ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』

 こんにちは。

 清原果耶さんが好きです。最近、とある映画でお見かけして、やっぱり好きだなって思ったので、前から気になっていた彼女の映画初主演作を観ることにしました。2020年公開。

作品紹介

『宇宙でいちばんあかるい屋根』(うちゅうでいちばんあかるいやね)は、野中ともその長編ファンタジー小説。中学3年生の少女と「星ばあ」と呼ばれるあやしい老婆とのひと夏の交流を描く。

映画

宇宙でいちばんあかるい屋根

キャスト

スタッフ

  • 音楽:大間々昂
  • 水墨画制作・監修:立川瑛一朗
  • 主題歌 清原果耶「今とあの頃の僕ら」(カラフルレコーズ / ビクター)作詞・作曲・プロデュース:Cocco

(ウィキペディア「宇宙でいちばんあかるい屋根」より抜粋)

感 想 (ネタバレも!)

 タイトルが素敵です。それに、わたしの好きなものが詰まっている雰囲気もあります。「いちばんあかるい」にはキラキラした感じがありますし、「宇宙」「屋根」は高い場所で好きです。高所には、恐怖感と同時に強烈に惹かれるものがありますね。行ってみたい。飛んでみたい。

 主人公のつばめ(清原果耶)が、優しくて、可愛いので、安心して観ることができます。中学生女子特有の少女性――気難しく潔癖で傍若無人で凶暴でヒステリックでアンバランス――というよりは落ち着きがあります。イイコ過ぎるというか。

 つばめちゃんは、中学3年生。2019年に撮影されているので、当時の清原果耶さんは17歳くらいでしょうか………?(中高生の2・3歳差は、かなり大きいかもしれません)

 

 でも、書道教室のあるビルの屋上で、不思議な高齢女性に出会って、躊躇なく“星ばあ”と呼ぶようになるあたり(「初対面で“ばばあ”呼ばわりか!」みたいなツッコミを入れられていましたが………)、無邪気というか、小悪魔というか、そのあたりは年相応な感じなのかな………

 それにしても、中学校で使用するインターネットに裏掲示板があるとか、最近の学校は怖ろしすぎます。そう思えば、インターネット黎明期は、それなりに平和だっだんだろうか………?(少なくとも、関わろうと思わなければ関わらなくても良かったという点で)

 

 星ばあは出会ってすぐにキックボードの乗り方を聞いてきたり、それで空を飛んだり、不思議な存在感です。ハラペコで、おべんとうの差入れを頼んできたりしますし………本当に魔法のチカラも持っているみたいです。年をとると、いろんなことができるようになるって………すごいです。出してしまった手紙を取り戻したり、空を飛んだり、悩める中学生にアドバイスしたり……

 どんな悩みごとも、当事者にとっては巨大で、為す術がないように思われても、ものすごく離れたところから見れば小さなことかもしれません。

 

 つばめちゃんは、自分が母を悲しませたと思ったら、ちゃんと「ごめんなさい」が言える、とてもイイコです。無理せず、わがままになってほしい。頑張りすぎないでほしいなって思いました。 

 いろんな要素が詰まっていて、盛りだくさんでした。星ばあとの出会いだけじゃなくて、隣のお兄さんへの淡い想い、彼の弾くバンジョー(楽器)、元カレの嫌がらせに、書道教室、妹か弟が産まれる予定だということ、隣のお姉さんの男運のなさ、実母に会いに行く、水墨画を始める、水族館でクラゲを見る、星ばあとおそろいのクラゲキーホルダー、隣のお兄さんが交通事故にあう、星ばあの探しものを探してあげる、見つかる。

 つばめちゃんは、いろんなひとに出会って、いろんな経験をしていく………なにせ中学3年生ですから。恋もたくさん経験する。きっと。

 映画の最後に、水墨画の個展が開かれていますが、始めた頃に比べたら、ずいぶん上達しています。(少なくともネズミを描いたのに、牛と間違えられるようなことはなさそう) そのなかに、ほおずきの絵があって、探しものをしたあの夏の夜の風景が描かれた1枚があって、なんだか素敵だなって思いました。あの夏に始めた水墨画をずっと続けていたんだなって。それから、つばめちゃんにとっても、あの夏の出会い、星ばあと過ごした時間は特別だったんだなって。

 興味を持たれたかたは、是非!

 

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆ 毎日お疲れさまです。あなたが笑顔で過ごせる日々でありますように!☆☆☆