ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『鋼の錬金術師』

公開初日に観てきました!最初は、まったく興味がなかったというか、おいしくないと思われるものをあえて口にすることもないかなって思ってました。この目で観てみたいという気持ちの一方で、試写会後に吹き荒れたと思わしき評価や感想のアレコレ。見ようと思っていなくても目に入ってしまうそれは悪い意味でヤバそうな感じで……。でも、主演の山田涼介さんのファンのかたがツイッターで山田さんについて呟いているのを見かけて、グループ愛のある熱いひとが情熱をもって演じておられたんだな、ファンのひとの愛が感じられて良いなぁって思いました。それから、テレビで映画のCMを見かけた父が「鋼の錬金術が実写映画だって」と純粋に楽しみにしていたので、行きたい想いはあるものの腰が重い父を連れ出してみようかなって🎶🐱💓

感想は、観に行って良かったです。来場者特典の描き下ろし冊子もうれしい感じでした。日本っぽい風景が残念という書き込みを見かけてドキドキしていたのですが、別に瓦屋根の圧倒的日本家屋が出てくるわけでもなく……見るひとが見れば…な感じでしょうか。わたしが外国の風景に慣れていないだけなのかもしれませんが、田園を駆け抜けていく風景の線路が単線だったのが地味に違和感というか原作準拠なのか疑問に思ったりしましたが、それくらいでした。エドアルの子ども時代については、もう何も言うまい。セリフちゃんと言えてすごいね。よく頑張ったね。演技できる子役は他にいなかったのかな。それとも大人の事情があるのかな。もとから金髪の子を採用するわけにはいかなかったのかな。ビジュアル先行なら、多少のたどたどしさもむしろ子どもらしくて良かったかもしれません。でも、その子ども時代の衝撃的な出来事を大人になってからの回想という体で、大人のエドが演じたのは倫理的配慮があるなって思いました。板に乗って飛ばされていくのは、あれそんな流れだったかな?!……からのタイトルの演出がこれまでに見たことがないくらい格好悪かったです。(婉曲表現)(逆にあれはアニメ準拠なんです?)

他は、実写映画らしくまとまっていて、すごく良かったです。映画のサイズでたたんでいて、そこだけでも充分な及第点だと思いました。(このへんで差し引きゼロ)

あとは、アルがすごくアルだった。それから、キメラが可愛かった。可愛いっていうのもあれなんですが、髪がさらってなるとことか、きちんとそこにある存在感。ラストがラストでしたね。綺麗で素敵。衣装も細かいところまで作り込まれていて繊細に見えました。エドは、顔がよい。背はそんなに小さくはない…かな。ヒューズはヒューズで、タッカー氏はタッカー氏でしかなかったです。ウィンリィは髪色……って感じでしたけど、金髪が合わなかったのかな、そこも大人の事情だったりするんでしょうね。でも、可愛いから良いです。

せっかくだから、エドとアルがこぶしで語り合ったあとで、エドがアルにおでこをくっつけるシーンはもう少し長くても良かったです。あと5分くらい。しばらく眺めていられる体勢だったのに、わりとさくっと次のシーンにいってしまった印象でした。それから、せっかくみつあみロングなんですから、どこかでアルの結び髪がほどけるシーンがあっても良かったのに。最後まで期待してたのに……なんのためのみつあみですか……

でも、全体的に良かったです。続けようと思えば続けられなくはなさそうな、大人の計算が見え隠れする感じですが、あれで終わっているなら、すごく良かった!と思います✨😼💥