ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

短編映画『冬の蝶』

 こんにちは。お疲れさまです。

 なんとなくな気分でイメージチェンジを図っている今日この頃です。フォントサイズが大きい部分があると、画面がパキッとして見やすいなって思いまして、取り入れさせていただきました。

 言うなれば………まねっこです!*1

 

 さて、そんな本日お届けするのはAmazonプライムビデオにて配信中の短編映画『冬の蝶』なんとなく気になっていたので、なんとなく流してみました。基本的にAmazonプライムビデオは字幕がないので、セリフを聞き取れていないことがあるかもしれません。耳は悪くないはずなんですけどね………

作品紹介

Story ストーリー

人里離れた山奥の集落で育ったサチは、実家を離れて都会で一人暮らしをしていた。
ある朝、認知症の祖母から電話がかかってくる。
「おばあちゃん、さっきね、蝶々をつかまえてきたの。今ね、手の中に隠してるの。今度、サッちゃんと会う時に見せてあげるわね。」

しばらくして今度は母からさっきまで電話で話していた祖母が危篤であるという連絡が入り、サチは信じられないまま実家へと向かう。
冬の山々。生まれ育った実家。眠ったままの祖母。幼い頃、兄と見つけた不思議な蝶の思い出。
実家に到着したサチは兄から”あの時の蝶”を今朝見つけたと知らされる。
サチは自分の記憶とともに、故郷を巡り始める。

Cast 出演者

  • 主演/Una(ゆうな)
  • 五十嵐靖晃
  • 岩崎幸代
  • 西靖

Staff スタッフ

監督・脚本/遠山 昇司

2016年/19分/カラー/HD/日本

(『冬の蝶』公式サイトより抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 全体的に静謐で、ドタバタしていなくて、穏やかです。

 「第33回テヘラン国際短編映画祭アジア・コンペティション部門グランプリ受賞」「第68回モンテカティーニ国際短編映画祭インターナショナル・コンペティション部門スペシャルメンション受賞」とのこと。それぞれの映画祭がよく分からなかったので検索したら、当該映画の記事がいろいろ出てきました。「モンテカティーニ国際短編映画祭」は、歴史ある映画祭で世界の新たな才能を発掘する場としても注目されているそうです。

 興味を持たれたかたは、是非!

 涼しげでキレイな映像だなって思いました。山の中にある家っていうのは、すごく親近感があります。わたしの祖母の家も山の中なので。そして、全体的に会話はあるけれど静かです。音楽が控えめ……というわけでもないと思うのですが、とにかく静か。

 あとは、よく分からなかったです!

 なにか前情報というか、常識レベルの基礎知識が足りないんでしょうか? いろんな賞を受賞して、世界的に評価されている短編映画だというのに、わたしときたら……。

 とはいえ、1回観ただけで判断するのも良くないと思ったので、次の日に2回目を観ました。やっぱりよく分からなかった。

 

 あらすじは、公式サイトから引用した通りです。それ以上でも以下でもありません。冒頭、涙が逆行しているように見えました。違和感を覚えて何度か見返したのですが、ほんの少しの変化なので気のせいかもしれません。それとも何らかの意図があるのでしょうか? 時間を遡る………みたいな?

 車で実家に帰るサチ。眠っている祖母。

 兄のもとへ行って、少し話をして、そのうち母から連絡が入ります。祖母が目を覚ましたと。

 部屋へ入ると、祖母はふたたび眠っています。そして、目を開ける。サチに「前に話した蝶々をあげる」と布団のなかから両手をそっと出す祖母。両手で受け取るサチ。(たぶん、なにもなかった) そして、また眠ってしまいます。兄が、自分が見つけたという蝶々をガラス瓶に入れて手渡してくれます。サチも小さな頃、冬の蝶々を見つけたことがありました。母も祖母も「標本から持ってきたんでしょう?」と信じてくれなかったけれど。(標本の蝶々はハネを広げているでしょう?閉じたままの展示は、なかなかないように思うけれど……)

 そして、犬をなでて、車で都会へ帰っていくサチ。

 途中で道路上で死んでいるシカを見つけて、車を停めて、シカを路肩へ寄せてやります。

 

 祖母から蝶々を受け取るときに、ちゃんと両手で大事そうに受け取るサチは、やさしいなって思います。祖母の世界観を否定せずに受けとめてあげている。

 ところで、映画のタイトルにもなっている「冬の蝶」って、どんな意味があるのでしょうか? 冬場に蝶々は生きていけないから、死をイメージさせる……ということ?

 ハイコンテクストな表現が多くて、わたしには受けとめられるものが少なかったのかなって思いました。(でも、数日前から食べられなくなったとはいえ、あれだけハキハキ話せるひとが死んでしまいそうだなんて……なかなか信じがたいです。自宅で看取った経験はないので、なんとも言えないのですが………)(説明されなくても理解できる情報ってあると思うのです。でも、この作品からはほとんど分からない。この映画には不必要なのかもしれませんが、サチが普段なにをやっているかとか、どう過ごしているか、兄の職業、かかりつけや往診医はいないのか、など*2 )

 

 それはそうとして、道路上で動物の死骸を見つけたら、どうしたら良いのか気になったので検索しました。とりあえず、道路緊急ダイヤル「電話番号 全国共通 #9910(24時間受付・無料)」に連絡すると良いみたいですよ。(国土交通省の公式サイトから引用しました)

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

*1:マイルドな表現ですね!🐥

*2:わたし、気になります!🐥✨