こんばんは。お疲れさまです。
前から気になっていてマイリストに入れていたのと、たまたまオススメに出てきたのとで観てみました。将棋なら、父も一緒に楽しめるかなって。感触が良ければ、映画『3月のライオン』前後編も家族みんなで観られたらなって思っています。
作品紹介
『AWAKE』(アウェイク)は、2020年12月25日公開の日本映画。監督・脚本は本作が商業映画デビュー作となる山田篤宏、主演は吉沢亮。第1回木下グループ新人監督賞グランプリ受賞作。将棋電王戦FINAL第5局の対局を題材に、コンピュータ将棋ソフト開発者と将棋棋士の姿を描く。
上映時間 119分
登場人物
- 清田英一 演 - 吉沢亮 主人公。大学のAI研究会で将棋ソフトの開発に携わっている。
- 浅川陸 演 - 若葉竜也 英一のライバル。
- 磯野達也 演 - 落合モトキ 英一の先輩。
- 中島透 演 - 寛一郎
- 磯野栞 演 - 馬場ふみか
- 山崎新一 演 - 川島潤哉
- 堀亮太 演 - 永岡佑
- 山内ひろみ 演 - 森矢カンナ
- 清田英作 演 - 中村まこと
(ウィキペディア「AWAKE (2020年の映画)」より抜粋)
感 想 (ネタバレも?*1 )
おもしろかったです。どのキャラクターも個性豊かで好き。
なかでも、わたしのお気に入りは磯野(落合モトキ)センパイです。気難しいようでいて、なかなか面倒見がよく、自分の興味のあることに一生懸命で、優しくて、思いやりもある……のかな。それから、おにいちゃん(可愛い妹がいる)で、顔も良い。
それから、記者の中島(寛一郎)さんも好きです。顔が。っていうか、このかた、どこかで……と思って検索したら、映画『チワワちゃん』のカツオ?!気づかなかった!役柄的なものもあるかもしれませんが、たぶん顔も好きなんだと思います。
途中、精神攻撃を受けますが、ストレスのかかる場面がサクッと終わるので、あとはこころ安らかに観ることができます。後味も悪くない。炭酸のような「爽やかな飲み心地」って感じです。
一度は手放してしまった夢を、もう一度つかみとることができるかもしれない。自分のやりたかった将棋を、コンピューターというツールが見せてくれるかもしれない。そう思ってきたのに、全力で組んだプログラムにバグのような欠点があって、それによって再び敗北してしまう……そのやるせなさみたいなものが、すごく分かる気がしました。悔しい気持ちが伝わってくる。それでも、引き際は潔い。きちんと投了するところに安心しました。指手を務めたロボットも(たしか)一緒にお辞儀をしていて、そういうの良いなって思いました。
記者さんと棋士とで世間話というか、終わってからの感想みたいなことを雑談のようなかたちで話す場面があって、そのときの棋士のコメントが良かったです。双方の健闘を讃えるって感じでした。プロなら指さない手を使ったことで、よく研究していたとも言えるし、逆にその手を使わないとコンピューターには勝てなかったとも言えるし、とはいえ二人にはもっと自由に闘ってもらいたい……みたいな。
なので、最後の場面で、空港で偶然に出会った二人が将棋盤をはさんで向き合っているところが、とても感慨深かったです。将棋って、おもしろいです。良いなぁって思いました。
挫折を味わったことがあって、そこから立ち上がったことのあるひとにも、そういう経験がないひとにも、刺さるものがあるんじゃないかな。
興味のあるかたは、是非!
そんなこんなで、今日のところはこの辺りで。
また、明日!🐥💓