ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』

 『ゆるキャン△2』の感想を書くときにウィキペディアの作品情報を見ていたら、製作(テレビドラマ)のところで言及されていて、タイトルからしてシンプルでおもしろそうだなって思いました。(ソロキャンが好きなひとの話なのかな。リンちゃんと一緒ですね!) 検索したら、Amazon Prime Video にありました。

 これは……………見るしかありません…ね?

作品紹介

『ひとりキャンプで食って寝る』(ひとりきゃんぷでくってねる)は、2019年10月19日から12月28日までテレビ東京のドラマ25枠にて放送されたテレビドラマ。

奇数話(1,3,5,7,9,11話)は主演・三浦貴大、監督・横浜聡子、偶数話(2,4,6,8,10,12話)は主演・夏帆、監督・冨永昌敬という隔週ダブル主演で「ひとりキャンプ」を満喫するという内容。大まかなあらすじとしては健人回はキャンプを通して失恋の傷を癒し、七子回は彼女が淡々と一人キャンプをする空気系ドラマとして展開する。

登場人物 

  • 大木健人 演 - 三浦貴大 奇数話の主人公。缶詰と簡単な食材でアレンジ調理を楽しむ。彼が主役の回は語りも担当。失恋のショックを引きずっていたが、11話での剛田の助言でようやく未練を断ち切り、彼女からの別れの手紙を焼き捨てた。
  • 七子 演 - 夏帆 偶数話の主人公。一緒にキャンプに来た宏美が急に帰ってしまい、やむをえず挑戦したソロキャンプにはまる。食材は釣りや採取などで現地調達し、「君は~」と魚や植物に話しかけたりと独り言も多い。普段の口調は優しいが宏美のSNSに対しては荒くなる。ちなみに彼女の回ではナレーションはない。
ゲスト 奇数話 
  • 伊狩 守 演 - 渋川清彦 健人がキャンプ場で出会った無口な男。健人に火打石とスモークチップで作った燻製料理をおすそ分けする(第1話)
  • 井上あかり 演 - 北香那 ニンニク農家の娘。大家族の家でマタギの免許有り。(第3話)
  • 店員 演 - 宇野祥平 アウトドアショップの店員(第5話)
  • 高田武志 演 - 福士誠治 健人の友人。台風接近に伴い家で一人キャンプをしている所に押し掛ける。社交的で自分勝手な一面がある(第5話)
  • 遠藤早希 演 - 黒川芽以 健人が飲み会で知り合い、キャンプデートをすることになる女性(第7話)
  • 鈴村 徹 演 - 田口トモロヲ 健人が勤務する会社の上司(第9話)。妻と娘のためにカレー作りの腕を磨いていたが、離婚して現在独身。
  • 剛田 巌 演 - 仲本工事 山の上にあるキャンプ場に向かう途中で健人が出会う、大きなリュックを持った男性。妻が亡くなり供養も兼ねて好きだったキャンプに来る、健人と同じく缶詰愛好者(第11話)
  • 理恵子 演 - 平岡千代 健人の元彼女。第1話・第11話で声のみの出演。
ゲスト 偶数話 
  • 宏美 演 - 朝倉あき 友人の七子とキャンプに来たところ、車の鍵を失くしたことで車内に置いた肉が食べられず、がっかりして一人帰ってしまう。翌日、荷物の中から鍵を見つけたことで七子に謝罪し迎えに来る(第2話)。その後もSNSでのやりとりが劇中でみられ、第12話では鰻に釣られ途中参加する。
  • 久丸 演 - 坂東龍汰 大学生。七子が山菜採りの途中で助けたお婆さん(演 - 藤夏子)の孫(第4話)。12話で鰻を逃し宏美と七子から総叩きにあう。
  • 宗太 演 - 青山和也 磯で出会ったカニを獲っている中学生(第6話)
  • 由紀 演 - 柳英里紗 健介の部下。社内では愛想よく振る舞っているため人気があり、「キュートちゃん」と呼ばれている(第8話)
  • 健介 演 - 川瀬陽太 由紀の上司。(第8話)
  • 順平 演 - 中島歩 冬子が付き合っている男性。(第10話)
  • 冬子 演 - 山下リオ 順平が付き合っている熟練ソロキャンパー。付いてきていちいち聞いてくる順平とケンカになる(第10話)
スタッフ  

(ウィキペディア「ひとりキャンプで食って寝る」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?)

 おもしろかったです。なにがあるわけでもないけれど、ただただおもしろい。キャンプ良いなぁ。日常から離れた非日常を楽しみたいなぁ!って思いました。母も好きそうだなって思ったので、お互いの休みが合う日や寝るまでに時間があるときなんかに少しずつ一緒に観ました。

 

 いろいろ書きましたけど、長くなりすぎたので結論を先に言います!「どの話もオススメなので、観てみてね!」繋がっているわけではないけれど、少しずつ時間が経過しているので順番に観るのが良いと思います。それから、5話と7話に出てきた料理は作ってみたいなって思いました。

 

Vol.1 富士山でチーズドッグ 大木健人(三浦貴大)の回。キャンプへ行って、火種がなく、受付にも人がいない………ということで、他のキャンパーさんに火種をもらおうと散策していたら、ひとり燻製をつくる無口な男性に出会います。なんだかんだで、燻製肉をもらう健人。こっちも……な雰囲気でビールを手渡され、ついでに……な雰囲気で燻製卵も………おいしそうです!袖振り合うも〜って感じなのかもしれませんが、なんだか良いなぁって思いました。燻製が好きなんですね。きっと。持ってるもの燻してやんよ……って雰囲気で、健人のポケットにたまたま入っていたナッツも燻製してみて、その待っている間、燻製料理の男性・伊狩(渋川清彦)さんオススメの漫画を読んで過ごします。イイ時間!

 火種をもらおうとしたら、火打ち石を渡されます。着火ライターでつけた火とは「味が違う」とのこと。……………そう……なんですかね?………なるほど…?

 そして、伊狩さんと別れてから、自分で起こした火で、パンを温め、ソーセージを焼き、もらった燻製チーズを温めてソーセージとともにパンにはさんで、チーズドッグに!おいしそう!

 

Vol.2 磯釣りはひとりの始まり 七子(夏帆)の回。海辺で肉を食べようと友人の宏美(朝倉あき)とキャンプに来た七子。車を停めて、キャンプ道具を抱えて(クーラーボックスに入ったお肉は後から取りに来ることにして)、良さそうな場所までサクサク歩いて行って、テントを設営して、車に戻って、肉を取り出そう!……としたところで、車のカギがないことに気づきます。荷物を探すも見つからず、砂浜を歩くも見つからず……

 それはそれで、仕方ないから楽しむか……ってスタンスの七子。今日は絶対に肉を食べるつもりでいたのに!と怒って、帰ってしまう宏美。ひとり取り残された七子は、それなりにひとりキャンプを楽しみます。野菜だけのスープを作ってみたり。

 磯釣りをしているひとたちを見かけて、声をかけたら(手伝ったから?)、竿を貸してもらえます。そして、なんか釣れた。釣果を、さっそく捌いて、ジュワっと揚げる七子。魚を捌けるなんて、なかなかやりますね?手際が良いですし、揚げものが出来るだけの油を持ってきているなんて、料理ガチ勢じゃないですか。揚げたての魚とビール!おいしそうです!🍺

 宏美は、予定通り肉を楽しむことが出来たみたいですが、自分の荷物のなかから車のカギが見つかったと、次の日、ラインで謝って迎えに来てくれます。帰りの運転もしてくれるっぽい。ちゃんと仲直りできて、良かったなって思いました。

 

 っていうか、語りすぎですかね?なんか、サクッと書いてるつもりなのに長い気がします。しかも、全12話。少し駆け足にしましょう!

 

Vol.3 嬬恋で焼きペペロンチーノ 健人回。マタギの女性が出てきます。『新米姉妹のふたりごはん』でも叔母が猟師さんでした。意外と多いんでしょうか……? そういえば、ウチも親戚が猟をしていて、いただきものの“クマの油”が冷蔵庫にあります。使用期限がどうなっているのか謎ですが、昔から万能薬として重宝しています。ヤケドに効くって。(検索したら、馬油は使用期限はなさそうでした。冷所保存で開封後は早めに使用という伝聞情報)

 脱線しました!ニンニクがいっぱい出てきて、臭いけどおいしい。おいしいけど、臭いみたいな。楽しい回でした。みんなで食べれば気にならない!オリーブオイルとニンニク、鷹の爪、それから缶詰で簡単に作るペペロンチーノがおいしそうでした!

 

Vol.4 熊も見ているキノコ狩り 七子回。山へ山菜を採りに行きます。途中、キノコを採っている女性に出会ったり、おいしいキノコを教えてもらったりします。その後、助けを求める声が聞こえて、駆けつけると先程の女性が足をひねって倒れており、大声で同行者(女性の孫)を呼んで、簡単な応急処置をします。(七子さん、サバイバル力が高いです!)  そして、採ったキノコを汁にして、おいしく食べます。お礼にやってきた孫に、それはきっと毒キノコだと言われ、途端に具合が悪くなってきた気がする七子。キノコをかじって、笑いが止まらなくなるという不思議な夢を見ます。翌日、姿をあらわした孫。毒キノコ情報はガセで、七子が調理したのは食べられるキノコだったと伝え、謝ります。(……………コイツ……)(キノコ汁の行方が気になりました。さよなら、されちゃったのかな……) わりとすぐに仲直りして、山菜ピザを作って、一緒に食べます。

 

Vol.5 家キャンプでサバ缶づくし 健人回。台風が近づいているということで、キャンプへ行くのは諦めます。キャンプ用品のお店へ行って、気になっていたホットサンドメーカーを買ってみたり、使っているものより軽くて良さそうなテントを買ってみたり……。家に帰って、新しいテントを室内で組み立ててみる健人。楽しそうです!部屋でキャンプだ!(っていうか、リビング広い。うらやましい!)

 友だち甲斐があるんだか、ないんだか、マイペースな友人・高田(福士誠治)がやって来て、勝手気ままに過ごして、帰っていきます。つまみにサバ缶あれこれを出したら、最初は文句を言いつつも、味わいの違いに楽しそうに食べる高田。きっと悪いやつじゃないんだ……マイペース過ぎるだけで…。(いやでも、家に押しかける前に連絡とか……こう…あっても良くない?って気はしますが、きっとそういうやつなんだな。そして、なんだかんだ気が合うのか仲は良いんだろうな……知りませんけど…)

 ( ・θ・) <オイシソウ!耐熱皿にスライスしたタマネギとジャガイモを乗せてラップをかけてレンジで2分→そこへサバ缶(もちろん中身)をほぐしいれ、マスタードを混ぜたオリーブオイルをまわしかける→チーズをたっぷりとバターを乗っけて、最後に粉チーズ→オーブンで焼くっていう料理がおいしそうでした。仕上げにパセリ。パンにチーズと大葉、サバ缶を挟んだホットサンドも良いなぁ。わたしも、前からひとり分のホットサンドが作れるフライパンがほしいなって思っているんですよね。なかなか、こころに決めた一品とのご縁が結ばれません。

 

Vol.6 ダブル味噌に猫も集う 七子回。ネコが出てきます!

 

 いい感じですね。この調子でいきましょう!

 

Vol.7 西伊豆でコンビーフユッケ 健人回。わたし、もしかしなくても健人さんのソロキャンが好きかもしれないなって思いました。大好きな缶詰を使って、そのまま食べたり、簡単に調理したりと無理がなくて、そこにビール!イイ!すごくイイ!

 ……やれないこともないけれど、そんなに料理は好きじゃないんだな。特に、大自然のなかに行ってまで、あえてやりたいことではないんだな。わたしにとっては。缶詰料理、良いなって思いました。(しかし、缶詰っていろいろあるけど、割と値段がしますよね……贅沢な趣味です…)

 ( ・θ・) <オイシソウ!コンビーフをほぐしながら焼いて、そこに黄身、最後にゴマを振りかける。あつあつ、おいしそう!

 母と一緒に「やってみたいね!」って話してました。

 「同僚のつきあいで参加した飲み会」の場面が縦長で、スマホで撮影したかのようになっていて、そういうところもおもしろかったです。

 

Vol.8 ホイルで包んだバースデイ 七子回。クレソンは、そのへんに生えている。(生えていない) そして、おいしい。釣りは、釣れるときがあれば釣れないときもある。過程を楽しむものである。それから、釣果がゼロのときもあるので、目的のものではなくても、食べられる魚が釣れたら確保しておくのもアリ。(←この回を受けての学び)

 

Vol.9 木更津でタイカレー焼きそば 健人回。仕事で上司に叱られた落ち込みを引きずる健人。せっかくの休みだからイヤなことを忘れてキャンプを楽しもうと気持ちを切り替えようとした矢先に、上司と出会ってしまうという………うわぁ……。缶ビールで乾杯するときに、健人さんのほうが上司よりも位置を下にしていて、社会人ルール?!と思いました。そして、なぜか一緒にカレーを作ることになります。言われるがままに作業する健人。(なにを作っているかも分かってない)(っていうか、健人が作っていたのはカレーじゃなかったの?!) そして、ふたりで食べます。辛すぎて、口から火を吐きそうになってる……健人不憫…。

 上司にも、いろいろな事情があるんですね。妻子に出ていかれたり……。そして、自然な流れで上司から「この間はオレが言い過ぎたよ。ごめんな。」それを受けて健人も「いえ。僕のほうこそ、すみませんでした」 お互いにそのひと言があるだけで、次の勤務での気の持ちようが違うでしょうね。それを思えば、これも良い休日……だったのでは……

 

Vol.10 ラブユー!もう一人のひとり 七子回。熟練ソロキャンパーの冬子(山下リオ)がカッコ良かったです。そこにつきまとう彼氏・順平(中島歩)。お前にはオレがいないと……な言動を繰り出すも、圧倒的に足手まといで笑えます。初めてなら、自分で調べてから行けば良いのに。不思議ちゃんですね。それから、テントの四隅を固定するってアドバイスされているのに聞かないし。そのせいで、テントが飛ばされるし。……いや、普通に残念なひとなのかな? (それにしてもワンタッチテントは設営が簡単そうですね!すごい!) まぁ、イライラするから無理です。なんでもかんでも彼女さんに聞いて……スマホ持っていないんです?

 七子と冬子の女子トーク、楽しそうでした。

 

Vol.11 天空キャンプで海鮮缶詰づくし 健人回。健人が、キャンプ場へ向かう登山道でたまたま行き合わせた高齢男性が怖すぎました。なりゆきで、頂上まで介護するはめになる健人。山は、お互いさまですから助け合いは大切ですけど、それってどうなの? 最初から、自分で出来ないのであれば、ひとりで山に入ってはいけないですよね? 途中で引き返すなりの判断は必要だと思います。他人の優しさをあてにするというか、すがりつく感じ……好きじゃありません。しかも、断れなさそうな人間を選んでいるあたりが年の功というか、えげつないというか……。

 そういうのが登山だとすれば、わたしには合わないかも。

 

Vol.12 きみは鮎じゃない鰻じゃない 七子回。ニセ毒キノコ情報の孫・久丸(坂東龍汰)再びです。こいつが、またやらかします。せっかく手に入った天然うなぎを、みすみす逃す……。そして、七子と宏美から責められます。(そりゃ、そうさ!)

 悔しすぎて、ヨモギ入りのバウムクーヘンを作るふたり。おいしくできたようです。

 

 七子さんくらいの料理スキルがあれば、キャンプで料理も楽しいんだろうなって思います。捌くのとか手際が良すぎますもの。観ている分には楽しいですけど、パスタ茹でたら茹で汁が出るよ……とか。揚げたあとの油をどうするのかな……とか。これは、移動が車だからこその楽しみかもしれませんね。

 

 主題歌が、すごく雰囲気に合っていて良かったです。耳馴染みが良い。好きな感じです。だいたいNetflixでドラマを観ているとオープニングとエンディングはスキップしがちですが、これは気づいたら普通に聴いてたくらい。

 ソロキャンプだからか、健人も七子も気づけば歌を口ずさんでいることがあって、知っている曲も聞いたことはあるけど知らない曲もあって、観ながら歌詞でタイトルを検索してしまいました。ふと、歌いたくなる歌ってありますね。使用楽曲は(たぶん)このあたり→「瑠璃色の地球」「いつも通り」「TOKIO」「銀河鉄道の夜」「日曜日よりの使者」「ラブユー東京」

 あと、健人が家で缶詰料理を作る回でうしろで流れている曲がキューピー3分間クッキングを思わせて、なんか違うってところもツボでした。(え?ていうか、そのものだったりします?)

 

 すっかり長くなってしまいました。わたしは満足です。最後までおつきあいくださり、ありがとうございました。少しでも何かが伝わったのなら、うれしいです。🦋

Yogee New Waves - to the moon (Official MV) - YouTube