ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

Netflix『クイーンズ・ギャンビット』

 Hello. 

 少しずつ観ていて、ようやく完走しました。イッキ見の真逆………先が気になるけれど、ストレスフルな展開も多くて、そのうえチェスのルールはさっぱり分からない。最初に1話を観てから、かれこれ1年くらいかけての最終話です。

 どんな話か分からずに観ていたから、居心地が悪かったのかもしれません。全貌を把握してからなら、1日で観られると思います。きっと。

作品紹介

『クイーンズ・ギャンビット』(原題: The Queen's Gambit)は、アメリカの配信ドラマである。冷戦期を舞台にチェスの天才少女を描く。2020年10月23日よりNetflixにて全7話が一挙配信された。

登場人物

  • ベス・ハーモン(Beth Harmon)演 - アニャ・テイラー=ジョイ 自らを安定させるための薬物とアルコールへの増していく依存を隠しながら、世界で最も偉大なチェスプレーヤーになりたいという願望に突き動かされて、男社会でもあるチェスの世界で頭角を現していく女性。孤児の身から、さまざまな経験を経て、大きく成長していく。
  • 若きベス・ハーモン:イスラ・ジョンストン/Isla Johnston 
  • 5歳のころのベス・ハーモン:アナベス・ケリー/Annabeth Kelly
  • ウィリアム・シャイベル(William Shaibel)演 - ビル・キャンプ メスーエン養護施設の用務員でありながらも、経験豊富なチェスプレーヤーとしての顔も持つ。
  • ジョリーン(Jolene)演 - モージス・イングラム メスーエン養護施設で出会い、ベスの最も親しい幼なじみとなるアフリカ系アメリカ人の女性。養護施設では反抗的な態度で先生方を困らせている。
  • アリス・ハーモン(Alice Harmon)演 - クロエ・ピリー ベスの亡くなった母親。ときどきフラッシュバックでのみ思い出される。コーネル大学で数学の博士号を取得したが、その後、精神的な不調をきたしてしまう。
  • アルマ・ウィートリー(Alma Wheatley)演 - マリエル・ヘラー 夫のオールストンと一緒に10代のころのベスを養子として受け入れ、後にベスのチェスでのマネージャーを務めることになる女性。アルマの実の子どもはベスの養子縁組の前に亡くなっている。徐々にアルコールに依存するようになり、その姿はベスに影響を及ぼすこととなる。
  • ハリー・ベルティック(Harry Beltik)演 - ハリー・メリング チェスの州チャンピオン。ベスにとっての最初のトーナメントで打ち負かした相手。その後、苦境に陥ったベスを助けることになる。
  • オールストン・ウィートリー(Allston Wheatley)演 - パトリック・ケネディ アルマの夫であり、ベスの養父。
  • タウンズ(Townes)演 - ジェイコブ・フォーチューン=ロイド ベスが報われない愛を育むことになる仲間のチェスプレーヤー。
  • ベニー・ワッツ(Benny Watts)演 - トーマス・ブロディ=サングスター 米国のチェス王者であり、ベスの前に立ちふさがる競争相手の1人。後にメンター、そして、友人となる生意気な青年。
  • ヴァシリー・ボルゴフ(Vasily Borgov)演 - Marcin Dorociński/マルチン・ドロチンスキ ソ連のチェス世界チャンピオン。ベスが何度も戦うこととなる、最強のチェスプレーヤー。
  • ベスの父親 演 - Sergio Di Zio/セルジオ・ディ・ジオ ベスの母親アリスを精神的な不調から救おうと努力したが、拒絶され、二人から離れていった。
  • マット(Matt)演 - Matthew Dennis Lewis/マシュー・デニース・ルイス ベスの最初の公式戦で、マイクとともに登録員を務め、彼女の友だちになる双子の兄弟。
  • マイク(Mike)演 - Russell Dennis Lewis/ラッセル・デニス・ルイス ベスの最初の公式戦で、マットとともに登録員を務め、彼女の友だちになる双子の兄弟。
  • アーサー・レベルトフ(Arthur Levertov)演 - Max Krause/マックス・クラウス ベスのトレーニングを手伝うベニーの友人であり、グランドマスターでもあるチェスプレーヤー。
  • ゲオルギ・ギレフ(Georgi Girev)演 - Louis Ashbourne Serkis/ルイ・アシュボーン・セルキス 13歳のソビエトのチェスの天才。ベスと対戦し、5時間以上の激闘を繰り広げる。
  • ボルゴフの妻 演 - Janina Elkin/ヤニナ・エルキン ボルゴフの妻で、彼の通訳も務める。

(ウィキペディア「クイーンズ・ギャンビット (ドラマ)」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 チェスのルールは分からないけれど、とてもおもしろかったです。少しでも指し手を知っていたら、もっと楽しめるのかなって思いました。

 ベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)が可愛いです。子役から大人に成長するのが自然な感じ。髪の色と髪型の印象が大きいからかもしれません。ほとんど表情が変わらず、すんっとしているけれど、瞳は雄弁です。賢くて、チェスの才能があって、勝負には強いけれど、精神的に不安定な部分も抱えている。オシャレが好きで、チェスが好きで、アルコールが好きで、幼い頃から薬物依存の気がある。スタイルが良くて、グラマラスというよりはヘルシーな感じです。

 小さな頃に自動車事故で母親を亡くして、施設で育っています。父親の影は薄い。アルコールにこそ頼っていなかったものの、実母も精神的には不安定なひとでした。亡くなった自動車事故は、事故だったのか、それとも故意にハンドル操作を誤ったものなのか………ベスの回想の中で、ベス母のいろんな一面を見ることができます。

男たちはいろいろ教えたがる 賢いわけじゃない 自分を大きく見せたいだけ 指図をしてきても 聞き流せばいい 自分の思うままに進めばいいの 強い女にならなくちゃ 妥協が当たり前のこの世の中で 自分を貫くにはね あなたはあなたよ (シリーズ1-7)

 これは、最終回のプロローグで回想シーンのベス母がベスに語っている言葉です。母………意外と強い……?

 いつか読み返す自分自身のために、簡単にストーリーをまとめてしまうと、ベス自身が自分の感情や才能と折り合いをつけて、最高の高みを目指し、そして居場所を見つけるという話です。

 ずっとベスの周りに煙のようにつきまとっているのは、“孤独”なのかなって思いました。他の誰とも共有できない寂しさ。実母は事故で他界し、義母も急逝、残された義父からは家を取り上げられそうになり、チェスを教えてくれた師も亡くなってしまう。でも、彼の部屋の壁には、ベスがこれまで取材を受けた記事や写真が貼ってあって、離れている間も、ずっと気にかけてくれていたことが伝わります。そして、施設時代を共に過ごした友だち。彼女は、ベスがロシアへの渡航費を用意できず困っていたときに手を差し伸べてくれました。

 血が繋がっているだけが家族じゃない。ベスも、気づいていなかっただけで、ずっとひとりではなかった。

 きっと、そのことに気づけたからこそ、アルコールからも薬物からも離れることができたのではないかなって思います。(読解力が低いので間違っているかもしれません)

 

 こんな感じかな。

 あとは、気になったことを覚書き__φ(..)メモメモ!

  • 作品中に出てきたパスティス(Pastis)は「フランスのリキュールの一種。マルセイユ産のスターアニスと、リコリスフェンネル等のハーブにより風味付けされている。(ウィキペディアより抜粋)」アニスって、八角のことでしたっけ? お味は少し気になるけれど、苦手かも………
  • 1950年代の7000ドルは、2022年では87,458.13ドル。直近の円換算では、12,924,125.16円。1200万円?!(中古の物件としては妥当なのかな………?)
  • シシリアン∶チェスのオープニングのひとつ。定跡。
  • I Can't Remember Love∶Anna Hauss
  • VENUSSHOCKING BLUE

 ベスがレストランでメニューを見ながら注文する場面で、ピアノと歌の生演奏が始まります。綺麗な曲だったので、弾いてみたいなって思いました。自分でも弾けたら、とっても素敵!楽譜があったら弾けそうですが、ドルで購入の有料のものしか見つからず………(楽譜があったからといって弾けるとは限らないですが…) 他に、歌詞とあわせてコード進行が表示されているサイトも見つけました。根気と情熱は必要かもしれませんが、そちらで頑張ってみようかな………(また報告しますね!)

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓 

☆☆☆あなたが笑顔で過ごせる毎日でありますように!☆☆☆