ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

『つみきのいえ』

 こんにちは。あるいは、こんばんは。

 夜勤明けだったかな……気軽に観られるものが良いなって思って、選んでみました。前から気になっていたような気がします。(気のせいかもしれません………)

 残業続きで、夢のなかでも仕事してて、なんだかこころが休まらない感じです。そんな慌ただしさが過ぎたら、ふと幽体離脱してしまったような……なんだか違う自分になってしまったような、そんな不思議な気持ちになっています。少しずつ、少しずつズレていって、前のわたしとは違う何かになってしまった………みたいな。

作品紹介

つみきのいえ』(仏題:La maison en petits cubes)は、2008年に発表された加藤久仁生監督による日本の短編アニメーション映画である。水に沈みゆく街にある積木を積み上げたかのような家で暮らす老人を通して、人生というものを象徴的に描く。

つみきのいえ La maison en petits cubes

アカデミー短編アニメ賞を受賞した初の日本映画である。

概要

本作品はセリフが無く、映像とBGMのみによってストーリーは進んでいくが、日本語版では女優の長澤まさみがナレーションを務めている。

あらすじ

海面が上昇したことで水没しつつある街に一人残り、まるで「積木」を積んだかのような家に暮らしている老人がいた。彼は海面が上昇するたびに、上へ上へと家を建て増しすることで難をしのぎつつも穏やかに暮らしていた。ある日、彼はお気に入りのパイプを海中へと落としてしまう。パイプを拾うために彼はダイビングスーツを着込んで海の中へと潜っていくが、その内に彼はかつて共に暮らしていた家族との思い出を回想していく。

(ウィキペディアつみきのいえ」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 今から14年前の作品です。干支がひと回り以上している………

 Amazonプライムビデオで見かけて、というか「あなたへのオススメ」に出てきて、気になりました。それに12分って短さも良いです。何を観ようか迷っている間に観終えてしまえる。

 出演者に長澤まさみさんってあったので、ナレーションかなと思っていたら、最初から最後まで音楽だけで過ぎてしまったので、もしかしたら誤情報かと思っていたら、上記の通りでした。わたしが観たのは、日本語版ではなかったということかな。でも、ナレーションがなくても問題ありませんでした。たぶん、ちゃんと伝わってる。と思います。きっと。

 絵本を眺めているようで、静謐で、とても静かな作品だなって思いました。潮位が上がるに従って、上に増築して、そのまま暮らしていく老人。建て増しするのも、ひと苦労でしょうに………大変なことです。モノを売りに来る船があって、どこからか食べものや材料を調達してくれるってことは、すべてが水に沈んだというわけでもなく、きっと、どこかに陸地はあって、みんなはソコに住んでいるのではないでしょうか………?

 少なくとも、老人には子どもたちがいて、先立たれた描写もないので、きっと、どこかで生きているはず。それはそうとして、老人には老人の生活があります。

 パイプを取り落として、似たようなのを作ろうとしたり、諦めようとしたりして、でも諦められなくて、ダイビングスーツを購入して、大事なパイプを拾いに行く。なんだか良いなぁって思いました。沈んだ室内に残る家族の思い出。

 最後の場面が、寂しいけれど、あたたかい。

 興味をもたれたかたは、是非!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

 今日もお疲れさまでした。

 あなたが笑顔で過ごせる明日でありますように!