ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

サヨナラは突然に………

 こんにちは。

 いつかはお別れが来ると知っていましたが、それでも「もう少し先だと良いなぁ」って思っていました。金柑の花が咲く前は「せめて花が咲くまで」、咲いてからは(何故か見向きもしなかったのです)「せめて暖かくなるまで」って。

 暖かくて、晴れた日に、大空へ飛んでいけたなら………そう思っていましたが、その前に死んでしまいました。蝶々の話です。

(イラストAC/ななかさん)

 悲しいです………寂しい………

 仕事から帰って、リビングの壁をザッと眺めて、どの辺りに留まっているか確認するのが、気づけば習慣になっていました。

 祖母を実家へ連れて行って、そこからショートステイに見送って、トンボ返りしてきて、その日は生きていました。今まで留まっていなかったくらい高い位置で、カーテンレールの上あたり、なぜか父がペットボトルを置いている、その陰に。

 暖かいのか、それとも安心感があるのか………

 分かりませんでしたが。ジッとしてた。

 どうやらエサ(ポカリスエット)を口にしていないようで、無理やり割り箸に留まらせて、ポカリまで連れてきてあげるか、悩みましたが、高い位置なので危ないなって。椅子に乗っても、さらに手をのばさないといけない場所なので、かえって傷つけてしまうかもしれないって。

 でも、翌日にはいなくなっていて。どこにも見あたらなくて。心配していたら、父が探してくれました。カーテンのタッセル*1クマなのですが、その上に横たわっていたそうです。どこも傷ついていなくて(実は生きている間に羽の端っこが欠けてしまっていましたが、それ以外の傷なく)、そこは少しだけ安心しました。

 無理やりポカリに連れて行ってあげたら良かったかな。飲まなかったかもしれない。でも。

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 とかく天井付近の壁が好きでしたね。(暖かかったの?)

 地味にダメージなのですが、母は「10日も生きることができたんだから」「そのままだったら、羽化することなく死んでしまったかもしれないし」などと慰めてくれました。

 彼女あるいは彼は、しあわせだったでしょうか? 誰かが言っていました。対象にかけた時間が愛情だって。それでいけば、たしかに我が家のみんなは蝶々のことが大好きでしたよ。

 どこかに埋めてあげたいと思いましたが、集合住宅暮らしではままならず。植木鉢では虫が出そうですし、共有スペースの植木近くでは不審に思われそう。防犯カメラもあります。

 そんなこんなで、両親がショートステイ帰りの祖母を迎えに実家に行ったついでに、庭の椿の下に埋葬してくれました。ありがとう。

非常口はコチラ!

 小さな蝶々の大きな存在感。

 いまだに、つい、ふと、最後に留まっていた壁のあたりを眺めてしまうことがあります。寂しいな。蝶々よりも大きな生きものは、到底 飼えそうにありません。喪ったときのことが、考えられないから。妄想の中でネコを飼っているくらいが、ちょうどいいのかもしれません。

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

 毎日お疲れさまです。

 あなたが笑顔で過ごせる日々でありますように!

*1:あのカーテンをまとめるやつ。タッセルって呼ぶんですね。学びました!🐥✏️