ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』

 こんばんは。お疲れさまです。

 休みの間にネタを仕入れたので、今度はスキマ時間にブログを書き溜めようとしている今日この頃です。(なかなか難しい!)

 映画『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』は、タイトルが気になってマイリストに入れていました。ミステリーかと思いきや、ウィキペディアによるとスリラー映画とのこと。なるほど。

 映画を観るのは久しぶりだったので、せっかくだからと父も誘ってみました。Netflixにはマッチ度というのがありますが、驚異の97%!期待しかない!とワクワクしていたのですが、父は「ミステリーは苦手なんだょ🥺」と言いながら最初から離脱。時々、戻ってきては一緒に観る……みたいな。なので、結果的には、ほとんどひとりで観ていたわけですが……

 おもしろかったです!

 そういえば、年が明けてから映画を観るのは初でした。わたしの選球眼は、あいかわらずキレが良いなぁって自画自賛しましたよ。はずさない!(……とは言い切れない!)(弱気!)

 

作品紹介

『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(きゅうにんのほんやくか とらわれたベストセラー、Les traducteurs)は、2019年のフランス・ベルギーのスリラー映画。 監督はレジス・ロワンサル(フランス語版)、出演はランベール・ウィルソンオルガ・キュリレンコなど。

上映時間 105分

ストーリー 

フランスの人里離れた村にある洋館に、9カ国から翻訳家が集められた。全世界待望のミステリー小説『デダリュス』の完結編の各国語への翻訳のためだ。しかし9人は、洋館の地下に隠された要塞のような密室に隔離されてしまう。海賊行為と違法流出を恐れた出版元が著者の同意のもと、彼らを隔離して極秘に翻訳を行わせることにしたのだ。

9人は外出はおろか、電話やSNSなどの通信も禁止され、毎日20ページずつ渡される原稿をひたすら翻訳していく。そんなある夜、出版社社長の元に「冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ、次の100ページも公開する。要求を拒めば、全ページを流出させる」という脅迫メールが届く。

キャスト 

  • エリック・アングストローム 演 - ランベール・ウィルソン 出版社のオーナー。
  • カテリーナ・アニシノバ 演 - オルガ・キュリレンコ ロシア語の翻訳者。『デダリュス』のヒロインに入れ込んでいる。
  • アレックス・グッドマン 演 - アレックス・ロウザー(英語版)英語の翻訳者。9人の中で最年少。
  • ハビエル・カサル 演 - エドゥアルド・ノリエガ スペイン語の翻訳者。吃音症。左腕を怪我している。
  • エレーヌ・トゥクセン 演 - シセ・バベット・クヌッセン デンマーク語の翻訳者。夫と幼い子どもたちがいる。
  • ダリオ・ファレッリ 演 - リッカルド・スカマルチョ イタリア語の翻訳者。アングストロームに媚びる。
  • ジョルジュ・フォンテーヌ 演 - パトリック・ボーショー 書店経営者。アングストロームの文学の師。
  • ローズマリー・ウエクス 演 - サラ・ジロドー(フランス語版)アングストロームの助手。
  • イングリット・コルベル 演 - アンナ・マリア・シュトルム(ドイツ語版)ドイツ語の翻訳者。
  • チェン・ヤオ 演 - フレデリック・チョー 中国語の翻訳者。
  • テルマ・アルヴェス 演 - マリア・レイチ ポルトガル語の翻訳者。反抗的。
  • コンスタンティノス・ケドリノス 演 - マノリス・マブロマタキス ギリシア語の翻訳者。金のための仕事と開き直っている。

(ウィキペディア「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」より抜粋)

感 想 (ネタバレも!)

 まだご覧になっていないかたは、先に観てください。

 オススメです!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 すでにネタバレしてしまった気もしますが………とてもおもしろかったです。なんだろう、バランスが良かった。最初から最後まで、展開へのストレスなく楽しむことができました。(ストーリーへのストレスはあります。人権というか人格を尊重してって思いました)(いろんな謎を棚上げにしたまま進んでいく話が得意ではないので、ある程度の仮説を投げながら、ホイホイ話が進んでいくのは逆に爽快です!)

 というか、映画を観ながら犯人あてをするのも楽しそうです。いろいろ考えてしまいました。「……なぜ、そういう状況にも関わらず、このひとは、このひとを疑うんだろう?むしろ、この場合だったら、あのひとが疑わしいんじゃないのかな?どうして、名前が出てこない?」

 そして、いろいろ考えた仮説が鮮やかに覆されていく。

 思わせぶりなシーンから始まって、それが何なのかは、きちんと明かされます。そして、最初のほうに誰かが誰かに面会する場面があるのですが、どちらがどちらに座っているか……という部分も、あとから自分の思い込みに気づかされます。

 アレ?逆だった?!みたいな。

 最初のほうの、出会って、みんなで仕事を進めていって、そのうちに意気投合して、一緒にクリスマスをお祝いするところは楽しかったです。ワクワクしました。でも、そのうちに脅迫メールが届いて状況は一変します。雇用主から一方的に容疑をかけられて、人道的ではない扱いを受ける場面はしんどいですが……長くは続きません。いろいろなことが起こって、そして崩れ去ります。最後に笑うのは誰なのか………?

 そして、種明かしパート。

 からの、出会いの物語。アガサ・クリスティオリエント急行殺人事件」の犯人は?

 そして、明かされていく真実。

 そういうことだったんですね………(納得)

 

 犯人は、犯人ではないけれど犯人です。

 そして、真犯人は犯人だけれど犯人ではない。

 

 興味を持たれたかたは、是非!🐥💓