ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『君は月夜に光り輝く』

 こんにちは。お疲れさまです。

 夜勤明けに軽く観られるものが良くて、父と一緒に観ても気まずくなくて、前から観たいと思っていた作品にしました。

 Netflixで配信中です。(せっかく更新したので、月に10本は観たいところ……)

作品紹介

君は月夜に光り輝く』(きみはつきよにひかりかがやく)は、佐野徹夜による日本の小説。2017年2月にメディアワークス文庫より刊行。2019年2月には、主人公たちのその後を描いた続編となる短編集『君は月夜に光り輝く +Fragments』がメディアワークス文庫より刊行された。略称は「君月」。発光病という不治の病に侵された女子高校生が残り少ない生命においてやり残したことを、偶然病院にやって来た同級生の男子高校生に「代行」してもらうことで互いに心を通わせていく恋愛小説である。

映画

  • 監督     月川翔
  • 脚本     月川翔
  • 音楽     伊藤ゴロー
  • 主題歌    SEKAI NO OWARI「 蜜の月 -for the film-」
  • 配給     東宝
  • 公開     2019年3月15日

2019年3月15日に公開。監督は、映画『君の膵臓をたべたい』などを手がけた月川翔が務める。同作の主演を務めた北村匠海と朝ドラ『半分、青い。』の主演を務めた永野芽郁のダブル主演。

キャスト

(ウィキペディア君は月夜に光り輝く」より抜粋)

感 想 (ネタバレも!)

 良かったです!

 映画館で予告をみたときは、そんなに惹かれませんでした。既視感というか。予告だけで、おなかいっぱいというか。原作を読んでいないのに、理解した気分になってしまったというか……

 でも、良い意味で思っていたのと違いました。

 だから、タイトルとあらすじだけでなんとなく「理解した」ひとにこそ届くといいのにって思います。

 感想を語っている間にネタバレしてしまうと思うので、興味を持たれたかたは是非!

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 まだ迷っているかたには、予告をどうぞ!(っていうか、予告が饒舌すぎる気がします。詰め込みすぎ。これだけでなんとなく満足してしまいそうです。……主題歌とイメージ画像(思い出の写真)だけでは吸引力が足りないのでしょうか?*1 )

youtu.be

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 ネタバレ回避のためにスペースを空けてみました。

 なんというか、これが原作通りなのかは分かりませんが、これはこれで好きだなって思いました。映画の内容を忘れないうちに読んでみたいと思います!

 感想を書きながらウィキペディアで、監督が映画『君の膵臓をたべたい』のひとだと知りました。が、アレは原作通りが良かったのに……と思っているので*2、先にその情報を知っていたらガッカリ補正で観てしまって、もしかしたら今とは違う感想になったかもしれません。

 映画そのものを楽しみたいと思ったら、余計な情報は入れないほうが良さそうです。

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 ということで、あらためて感想を語っていきますね!

 そこから始まるのズルいです。最初から、どうなるかが分かってしまいます。あぁ、そうなのかって。奇跡は起こらなかったんだなって。でも、気持ちの準備ができるから親切だとも思いました。出会いがあれば、別れがある。楽しい時間もいつか終わる。

 

 岡田卓也(北村匠海)くんの視点で見ることになるからか、渡良瀬まみず(永野芽郁)が最初から可愛いです。とても愛おしい。

 

 クラスのみんなからの寄せ書きを、書くのがいちばん遅かったという理由で、入院しているまみずに渡しに行くことになった岡田くん。そこで、帰りがけにメモをもらって*3、また会いに行くことになります。 

 会いに行ったとき、まみずは不在で、何気なくまみずの大切なスノードーム(オルゴール)を触っていたら、うしろから声をかけられた拍子に落として、割ってしまいます。まみずは、先に卓也の心配をしてくれる。ケガしてない?って。イイコです。

 卓也の謝罪を受けいれて、あっさり許してしまうまみず。お詫びの品は、持ってきたグミで良いよって。でも、卓也が納得せず「ちゃんと罪滅ぼしさせてほしい」「本当になんでもしてくれるの?」「僕にできることなら」ということで、まみずのやりたかったことを卓也が代わりにやる、不思議な代行が始まります。

 まみず「余命ゼロなんだ」1年前に余命1年って宣告されて、1年経ったからゼロ。なるほど。……なるほど?

 

 「卓也くんって、たまにやさしいね」「“たまに”は余計だよ」のやりとりが好きです。

 

 まみずが優しくて、可愛くて、明るくて、いつでも機嫌よさそうで、悲壮感が少ないところに救われるのかな。

 だんだん距離が近づいていく。だんだん彼女のことを好きになっていく。その気持ちが、よく分かる気がします。

 

 わたしが好きなのは、卓也くんが彼女にサイズを聞くところ。最初にバストサイズを聞いて(もちろん答えない。そんなの聞くなんてバカなの?)、それから身長と体重(これも答えない。シークレット)、靴のサイズくらい教えてくれたっていいでしょ?誕生日は?って流れで自然に引き出す。

 最初から聞きたかったのは、誕生日と靴のサイズでしょ?

 サマンサタバサの赤いサンダルが可愛い。良いなって思ったら雑誌端っこを折るの、わたしもやります。本はやらないけど、消耗品扱いの雑誌なら良いかなってところある。(とっておくつもりの雑誌は折らないですよ?) ちょうど映画が公開された時期にコラボアイテムとして発売されたみたいです。見かけていたら、きっとほしくなっただろうな。取り外しのできるリボンがついてて、シルエットも華奢で、ストラップで、ステキだなって。

 欲しかったものをサプライズプレゼントなんて、絶対うれしいです。大好き!

 

 それから、やっぱり病名がフィクションなところが好きです。闘病ドラマは苦手なのですが、実際にある病気ではなくて、発光病というところ。不治の病とされている誰にとっても未知の病で*4、どういう経過をたどるかも分からないので、現実感覚とのバランスが良いなって思いました。

 分からないから、受けいれるしかない。本人が希望すれば自宅療養できるのか、どんな検査や治療が必要なのか、つい気になってしまいますが……。治療方法や療養環境については、まみず本人の意思を大切に、主治医と医療チームとで前向きに検討した結果なのだろうなって。

 

 とにかく「すごく良かった」です!是非!

 (まみずが可愛かったので、近いうちに中のひと(永野芽郁)の映画を観に行こうと思いました。9/30公開ですって。休みの今日 行こうと思っていたけど、まだでした……💦)(記事の最初から、ここまでで数日経過しています。集中力なさすぎですね……)

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:検索したら、フォトムービーって。そうそれ!

*2:原作が売れていて、評価されている、という実績があるなら、オリジナル展開は必要ないと思います。脚本家さんが自分らしさを入れてみたくなったのか、原作が好みじゃなかったのか、配役に関してのオトナの事情なのかは分かりませんが……せっかくの救済が役に立っていません。間に合わなかったけれど、ある意味では間に合っている。決して幸福な結末ではないけれど、でも良かった部分もある。そんな感じ。さすがに他作品のネタバレをするわけにはいかないので、ぼんやりさせておきますが……。気になるかたは、映画と小説の両方を確認してくださいね!(わたしは小説が好きです!でも、映画の主演二人も大好きです!)

*3:連絡先かと思いきや「グミ食べたい」って……

*4:作中人物にとっては治療法が解明されていない難病で、観ている側にとっても末期に体が光るらしい以外のことは分からない……遺伝なのか免疫なのかウイルス性のものなのか…