ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『リボルバー』

 안녕하세요

 アンニョンハセヨ〜 (こんにちは)

 母と一緒に映画館へ観に行きました。公開から、それほど時間は経っていないはずなのに上映回数が少ないような………

 興味のあるかたは、お早めに! 

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作品情報

あらすじ

念願のマンションへの入居を目前にしていた警察官スヨンは、恋人の裏金問題に巻き込まれてしまう。謎の男アンディから「すべての罪をかぶってくれるなら大きな補償を約束する」と持ちかけられた彼女は、その提案を受け入れて刑務所に入ることに。2年後、出所したスヨンを刑務所の前で待ち伏せしていたのは、見知らぬ女ユンソンだった。何かが間違っていると直感したスヨンは、失ったもの全てを取り戻すためアンディを探しはじめるが……。

キャスト

スタッフ

  • 監督:オ・スンウク
  • 製作:ハン・ジェドク
  • 脚本:オ・スンウク、チュ・ビョル
  • 音楽:チョ・ヨンウク

作品データ

  • 原題または英題:Revolver
  • 製作年:2024年
  • 製作国:韓国
  • 配給:ツイン
  • 劇場公開日:2025年2月28日
  • 上映時間:115分
  • 映倫区分:G

(映画.com 「リボルバー」より抜粋)

感 想 (ネタバレも!)

 展開が早くて、筋は込み合っていなくて、とてもおもしろかったです。血飛沫や凄惨な場面が控えめなところも良かったです。映倫Gなので。

 わりと人死には多そうですが……… 

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 母がパンフレットを購入してくれたので(わたしが買うよって言ったら、買ってくれました。わぁい!)、解像度が上がりました。答え合わせというか、なんというか。

 映画の後半あたりでも台詞にあるのですが、スヨンもユンソンも同じ男と不倫関係にあったんですね。なるほど。スヨンがつきあっていた上司には、奥様がいたと?

 普通に最悪じゃないですか。

 マンションの内見の日に、社長の裏切りによりスヨンの名前が出てしまい、中古のタワーマンション+7億ウォンと引き換えに、スヨンが全ての罪を被って、2年間服役することに。

 でも、出所の日には誰も迎えに来ず、約束のお金も支払われなかった。

 ………怒らないわけがないのでは……?

 しかも、全てを知っていたはずの上司は拳銃自殺している………?

 裏切られたことを悟ったスヨンは、関係者ひとりひとりを訪ねていきます。最初に、かつての先輩刑事かつ恋敵(と互いに認識している?!)に会いに行ったのは大正解でした。反りが合わなくても、同じ敵が相手なら共闘できます。

 捜査の方向性を教えてもらって、拳銃と警棒も手に入れて、彼女は独自に捜査を進めます。

 

 とにかく展開が早いです。

 安心できる場所に預けておいた折りたたみ式携帯電話には、出所したあかつきに手に入れられるはずのマンションと7億ウォンの口約束が録音されていたはずが、データの復旧は困難ということで、あっさり諦めてゴミ箱に放ってしまいます。

 粘らないんだ………?!(取っておかないの?)

 せめてガワだけでもあれば、なんらかの取引材料になりうるのでは?

 明らかに何かしら関わっている相手が「証拠はあるのか?」って言うのに「ありません」ってスヨンが正直すぎる。でも、悪党の皆さんも「脅迫してるのか?」って、そこも素直すぎますよ。(脅迫されるような心当たりがあるのです?)(たぶん整くんあたりなら「犯人でなければ「何のことだ?」「何を言っているんだ?」って反応になるのではないでしょうか?」って言うところだと思います。ボクも常々思っているんですが………)

 彼女は身ひとつで真相に辿り着きます。

 刑事ではなく、犯罪を立証する必要もないので、証拠も不要でした。

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 チ・チャンウクさん演じるアンディが、アホ可愛くて素敵でした。

 なんというか、権力と金を持て余している大きな赤ちゃん。自分より弱い者との約束を反故にするのに、なんら良心の呵責を覚えない。自分の気持ちひとつで決定を覆すことに慣れている。アルコールとクスリに溺れて、癇癪を起こして、ズボンが濡れたからってその場で脱いでパンツ1枚で堂々としているなんて………流石です。

 ブチ切れたスヨンに警棒で躾されているし…

 いや、どう考えても、支払うはずの7億ウォンを勝手に使い果たしたキミが悪いですよ? イースタン・プロミスを退職しているから………じゃないです。

 

 あと、どこが好きかって、シン刑事に拳銃を突きつけられて、最初はとりなそうとするのに、銃弾が入っていなくて、トリガーを引かれても空撃ちで、そのあと銃弾を込めて、あらためて照準を合わせられたとき、(はぁ?撃ちたければ勝手に撃てば?)な感じになっているところ。虚無。

 それ以前に、鎖骨骨折に足首も骨折していて車椅子って自分の体調が万全ではないのに、腹心の部下もなく、金で雇われただけのチンピラを引き連れてスヨンの前に現れるところ。相手が女一人だから、甘く見ていた………? それにしても、近くに護衛のひとりもついていないなんて、世界に対する信頼が厚すぎます。自分が傷つけられることがあるとは、微塵も思っていなさそう。

 

 寺の庭が血の海になったり

 車椅子の彼を横倒しにして、かばおうとする姉(母)もろとも銃で撃ったり

 そういう展開は、ありませんでした。

 

 スヨンは、わりと終始 冷静沈着です。

 同性に優しく、ちゃんと賢い。 

 

 すべてが終わって、肌寒く雨がそぼ降るなか、グラスに注いでもらった冷たい(たぶん)焼酎をあおって、手に入れたお金のなかから雑に取り出した札束1つ丸ごとで支払って、お店のおばさんが対価の分だけ抜いて、エプロンにしまって、またグラスにお酒を注いであげるところも好きです。

 それから、網にサンマを挟んで、慣れた感じで塩を振って、良い頃合いで出してくれるところも。香ばしく焼けて、やたらとおいしそうです。

 ようやく終わった!

 食べ終わって、飲み終わったスヨンが、カバンを片手に歩き始めるときには、きっとユンソンが乗せて行ってくれると思います。ソウルまで。スヨンの帰りたかったあのマンションまで。

 興味を持たれたかたは、是非!(って、もうほぼすべてを語ってしまいましたが………🐥💧)

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出口はコチラ………🚪🚶

 ネタバレ回避のためにバックドアをつけてみました。………あぁ、文字通り「裏口」「勝手口」の意味です。

 公開中の映画についてネタバレなしで感想をまとめるのは難しいので、自衛および回避をお願いします。あらすじで興味を持たれたなら、劇場に足を運ばれるのが良いと思います。

 わたしは好きです!(ネタバレ笑)

 足跡代わりに☆を置いていってくださいね。

 

 それでは、今日はこの辺りで。

☆☆ また会いましょう!또 만나요!(*•ө•)ノ☆☆