ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『アンメット』

 안녕하세요 

 アンニョンハセヨ〜 (こんにちは)

 放送中は視聴していなかったのですが、前から気になっていました。「週末にイッキ見したい作品」とオススメに出てきたので、さっそく………

作品情報

テレビドラマ

アンメット ある脳外科医の日記

  • 連続ドラマ:医療ドラマ
  • 原作:子鹿ゆずる(原作)、大槻閑人(漫画・作画)『アンメット-ある脳外科医の日記-』
  • 脚本:篠﨑絵里子
  • 音楽:fox capture plan
  • オープニング:上野大樹「縫い目」
  • エンディング:あいみょん「会いに行くのに」

記憶障害を患う主人公が目の前にいる患者を全力で救い、自分自身をも再生していく医療ヒューマンドラマであると同時に、変わり者の脳外科医である三瓶友治との出会いをきっかけにして、悩み、葛藤しながらも医師として懸命に立ち向かっていく1人の脳外科医の再生の物語となっている。

  • 川内ミヤビ 演 - 杉咲花(中学時代:白岩桜)本作の主人公。脳外科医だったが、事故により記憶障害を発症。看護助手として働いていたが、三瓶の提案で医師業務に復帰する。
  • 三瓶友治 演 - 若葉竜也 丘陵セントラル病院の脳外科医。
  • 大迫紘一 演 - 井浦新 関東医大病院脳外科 教授。ミヤビの母・あかりが倒れた際の執刀医でもある。

丘陵セントラル病院(テレビドラマ)

  • 津幡玲子 演 - 吉瀬美智子 看護師長 兼 医療安全室長。仕事に対して厳しく向き合う。藤堂院長とは同期。
  • 星前宏太 演 - 千葉雄大 救急部長。人手が足りない時には脳外科の手伝いもしている。外科以外の知識が豊富。
  • 藤堂利幸 演 - 安井順平 院長。
  • 成増貴子 演 - 野呂佳代 麻酔科医。
  • 森陽南子 演 - 山谷花純 脳外科 看護師。
  • 風間灯織 演 - 尾崎匠海(INI)研修医。
  • 新井小春 演 - 中村里帆 脳外科 看護師。
  • 大槻彩音 演 - 金井美樹 救急部 看護師。
  • 中野文緒 演 - こぴ 看護師。

関東医科大学病院

  • 綾野楓 演 - 岡山天音(幼少期:猪股怜生)脳外科医。麻衣と婚約している。
  • 西島麻衣 演 - 生田絵梨花 脳外科秘書。
  • 西島秀雄 演 - 酒向芳 麻衣の祖父。西島医療グループの最高権力者。

その他

  • 高美武志 演 - 小市慢太郎 ミヤビらが行きつけの料亭居酒屋「たかみ」の店主。大阪出身。
  • 高美香織 演 - 阿南敦子 武志の妻。「たかみ」の女将。

(ウィキペディア「アンメット-ある脳外科医の日記-」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 すごく良かったです。大好き!

 原作を知らなかったので、ドラマを観終えてから読んでみました。(今ならコミックシーモアで3巻までは無料で読めます)

 細かなエピソードに違いはありますが(たとえば失語症に苦しむことになるのは原作ではスタイリストさんですが、ドラマでは女優さんのほうだったり、サッカーが好きな高校生の子がドラマでは仲間とぶつかったりしながらもプレーを分析して伝えるという方向で勝利に貢献していたり)、原作をリスペクトしながらも、無理なく実写化されていて、あらためて良いなぁって思いました。

 それぞれのキャラクターに奥行きがあって、そういうのは実際に俳優さんが演じることでの相乗効果なのかもしれません。

 わたしは、ミヤビ(杉咲花)ちゃんもとい川内先生が大好きです。それから、三瓶(若葉竜也)先生のことも好きです。初見では、分からないひとだな、独特だな、クセが強すぎるな………などと思っていましたが、すごく人間みがあって、孤独を愛するタイプのようでいて実は人間全般のことが大好きなんだろうなって。

 毎朝、律儀に川内先生に挨拶する研修医の風間(尾崎匠海)先生も好きです。割と愛されキャラ。それから、救急の星前(千葉雄大)先生も成増(野呂佳代)先生も津幡(吉瀬美智子)師長に藤堂(安井順平)院長、看護師の森(山谷花純)ちゃんも。

 

 毎日記憶がリセットされるって、なんとなく掟上今日子さん(別作品)を彷彿とさせます。彼女は今の状況のみを把握して普通に今日という日を過ごしていますが、ミヤビちゃんは今日までの日記を読んで世界を把握してから1日をスタートさせます。だんだん読む量が増えていくのではないかと心配なのですが、限られた時間で読み切れるように工夫しているのかな………?

 

 患者さんとのエピソードが良いです。

 大迫先生の怪しい動きや思惑、ミヤビちゃんの消えた記憶に隠された真実、三瓶先生との過去。記憶はなくなっても強い感情は残るという事実には、救いがあると思います。忘れたくない記憶。ミヤビちゃんのなかに、そういった強い想いが、たくさん残っていると良い。

 

 「こうすると影が消えます」

 どうすると消えるのか終盤まで分かりませんでしたが、このエピソード大好きです。賢すぎる。それから、彼女の難しい手術が偶然の積み重ねでうまくいくわけではなくて、それまでの経過が確かに描かれているところも好きです。諦めたくない想いがあって、それを支えるだけの努力があって、そして間に合ったところ。

 手術が成功して、意識が戻って、その先は描かれていません。どうなったのか。どうなっていくのか。それまで描かれてきたストーリーを踏まえれば、そこでハッピーエンドではなくて、ミヤビちゃんの前には新しい壁が立ちはだかって、それを乗り越えなくてはならないかもしれない。大変なのは、手術が終わって、そのあとなのかもしれない。それでも、彼女には支えてくれるひとたちがいる。ミヤビちゃんがミヤビちゃんらしく生きていけることを祈ってやみません。

 

 原作は、全17巻で完結しています。

 もしかしたら、ドラマでは描かれていないエピソードがあるかもしれません。全11話のドラマで原作の全てを再現するのは難しかったかも。それでも、大切な部分は決して損なわれていないと確信できるだけの確かさが、このドラマにはあったと思います。(原作も読んでみたいです)

 興味をもたれたかたは、是非!

 

 それでは、今日はこの辺りで。

☆☆ また会いましょう!또 만나요!(*•ө•)ノ☆☆