実はアニメ化を知ったときから楽しみにしていました。でも、大概アニメの放送は深夜だったりするので、最初からリアルタイムでの視聴は諦めましたが………Netflixで配信中です!
作品紹介
『アンデッドガール・マーダーファルス』は、青崎有吾による日本の小説。カバーイラストは大暮維人。略称は「アンファル」。
登場人物
“鳥籠使い”一行:鴉夜とその仲間たちからなる一行。目的は鴉夜の身体を取り戻すこと。
- 輪堂 鴉夜(りんどう あや)声 - 黒沢ともよ 主人公で通称怪物専門の探偵。紫水晶のような大きな瞳と長い黒髪を持つ、幼さを残しながらも妖艶な絶世の美少女。この世に一人しかいないとされる「不死」と呼ばれる怪物で、実年齢は962歳(肉体年齢は14歳3ヵ月)。
- 真打 津軽(しんうち つがる)声 - 八代拓 “鳥籠使い”を名乗る半人半鬼の青年。20代前半。髪と瞳は青く、四肢に近い動脈と左の顔面には青い刺青のような線が浮き上がっているため、つぎはぎだらけのコートや手袋で隠している。一人称は「あたくし」。
- 馳井 静句(はせい しずく)声 - 小市眞琴 鴉夜に仕えるクールなメイド。黒髪をボブカットにした美女。馳井一族最後の生き残り。
テレビアニメ
スタッフ
- 原作 - 青崎有吾
- 監督 - 畠山守
- シリーズ構成 - 高木登
- キャラクター原案 - 岩本ゼロゴ
- キャラクターデザイン・総作画監督 - 伊藤憲子
- サブキャラクターデザイン・総作画監督 - 小園菜穂
- 音響監督 - 若林和弘
- 音響効果 - 森川永子
- 音楽 - yuma yamaguchi
- 音楽制作 - フジパシフィックミュージック
主題歌
感 想 (ネタバレも?!)
不死少女・殺人喜劇
タイトルを日本語訳すれば、上記の感じでしょうか。そのままですね。まさに本質。
ミステリーあり、活劇あり、落語あり………みんなの好きが詰まった独特で楽しい作品です!(ウィキペディアには、「ジャンル|ミステリー、異能バトル」とありました。なるほど!)
原作を読んでいて、事件も犯人も話の展開も知っていますが、それでもキャラクターたちが生き生きと画面全体を動き回るのはアニメならでは。とても楽しかったです。オススメ!
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微妙に記憶が遠くて小説の試し読みを読んでみたら、鬼殺しと探偵の出会いから始まっていて、アニメは完全に原作通りでした!
ネタバレもなにもキャラクタービジュアルを見れば秒で分かることなのですが、不死で、1年ほど前に身体を奪われた、鳥籠のなかの頭部のみの名探偵・輪堂 鴉夜。鴉夜のことを「師匠」と呼び、自らを鳥籠使いと名乗る半人半鬼、鬼殺しの真打 津軽。鴉夜に仕えるメイド・馳井 静句。
頭部のみなので食べられず、自分で移動することもできない非力な名探偵・鴉夜様。(肺もないのに呼吸は?………などと聞くのは無粋ですね……)
真打という名前だけれど、実際は前座だと自己紹介する津軽は、ひたすら軽薄で、おどけていて、おどろおどろしさや凄惨さが相殺されています。どこまでも軽い!
スペンサー騎兵銃に日本刀を合体させた「絶景(たちかげ)」を使いこなす静句さんは、ひたすら強い!鴉夜様には従順で、津軽相手には辛辣。
不死の鴉夜さんをはじめ、鬼、吸血鬼、フランケンシュタイン、人狼などの人外が登場します。容疑者が人間に限らず、人外であれば人とは違った性質がある………というのが肝かもしれません。必要な情報は目の前に揃っています。なので、探偵の鴉夜さんと同じように犯人に近づいていけるはず………推理してみてください!
ホームズ、ワトソン、マイクロフト、ルパン、オペラ座の怪人、切り裂きジャック、モリアーティ教授、吸血鬼カーミラなど、有名キャラクターのみなさんも登場します。大盤振舞い!混沌!19世紀ヨーロッパの闇鍋状態!(パブリックドメインなのかな………)
吸血鬼の回までは原作を読んでいて、人狼回からは読んでいなかったのですが、大丈夫でした。フェアに描かれていて、とてもミステリーです。ちゃんとヒントが提示されて、親切設計!
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津軽の繰り出す落語ネタが楽しいです。それから、津軽と鴉夜さんとの間で繰り広げられる不死者の頭部だけジョークが毎回ギリギリのラインで攻めている感じがします。というか、あなたたちふたりにしか受けないでしょうよ………という微妙な空気感が逆におもしろい。
「あなた何百年も生きているなら、さぞや頭も切れるでしょ」「もう切れてるけどな」
「なるほど見分けはつけにくいかもしれませんね。なにせ師匠は胸がないから」「津軽、何か言ったか?」「いえ、何でもないです。すみません。」「でも、今のはなかなか面白いぞ」
「叩き込んでなどいない。私は、お前を叩いたりできんからな」「おっと、こりゃ1本取られました」
「忠告されたのに首を突っ込んでしまったよ」
「そもそも人狼は、ほとんど人里に現れない。引きこもりが相手じゃ、私だってお手上げだ」「お“手”上げとは」「揚げ足ばっかり取るんじゃない」「揚げ“足”とは」
………たしかに頭だけですからね……
興味を持たれたかたは、是非!
そんなこんなで、今日はこの辺りで。
☆☆☆ また会いましょう!또 만나요!☆☆☆