ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『あのときキスしておけば』

 こんばんは。お疲れさまです。

 実は、ところどころリアルタイムで視聴していました。たまたまテレビをつけたときに見かけて、楽しくて、そこからは最終回まで観た……観たんだったかな……スピンオフドラマの「SEIKAの空」は観ました。たしか。

 で、配信サービスで最初から観始めたのが途中になってしまっていて、そのうちにNetflixでも配信が始まったので、あらためて最初から完走することに!(そんなこんなで、コチラの下書きも1年以上あたためていたことになりますね!ようやく日の目を見る日がやってきました!)

作品紹介

『あのときキスしておけば』は、2021年4月30日から6月18日までテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。主演は松坂桃李

キャスト

  • 桃地のぞむ(ももち のぞむ)演 - 松坂桃李 本作の主人公。「スーパーゆめはな」坂松店の青果担当。大ヒット漫画「SEIKAの空」を読むことが生き甲斐で、作品と作者の「蟹釜ジョー」を崇拝する内気な青年。
  • 唯月巴(ゆいづき ともえ)演 - 麻生久美子/井浦新(幼少期:落井実結子)漫画家。大ヒット作「SEIKAの空」の作者。ペンネーム「蟹釜ジョー」。搭乗した沖縄行きの航空便がオーバーラン事故に遭って亡くなるが、心は隣の席にいた田中マサオの体に憑依する。
  • 田中マサオ(たなか マサオ)演 - 井浦新「あらいぐま清掃」の清掃員。搭乗した沖縄行きの航空便が航空事故に遭った際、巴の心が体に憑依する。

「スーパーゆめはな」の従業員

  • 郷田ひと子(ごうだ ひとこ)演 - 猫背椿 青果担当のリーダー格のおばちゃん。仕事での失敗が多い桃地のことを励ましてくれるなど面倒見がよい。
  • 反町真二(そりまち・しんじ)演 - 六角慎司(第1話、第3話、第5話 - 最終話)本社のESV(エグゼクティブスーパーバイザー)。田中マサオの友人。二十歳の嫁がいる既婚者。間違った指示を出して従業員から指摘されても聞く耳を持たず、本部から指摘されると従業員のせいにして自分の責任を認めないため嫌われており、影で「エグゼクティブ真二」や「クソキノコ」と呼ばれている。
  • 水出清美(みずいで きよみ)演 - 阿南敦子(第1話 - 第4話、第6話 - 最終話)青果担当のベテラン社員。手塚治虫ファン。
  • 李善善(り しゃんしゃん)演 - うらじぬの(第1話 - 第3話、第5話 - 最終話)青果担当の外国人社員。

「週刊少年マキシマム」編集部 巴が『SEIKAの空』を連載する東源出版の少年漫画誌編集部。

  • 高見沢春斗(たかみざわ はると)演 - 三浦翔平 副編集長。巴の元夫、初代担当編集。
  • 馬忠士(いくま たかし)演 - 角田貴志(第1話 - 第6話、最終話)編集長。
  • 木之崎眞(きのさき まこと)演 - 藤枝喜輝 編集部員。高見沢の部下。巴の二代目担当編集。
  • 栗山まりえ(くりやま まりえ)演 - 川瀬莉子(第1話、第3話、第5話、第6話、最終話)マキシマムの紅一点の編集部員。エロ漫画担当。
  • 田村恭平(たむら きょうへい)演 - 板倉武志(第1話 - 第6話、最終話)編集部員。

巴の親族

  • 唯月妙(ゆいづき たえ)演 - 岸本加世子(第2話 - 最終話)巴の母。

マサオの親族

  • 田中帆奈美(たなか ほなみ)演 - MEGUMI(第3話 - 最終話)マサオの妻。弁当屋のアルバイトをする傍ら、フラダンス教室を主宰する。
  • 田中優太郎(たなか ゆうたろう)演 - 窪塚愛流(第3話、第4話、第6話 - 最終話)マサオと帆奈美の息子。高校生。「SEIKAの空」の大ファン。

スタッフ

(ウィキペディア「あのときキスしておけば」より抜粋)

 紙に感想メモも残していたはずなのに、どこまで観たのか忘れちゃったんですよね。でも、あらためて最初から観て、良かったなって思いました。多分、リアルタイムで観ていたときも最終回前の1・2話を観れてなかったような気がします。最終話も、途中で気づいて観始めたのだったかな……展開が急な印象がありました。だから、今回 順番に話を追いかけることができて良かった。 

 とにかく!すごく良かったです!

 どこがどう良かったか……は、ひと言では言い表せないので興味を持たれたかたは観てみてね!

 Netflixで配信されているのは確実です✨(でも、雰囲気的にAmazonPrimeVideoにもありそう!……これは、レンタルなのかな?)

感 想 (ネタバレも!)

 なんというか回を重ねるごとにおもしろくなっていく感じがします。桃地が、憧れの漫画家・蟹釜ジョーこと唯月巴さんに出会って、恋をして、少しずつ変わっていく、成長していく……そんな話です。でも、それだけじゃない。トントン拍子にふたりの関係が深まっていって、そんな現実にこころが追いつかなかった桃地(松坂桃李)は、良い雰囲気になってキスしようか……というところで唯月巴(麻生久美子)さんを拒んでしまいます。

 そのあと、ふたりで出かけた沖縄への飛行機が事故を起こして、巴さんは帰らぬひととなってしまいました。

 悲劇!

 いや、巴さんは帰ってきました。飛行機で隣の座席にいた田中マサオ(井浦新)さんの身体に、こころが憑依した状態で!

 喜劇?!

 本当の自分は死んでしまっているということに戸惑ったり、不安になったり、困ったりしながら、桃地に助けを求めて、自宅から仕事道具を持ってきて、桃地の家で自分が手掛けていた漫画「SEIKAの空」の執筆を続けます。なんだかんだで、順応性が高いです。巴さん。

 そして、桃地はたびたび思うことになるのです。中身は巴さんなのに、外側はオジさんになってしまった蟹釜先生を見るにつけ「あのときキスしておけば」と………

 

 巴さんが身内にはワガママで、若干強引で、優しくて、可愛くて、誰もが好きになってしまうようなキャラクターで、大好きです。桃地も、気弱で押しが弱いけれど優しくて、イイヤツで、応援したくなるキャラクターです。というか、最初は苛つくエグゼクティブ真二も回を重ねるごとに悪くない、憎めないキャラクターになっていきます。

 巴さんの元旦那・高見沢春斗(三浦翔平)さんは桃地以上に順応性が高くて、オジ巴を受け入れるのが早くてビックリします。やたらとカッコイイ。 

 

 巴さんは、オジ巴(田中)の姿で「SEIKAの空」を描き上げます。そして、巴さんでいられる時間が少なくなっていって、だんだん田中さんと交代する時間が増えていって、そしていなくなってしまいます。すごく寂しい。巴さんのお葬式のシーンがコメディになりかけていたのに対して、結婚式って明るい気持ちになるイベントのはずなのに、ものすごく切ない。

 最後に、桃地と巴さんがキスできたのは良かったって思います。それから、巴さんのウェディングドレス姿がステキです!

 みんな、誰もが、いつかはこの世界から離れるときが来るけど、それがいつか分かったら悲しいし、寂しい、だから「そのとき」は唐突におとずれるんじゃないか……みたいなことが、巴さんの口から語られるのですが、そのおかげで悲しいだけじゃない、安心感と救いのある終わりかたになっていて、良いなぁって思いました。*1

 

 よく考えたら、巴さんが田中さんに憑依している状態だと、世間的には同性愛ってことになるのかもしれませんが、なんかそんな些末なことはどうでも良くなるくらいにオジ巴が巴さんで、とても可愛いです。そう、どうでも良いです。そこに愛があれば。(そして双方の合意があれば!)

 

 だいぶネタバレしましたけど、興味があったら是非!

 作中作の「SEIKAの空」もだいぶおもしろいです。それに対して、熱く語るファン(桃地や優太郎くん)の熱量もすごく好き。めっちゃ早口で感想を言うのとか、すごく分かる。気がします。

 それから、もうひとつ見どころ!*2 桃地のどこで手に入れているのか分からない独特なセンスのTシャツやパーカー。すごく気になります。一周まわって、逆にカッコイイような気がする……いや、気のせい。ダサい。いや、そうでもない? 「KOHADA」Tシャツとか「NEW YORK」ってロゴに風呂はいってるキャラクターとか「パンとめるやつ」って縦に上からだんだん小さくなるように書いてあって隣にバッグ・クロージャーが同じくだんだん小さくなるように書いてある視力検査表っぽくなってるやつとか「ENGAWA 縁側」って文字と寿司のイラストとか。

 いや、やっぱり言葉では言い表せないから観てください!

youtu.be

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:うろ覚えすぎるのも無責任なので、確認してきました。巴)「別れはいつも唐突だ 別れを自覚するのは悲しすぎるので――神さまは唐突に人を死なせるのだと思う」

*2:……見どころ?