相手を大切に思っていて……ハル(門脇麦)もレオ(小松菜奈)もシマ(成田凌)さんも、なんか好きだな。それぞれの過去は、考えてみれば、それほど描かれてはいません。それでも、なにも困らない。今、目の前にいる彼・彼女が全てなんじゃないかなって思います。語られなかった部分は、なんとなく想像で補ってしまえてる。それが、合っているか合っていないのかは分からないけれど………

 

 最後のツアーで車に揺られながら、あるいはライブを開催しながら、想いは過去をめぐります。ハルとレオのふたりが出会ったこと、そこにシマさんが加わったこと、記憶に残る女性のこと、ハルレオにテレビ番組の取材があったこと、ハルの家にシマさんが行ったこと………シマさんが昔バンドをやっていたこと……

 レオの髪が、ハルと出会ってから、だんだん短くなっています。そのおかげで、いちいち年表示をされなくても、時系列が分かりやすいです。髪の毛がこれくらいの長さだから、あのエピソードと同じくらいの年なんだろうなって感じで………。出会ったころのロングも良いけど、途中ハルとレオが同じくらいの長さなのも良くて、最新のショートもすごく可愛いです!

 

 

 ざっくり内容を伝えるだけなら、2行で終わりそうです。でも、それだとなにひとつ伝わらないというか、変化がないというか………とりあえず、興味をもたれたかたは観てみてね!

 

 解散のためにツアーをまわっていたはずなのに、ツアーを経て、それぞれ想いに変化があって、あんな感じになった……のかな。それとも、音楽性の違いとかではなくて、好意の矢印が行き交っているだけだから、こんがらがった糸がほどけたら、なんとなくスッキリしてしまったのかな。あんだけ感動させておいて、そんな結論で良いの?!って思うけれど、良いんですよ。きっと。

 最後のところで、すごくうれしい気持ちになったというか、安心したというか、喪失感がやわらいだというか、あぁなにひとつ失っていないんだなって感じ……やっぱりこの先のことは分からないけれど、少なくとも喧嘩別れとかでなければ、縁が切れてしまうことはないだろうし、良かったなって思ったのが正直なところです。だって、好きなひとは大切にしたいじゃないですか……

 ひととの出会いが運命だと言うのなら、ささいなすれ違いで決別してしまったら悲しいです。(私情)

 

 劇中でハルレオが演奏する楽曲が、どれも好きです!

 ライブのシーンが何度も出てきて、それぞれで歌唱しているので、映画を観終わるころには、すっかり口ずさめるようになってしまいます。場面ごとの彼女たちの気持ちにシンクロしているようで、どの曲も素敵だなって。弾き語りに合うなって思いました。

 

 ギター良いなぁ!(唐突)

 わたしも彼女たちのみたいに弾けるようになりたいな!

 

 どれも好きなので、動画を貼っておきますね。公式のが見つからなかった曲だけ歌詞を載せておきます。どこが好きって、全部ですけど、歌詞だと最初の「どうせ止まってしまう」ってところと「湯をわかすのだ」ってところと「ルルラルルラと」ってあたり。気持ちの共感度が高くて、特に好き!

どうせ止まってしまう この心臓に水を与えて

ときに走らせ動かしてく わたしたちは

怒って傷ついて泣いて

また怒って笑って恋して

いつまで経っても 吹きあふれない

湯を わかすのだ

ルルラルルラと 生活の隙間に

ポツリと落ちている 希望を集める

誰にだって 訳があって 今を生きて

私にだって 訳があって こんな歌を歌う

全部わかって ほしいわけじゃないけどさ

そういうことだって 言いたいだけ 

(誰にだって訳がある/あいみょん)

youtu.be

youtu.be

退屈な日々がこんなにも

激しく回ってる 旅はまだ続く

根拠もない 足跡もない

紡いだ言葉もそれほどないけれど

進んで行こう きっとこの先も

嵐は必ず来るが大丈夫さ

(たちまち嵐/あいみょん)

 

 シマさんがオススメしているレコードが気になりました。(レオの好みじゃないかもって言っていたけど……)「The End of the Game」ピーター・グリーンの音楽アルバム 

 そのうち、聴いてみたいな♪🦋