ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『TUNAガール』

 こんにちは。お疲れさまです。

 なんとなくNetflixをつけたらオススメされました。しかも、配信終了間近!(明日です?!*1 ) ということで、こうやって出会えたのも何かの縁なので、父と一緒に観ました!

作品紹介

『TUNAガール』(ツナガール)は、2019年に近畿大学の全面協力でNTTぷらら吉本興業が制作した配信ドラマ。主演は小芝風花安田真奈監督作品。

TUNAガール

2019年3月28日よりひかりTVで、9月28日からはNetflixで世界配信が開始された。

あらすじ

近畿大学農学部水産学科3回生の美波(小芝風花)は、春から夏までの半年間、研究合宿のために和歌山の近畿大学水産研究所にやってくる。もっとも彼女はマグロなどにはほとんど興味ない様子で、研究に身を入れる気もなく、そのせいもあってかやることなすこと失敗ばかり。しかし、研究熱心な他の同級生たちのひたむきさに触れ、それぞれの悩みを聞いていくうちに、もともとポジティヴ・シンキングな美波も感化され、次第にやる気を出していくのですが……。

キャスト

(ウィキペディア「TUNAガール」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 映画かと思いきや、1話完結のドラマでした。

 なんとなくで観始めたのですが、おもしろかったです。同時期にドキュメンタリー番組も制作されていて、そちらもNetflixで配信されていましたが、ドラマと同じタイミングで配信終了ということで間に合いませんでした……

 ちょっと残念………(きっとおもしろかったはず!)

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(C)吉本興業/NTTぷらら

 小芝風花さん演じる高山美波が、カワイイです!

 元気があって、明るくて、少し抜けていて、ちょっとおバカだけど、素直で、愛嬌があって、頑張り屋さん………最初は遅刻したり、不真面目な態度が目立ちますけど、でもわるいこではないんだろうなっていうのが伝わってきます。

 とにかく明るくて、まっすぐで、裏表がない!そこが良い!

 まさに、ツナガールって感じです!

 

 そういえば、ドラマの冒頭でツナの語源についての豆知識があったのですが、するっと頭から抜けてしまったので検索しました。なかなか見つからなかった。「ツナ ツナス 語源」で検索して、ようやくたどり着きました!

止まることができないマグロ 

英語でツナ(tuna)と呼ばれていますが、その語源はギリシャ語で“突進”を意味するツナス(thynnus)を意味しています。(アリナミン公式サイト>疲れの情報局>元気の雑学 Vol.4 なぜ、マグロは疲れないのか?より抜粋)

 そう!それそれ!ツナス!突進!すっきりしました。

 そういえば、上でカタカナ表記して気づいたのですが、もしかして「TUNA+ガール」ってだけでなく、「繋がる」みたいな意味もかかってますか? それまで、魚の養殖とは縁のなかった美波がマグロの養殖と繋がる。養殖産業が世間一般と繋がる。(考えすぎかな?……まぁ、どっちでもいいや…🐥💓🐟)

 

 美波ちゃんは美波ちゃんなりに、頑張って、マグロ養殖の認知度を上げようと奮闘しますが、残念ながら空回りしてしまいます。SNSで炎上して、すっかりしょげてしまいますが、仲間の支えと懐の深い教授によって立ち直ります。

 炎上というか、その出来事に対する書き込みってSNSならではだと思うのですが、内容に既視感がありました。そういうことが起こったら、そういう書き込みがありそうだなって。自分が決して傷つかない場所から、誰かに石を投げたいひとは多い。事実を言っているだけでも、表現に悪意が滲んでいるというか……。そのうえ、どこかに逃げ道がある。(「本当のことを言っただけ」みたいな。) それによって、相手がどう思うか、そのあたりに想像が及ばないのかなっていう感じが実にリアルです!

 たしかに、美波ちゃんにも非はあったかもしれないけれど、そこは(ドラマ内での)スタッフさんたちの番組制作に対する姿勢次第なのではないかと思いました。フォローのしようはあったでしょうよ? それを、むしろ炎上上等みたいな。むしろ話題になっておいしい、みたいな? っていうか、どんな立ち位置でおもしろがってるの? ……って、私怨が混ざりましたね………

 そのあとの、謝罪回というか炎上を鎮めるためのフォロー回みたいなものは、(ドラマ内での)番組制作陣の思惑を越えていて、とても良かったです。美波ちゃん、強い!芯がある!カッコイイ!そして、番狂わせが起こっているのに撮影し続けるカメラマンさんも最高です!(生放送だから?)

 それにしても、ここの流れに爽快感を覚えてしまうのは、そういうマスコミ像がテンプレとして理解できてしまうからかなって思いました。いるいる。あるある。なんなら、どこかで見たことがあるような気さえしてしまいます。顔出しをしていない番組パーソナリティというか、MCというか、番組を進行している彼が、相手の話を聞こうとせずに持論をぶつけていく感じ。相手を言いくるめてやろうという姿勢。気持ち悪いですね!相手が伝わるようにかみくだいて話してくれているのに、それは「分からない」じゃなくて「分かろうとしない」だけですよね? ペンは剣よりも強しとか言いますけど、マスコミが力を持っているという自覚があるのなら、その力の使い道を決して間違えてはならないと思います。

 

 って、書き始めたら、明らかにドラマの感想としてはバランスが悪くなってしまいました。まぁ、いっか。それだけ、脚本に真実味があったということです。そんなこんなで、一方通行な質問という名の持論展開*2について考えていたら、会見での取材陣の質問(「今、どんなお気持ちですか?」)、果ては謝罪会見……と話題が横滑りしていって、微妙に長くなってしまったので、ドラマとは関係ない部分はバッサリ切りました。最初は*3こんなふうに片づけてみましたが、バランスが悪いのと、想定している会見が限られているので*4、それがあたかも一般的であるかのように語るのも間違っているかなって………下書きに埋葬したので、機会があれば日の目を見ることもあるかもしれません。

 

 監督・脚本の安田真奈さんに興味を持ったので、他の作品も観てみたいなって思いました。

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓 

*1:鑑賞した時点で翌日でした……🐥💦

*2:質問しておきながら相手の回答を理解しようとせず「それは分からないんですが」でつなげて自分の考えを一方的にひけらかす

*3:にゃー🐱💓

*4:そこまで、いろんなバリエーションの会見を目にしているわけではないのです……