こんにちは。
前から気になっていました。マイリストに入れて、ダウンロードして………でも、なかなか観られなかった。ちょうどシリーズもののドラマを完走したところだったので、少しずつ観ました。(映画なのに少しずつとは、これいかに………)
いちどに観るには、ダメージが大きそう………
でも、オススメです!
あらすじを読んで、それだけで分かってしまえるような話でもないので、観てください!
作品紹介
『花束みたいな恋をした』(はなたばみたいなこいをした)は、2021年1月29日に公開された日本映画。脚本家・坂元裕二のオリジナル脚本による恋愛映画で、主人公の男女による5年間の恋を描く。
キャスト
- 山音麦:菅田将暉
- 八谷絹:有村架純
- 羽田凜:清原果耶
- 水埜亘:細田佳央太
- 川岸菜那:韓英恵
- 青木海人:中崎敏
- 恩田友行:小久保寿人
- 原田奏子:瀧内公美
- 羽村祐弥:森優作
- 中川彩乃:古川琴音
- 沖田大夢:篠原悠伸
- 卯内日菜子:八木アリサ
- 本條朱音:萩原みのり
- 嶋村知輝:福山翔大
- ラブホの男性:宇野祥平
- ラブホの女性:佐藤玲
- 歯科医:金子清文
- IT業界で働く男性:池田良
- 胃を半分切除したおじさん:水澤紳吾
- 加持航平:オダギリジョー
- バロン:サザエ(幼少期役)、キャビア(成長期役)、ジャック(成猫役)
- 押井守(本人役):押井守
- 土志田美帆:PORIN(Awesome City Club)
- 富小路翔真:佐藤寛太(劇団EXILE)
- エンジニアの男性:岡部たかし(切実)
- 八谷早智子:戸田恵子
- 八谷芳明:岩松了
- 山音広太郎:小林薫
スタッフ
- イラストレーション:朝野ペコ
- インスパイアソング:Awesome City Club「勿忘」(cutting edge)
(ウィキペディア「花束みたいな恋をした」より抜粋)
感 想 (ネタバレも?!)
とても良かったです。好きです。
冒頭、2020年 ひょんなことから元カレ・元カノと再会した山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)のふたり。そこから遡って、ふたりが出会って、別れるまでの5年間が回想されます。
すごく好き!分かるような気がします。
まったく同じ経験はしていないけれど、でも知ってる。すごく近しい友人の恋愛事情というか、自分自身というか、とにかく共感度が高いです。
偶然出会って、好きなものが同じで、興味の対象が似ていて、同じ靴をはいていて、手荷物に文庫本が入っていて、お互い映画の半券をしおりに使っていて、距離が近づいていく感じ。だんだん相手を知っていく、だんだん大事になっていく、その感じ。とてもワクワクして、楽しいです。
フリーターになって、一緒に暮らして………
でも、そんなふたりの暮らしに、現実が押し寄せてきて、なにと闘っていたわけではないけれど、なにかの圧力に敗けて、「普通」とか「あたりまえ」に飲み込まれていく。前までの自分たちを切り捨てながら………
ということで、最初のうちのテンション高めで楽しくて、しあわせいっぱいな感じから、だんだん少しずつすれ違っていくのがツライです。なにがきっかけとは言えないけれど、少しずつ、かけ違えたボタンのように、気づいたときにはどうしようもなくなっている。
そういえば、タイトルの「花束のような恋をした」ってとこから、すでに過去形だったなって思うと、すごく切ないです。悲しい。
あの頃のふたりは、もうどこにもいないんだな。あたりまえのようにそこにあった、楽しかった時間。自分の“好き”を共有できるうれしさ。
でも、別れる直前よりも、別れたあとの3ヶ月のほうが、なんだか仲の良い友人って感じで、会話があって、笑顔があって、知らなかったことを知って、思っていたけど言わなかったことを言って、タピオカを飲みながら、並んでテレビを眺める時間もあって、気持ちが穏やかで、とても安心できます。別れることを受け容れたふたりって感じで。それは、もう仕方ないことです。
それに、恋が終わったからって、死んでしまうわけではなかった………
再会しても、相手を認識しただけで、言葉を交わすことはなく、お互いに相手には見えないけれど(本当は分かってる?)、背中を向けたまま手を振って………それぞれの人生は続いていきます……
終わりかたも、とてもやさしい。
寂しいとか喪失感とか、そういう気持ちで終わるのではなく、もう少しポジディブな感情で観終えることができます。
そんなこんなで、今日はこの辺りで。追加の蛇足はうしろにまとめました🐍...また明日!🐥💓
☆☆☆ 毎日お疲れさまです。あなたが笑顔で過ごせる日々でありますように!☆☆☆
🐍... わたしも、割と本を読むほうだと思っていましたが、ほとんど共通項がありませんでした。麦くんと絹ちゃんが盛り上がっている内容が分からない………気持ちは分かる、けれど分からない!ということで、ウィキペディアにも載っていましたが、映画を観ながらメモしたので置いておきますね。近いうちに読みたいです!
「今村夏子さんの『ピクニック』」が劇中で何度も出てきたので、特に気になります。わたしは、それを読んで、なにかを感じることができるでしょうか………?(試金石💎✨)