ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『僕もアイツも新郎です。』

 こんにちは。

 Netflixで配信中です。気になったので観てみました。ティザー映像がロマンティック。浜辺で落としたピアスを探す瑞樹と一緒に探してあげる亮介。瑞樹から元カレにもらったプレゼントと聞いても驚いたりせず「それなら余計に見つけなきゃですね」って笑ってみせる亮介。ふたりの出会いが描かれていて、なんか良いなぁって………

 でも、開始数分で中断しそうになりました。ストレス値が!ヤバイです!

©カンテレ「僕もアイツも新郎です。」

作品紹介

『僕もアイツも新郎です。』(ぼくもアイツもしんろうです。)は、カンテレ制作により、一部のフジテレビ系で2022年3月14日(13日深夜)に放送されたテレビドラマ。葉山奨之飯島寛騎のW主演。葉山演じる小学校教師の瀬戸亮介と、飯島演じるレモン農家の相川瑞樹による、ゲイカップルの結婚式当日の様子をオリジナル脚本で描くノンストップハートフルラブコメディ。

僕もアイツも新郎です。

  • ジャンル 単発テレビドラマ
  • 脚本 中村允俊
  • 演出 田中耕司
  • 音楽 秋田兼幸
  • エンディング osage「ワンフレーズ」(murffin Lab./murffin discs)

登場人物

  • 瀬戸亮介(せと りょうすけ)〈27〉演 - 葉山奨之 小学校教師
  • 相川瑞樹(あいかわ みずき)〈24〉演 - 飯島寛騎 男同士の結婚に憧れを抱えており、亮介にプロポーズされたことで大喜びしたが、結婚式の直前に亮介から「男と結婚するって、親にまだ言えてない」と衝撃の事実を告げられた。オシャレ好きで、毒舌でありながら真っ直ぐな性格で、献身的一面もある。
  • 瀬戸剛志(せと つよし)〈59〉演 - 小市慢太郎 亮介の父。役所勤めの厳格な人間。理解のある瑞樹の両親と違い、同性愛など到底認めず亮介がゲイであることを受け入れずに結婚式の中止を主張する。
  • 瀬戸綾子(せと あやこ)〈59〉演 - 大島雅子 亮介の母。剛志と同じく、亮介の結婚相手を瑞樹の妹の奈々だと思い込んだ。
  • 瀬戸タエ(せと たえ)〈85〉演 - izz 亮介の祖母。
  • 相川正男(あいかわ まさお)〈51〉演 - 森下じんせい 瑞樹の父。瑞樹がゲイであることをきちんと理解している。
  • 相川明美(あいかわ あけみ)〈49〉演 - 宙本奈々 瑞樹の母。正男と同様、瑞樹がゲイであることをきちんと理解している。
  • 相川奈々(あいかわ なな)〈22〉演 - 川又あん奈(STU48瑞樹の妹。最初、ひょんなことから亮介の両親から彼の結婚相手だと誤解される。
  • 中野瑠璃(なかの るり)〈27〉演 - 金澤美穂 亮介の幼なじみ。亮介と瑞樹の結婚式に参列する。
  • 八島宏樹(やじま ひろき)〈31〉演 - 永野宗典 ウェディングプランナー。亮介と瑞樹の結婚式を担当する。本番直前の亮介の告白に、顔面蒼白となる。
  • 夏目隼人(なつめ はやと)〈24〉演 - 小笠原海(超特急)瑞樹の元カレ。亮介と瑞樹の結婚式に参列する。

(ウィキペディア「僕もアイツも新郎です。」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 最終的には「良かったね」「めでたしめでたし」で終われるので、良かったと思います。でも、そこまでのドタバタ劇を楽しめるだけの余裕が、わたしにはなかったので、途中で何度か一時停止してしまったり、挙句の果てに弟の部屋でテレビを借りて観ていました。(弟の部屋でBLを観る姉というのもどうなんだか………)

 いや………これは、BLというジャンルではないのかなって思います。ウィキペディアにもあるように「ブコメディ

 そうか……コメディ………序盤は全然まったく本気で笑えないけど……

 人が良さそうで、実際に善人で、悪気なく、平気で(平気ではないかもしれないけれど、いろんな衝突を後回しにした結果)、大切なひとを傷つける。周りのことを考えているようでいて、考えていない。自分がいちばん大事な瀬戸亮介(葉山奨之)が本当にムリです。人としてどうかと思う。同性同士だろうが、異性だろうが、宗派が違おうが、結婚なんて当事者と家族くらいの問題なんだろうから、好きにしたら良いと思います。

 それはさて置き、コイツはないです。

 出会いがどれだけロマンティックだったとしても、100年の恋も冷めるというもの。結婚式を挙げると決めて、両親も友人も招待して、それなのにカミングアウトしていないって、どういうことですか?! いや、カミングアウトしたくないなら、どうして結婚式を挙げたりする? 友人たちを呼ばずに、親族だけで、小規模に挙げるのではダメだったの?? 

 両親を傷つけたくないって、母親がSNSも顔負けの速さでご近所中に触れ回ったからって、結婚式当日に相手が花嫁ではなく花婿だって知らされても、こころの準備ができないのでは?

 そして、それで傷つけられるのは、誰よりも、相手の瑞樹(飯島寛騎)なのでは?

 言い訳だらけで、大事にしていたのは自分自身。そういうことでは?

 

 出会ったときのトキメキがなかったら、本当に秒で見限りそうなところ、ギリギリまで踏みとどまった瑞樹は優しいなって思います。優しくて、強い。亮介のダメなところも良いところもちゃんと分かってあげている………

 ちょっと相手の反応というか、顔色を読まないところがあるかもしれないけれど、そこで亮介の反応の鈍さに気づけていたらドラマにならないですからね!

 

 いろいろあって、いろいろあります。

 最終的には、お互いの気持ちを確かめることができて、結婚式も亮介の父含めて皆に祝福されて挙げることができて、良かったねで終われるので、良かったです。(瑞樹はそれで良かったの?別れても良かったと思いますよ?というのが素直な気持ち)

 わたしが好きなのは、瑞樹父が子どもを理解しようと勉強して、寛容になろうと思っていたのに、今度は寛容でないひとに対して寛容でなくなってしまった………と亮介父に謝罪したところ。たしかに、そういう部分はあるかもしれません。受け入れられないのは仕方ないです。ただ、受け入れずとも、自分に石があたっていないのなら、放っておけば良いのです。無理に受け入れる必要はない。でも、ひとり息子のしあわせを考えたときに、なにが適切なのかという答えはあるはずで………。大きな単語でひとくくりにするから間違えるんです。(わたし自身は、多様性を受け入れるというより、迷惑をこうむらなければ割とどうでもいいという考えなので、大きな声では言えないですけど………)

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆