안녕하세요
アンニョンハセヨ~ (こんにちは)
この前、夜勤→明け→夜勤→明けの勤務で、→のあたり。次の夜勤入りに備えて、とりあえず夜も寝ていたら、外から小鳥の鳴き声が聴こえて、こんな時間に?!と不思議に思ったのと、たしかそんなタイトルの映画があったような気がして、検索して、Netflixで配信されていたので観ることにしました。きっかけは突然。
なんとなくで流されています……………
作品情報
『夜、鳥たちが啼く』(よる、とりたちがなく)は、佐藤泰志の短編小説。連作短編集『大きなハードルと小さなハードル』に収録されている。
映画 夜、鳥たちが啼く
- 監督:城定秀夫
- 脚本:高田亮
- 原作:佐藤泰志
- 製作:秋山智則、姫田伸也
- 製作総指揮:藤本款
- 音楽:石塚徹
- 撮影:渡邊雅紀
- 編集:清野英樹
- 製作会社:クロックワークス
- 配給:クロックワークス
- 公開:日本 2022年12月9日
- 上映時間:115分
- R15+指定。
キャスト
(ウィキペディア「夜、鳥たちが啼く」より抜粋)
感 想 (ネタバレも?!)
なんというか、分かるような分からないような………そんな感じでした。きっと原作通りなのではないかしら。(読んだことはないけれど…) ウィキペディアに、連作短編集に収録された短編集と書いてありましたが、きっと作品そのものの空気感なのではないかなって。
兼業作家の苦悩というか、生活というか………
自分の才能への自信と絶望、甘えと嫉妬、失ってから気づく得難い何かと、同じように捨てられた彼女への理解と共感、そして、やはり書くこと、創作することからは逃れられないということ。それは、作家の性(さが)でしょうね。
一見するとハッピーエンドのようではあるけれど、はたして本当にそうなのかは観たひとに委ねられているようでもあって………わたしには、そのうち彼女も離れていくことになるのではないかと思えてしまいました。
『大きなハードルと小さなハードル』で検索したら、私小説的連作とあって、腑に落ちた気がします。現実を切り取ったような雰囲気。必ずしも、オチや大団円が用意されているとは限らないといった先行きの不透明さ。不確かさ。
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主人公であるはずの慎一(山田裕貴)くんよりも、周りの女性陣に感情移入してしまうのは、わたしが女性として生きてきたからでしょうか…?
終始、甘ったれてるなぁ………と思いながら冷ややかに眺めてしまいました。勝手に嫉妬して勘繰ったり、大声を上げたり、気に入らないからとカーテンを力尽くではずしたり、世話してもらうのが当然で、感謝を伝えることもない。赤ちゃんなのかな。乳幼児ですか。
文子(中村ゆりか)さんや裕子(松本まりか)さんにとっては、何らかの魅力があったのでしょう。側にいて支えてあげたい、彼の才能を間近で見ていたい。でも、そういう対価がなければ、心が離れていくことになるのは当然かと思います。うんざりしながら、淡々とお鍋を頬張るシーンとか。よく分かる気がしました。
かおがみたくない
がまんできない
置き手紙が、すべてひらがななのも、なんというか蓄積された怒りを感じさせます。文子さんに学がないとか、漢字が書けないということではないと思います。ただ、キサマに対する置き手紙ごときに脳みそを使いたくないという意思表示なのではないかなって。
肌を合わせる場面があるので、お茶の間には不向きかと思われます。内容と展開から、少し考えれば分かりそうなものでしたが、さすがにギョッとしました。(隣にはスマホで韓国ドラマを観ている母、テレビに背中を向けたリビング一角では机に向かって作業中の父)
それにしても、流れるように体位を変えて*1、息がピッタリです。裕子さんは乱れてもキレイ。
そういう場面が露悪的にならない映画って良いですね。長さと必然性と必要性。この作品には、不可欠な要素だと思います。そして、それがあるからこそ、余計に先の別れが確定のように思える………(けれど、それは単なるわたしの感想です)
興味を持たれたかたは、是非!
それでは、今日はこの辺りで。
☆☆ また会いましょう!또 만나요!(*•ө•)ノ☆☆