안녕하세요
こんにちは。少し前から読み続けていた本を読了しました。翻訳ものなのに、なのにって言うのも変でしょうか、文章は読みやすく、明瞭で、日本語としてもおかしな部分がなく、すごく良かったです!(そういえば、長いことミステリー以外の海外文学を読んでいません)(次は、海外の作品を読むことにします………_φ(・_・
ドラマを観ていたからか、設定の違いがよく分かりました。なので、原作は原作で楽しめます。ドラマは、きっと映像にしたとき素敵なように、ストーリーが分かりやすいように、アレンジしてあるんだろうなって思いました。
興味を持たれたかたは、是非!
- タイトル:天気が良ければ訪ねて行きます
- 発行年月日:2020年12月27日第1刷発行
- 著者:イ・ドウ
- 訳者:清水博之
- 発行所:アチーブメント出版株式会社
(「天気が良ければ訪ねて行きます」奥付より抜粋)
感想と覚書きと…
わたしは、ウンソプが好きです。顔が良い……という印象はドラマによるものですが、それは置いておくとして、視点人物だからか共感性が高い。全体的に淡々としていて、それでいて胸のなかに深い想いがあって、ウンソプの愛情が雪に例えられている場面がありましたが、なんだか分かる気がするなって思いました。
本が好きで、ヘウォンが好き………
彼にとっての大事なもの、大切にしていることは、とてもシンプルで明らかです。
良いなぁって思う。良いなぁ。
ドラマとの違いは、いろいろあります。ヘウォンは絵を描くひとであって、チェリストではない。ボヨンは会計事務所に勤めていて、英語の塾講師ではない。ウンソプに想いを寄せていた描写はなく、ヘウォンに鉢植えをプレゼントしている。(ドロドロしてない……) 市庁舎で働くチャンウの恋愛模様は描かれず、山で遭難した女性をウンソプが助けるエピソードはない。ウンソプに義理の妹はいない。(代わりに、ソリの合わない従兄弟が出てくる) ウンソプの(義理の)両親は健在で、離れて暮らしている。ミョンヨ叔母さんの恋愛模様も原作には存在せず、友人が闘病の後に亡くなる描写もない。『シスターフィールドの迷路』は、ヘウォンが描いて、独立出版(グッドナイトブックス出版)が発行した本のこと。
………語りすぎないくらいが、必要十分なのかもしれません。行間は、読んだひと、それぞれの胸のうちに存在するものです。
グッドナイト書店の外壁にかかった小さな黒板には、いろんな言葉が書かれています。全部ではないですが気になったものと、作品中こころに残った文章と気になった本のタイトルを書き残しておきます。
最初の眠りから覚めて、熱いお茶を淹れれば、次の眠りから覚めたとき、悲しみが和らぐだろう。
朝にはスリラーを、午後にはロマンスを。
四十度は酒ではない。
零下四十度は寒さではない。
四百キロは距離ではない。
ーーロシアのことわざ
そして四十歳は年齢ではない。
ーーペ・クンサン
おやすみ、僕のベッドで眠る人よ。
人生はそんなに長くない。今から苦労しなくても、いずれ僕たちもこの世を去ることになる。だからそれまでは、どうか幸せでありますように。
ヘウォンが共感とともにうなずく。親切な、優しい人が好きだ。スジョンが言うように、大切な、愛する人々とともに、仲良く人生を歩みたい。
どうしていつも完結できないのか。敢えて理由を求めれば、それは書きながら感じる虚しさのせいかもしれません。自分の文章が世に出ればと考える一方、僕のような者が加わらずとも、世の中には既に素晴らしい作家たちの文章があふれているとも考えてしまうのです。この世界に存在する本のうち、わずか〇・一パーセントも読まずに、誰もが世を去ります。ですが、読んだ本から得るものは本当に多い。そんな僕に対し、書き続けるよう励ましてくださったこと、本当にありがたく思います。
『柳に吹く風』ケネス・グレアム著:ウンソプが気に入っている本。なかでも好きなのは、パトリック・ベンソンの挿絵のもの。でも、本の前では言わない。聞こえているからね。それから、シェパード(ってメモ書きしてました。シェパードさんの挿絵のもある………?)
『家にいるフクロウ』アーノルド・ローベル
農夫 黄喜政丞 黒い牛(韓国の昔話)というのが、例え話で出てきました。どんな話か気になります!
邦訳を手掛けた清水博之さんは、韓国ソウルにて「雨乃日珈琲店」を運営中とのこと。いつか行ってみたいです。いつか。(天気が良ければ……なんてね!)
そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓
☆☆☆ 毎日お疲れさまです。あなたが笑顔で過ごせる日々でありますように!☆☆☆