안녕하세요
アンニョンハセヨ~ (こんにちは)
実は原作の映画『1秒先の彼女』を観ていて、リメイク版も気になっていました。Amazonプライムビデオにて配信中です!
作品情報
『1秒先の彼女』(いちびょうさきのかのじょ、原題:消失的情人節)は、2020年公開の台湾映画。2023年に『1秒先の彼』のタイトルで日本版のリメイク映画が公開。
日本版 1秒先の彼
- 監督:山下敦弘
- 脚本:宮藤官九郎
- 原作:チェン・ユーシュン『1秒先の彼女』
- 製作:根岸洋之、定井勇二
- 音楽:関口シンゴ
- 主題歌:幾田りら「P.S.」
- 撮影:鎌苅洋一
- 編集:佐藤崇
- 制作会社:マッチポイント
- 製作会社:「1秒先の彼」製作委員会
- 配給:ビターズ・エンド
- 公開:日本 2023年7月7日
- 上映時間:119分
キャスト(日本版)
- 皇一(すめらぎ・はじめ)演 - 岡田将生(幼少期:柊木陽太)何でも1秒早い郵便局員。仕事は効率的にこなせても恋愛は不得意。よく「残念なイケメン」と言われる。
- 長宗我部麗華(ちょうそかべ・れいか)演 - 清原果耶(幼少期:加藤柚凪)何でも1秒遅い大学生。留年し続けて現在7回生の25歳。毎日郵便局に通い、とある宛先に手紙を送り続けているが…。
周辺人物
- 桜子(さくらこ)演 - 福室莉音 ハジメが想いを寄せる、路上ミュージシャン。
- 釈迦牟尼仏憲(みくるべ・けん)演 - 荒川良々 謎のバス運転手。レイカと同様に「消えた1日」の秘密を握る。
- エミリ 演 - 松本妃代 ハジメの職場の同僚で元カノ。交際期間26日にハジメを振った。
- 小沢 演 - 伊勢志摩 ハジメの同僚。ハジメに毒舌で的確なツッコミを入れる。
- 皇舞(すめらぎ・まい)演 - 片山友希 ハジメの妹。ハジメとミツルの3人で長屋で同居している。
- 皇清美(すめらぎ・きょみ)演 - 羽野晶紀 ハジメの母。いつも忙しないハジメのことを心配している。
- 皇平兵衛(すめらぎ・ヘいベえ)演 - 加藤雅也 ハジメの父。ハジメが高校生のときに「みょうがとパピコ」を買いに行ったきり戻ってきていない。
その他
- エミリの彼氏 演 - 朝井大智
- ミツル 演 - しみけん 舞の彼氏。ハジメのことを「お義兄さん」と呼んでいる。
- 花火師 演 - 山内圭哉 ハジメがデートをする予定だった花火大会の花火師。
- 写真店の店主 演 - 笑福亭笑瓶 ハジメの写真が飾られていた写真館の店主。
- 笑福亭笑瓶 演 - 笑福亭笑瓶(本人役、一人二役)ラジオ番組「笑瓶のおばんざいナイト」のラジオDJ。ラジオを通してハジメの悩みをよく聞いてくれる。
(ウィキペディア「1秒先の彼女」より抜粋)
感 想 (ネタバレも?!)
おもしろかったです!
本家から3年しか経っていないのにリメイク?とか、人気作品にあやかるつもり?とか、なんでまた二番煎じ?とか………いろいろ思うところはあったのですが、これはきっと原作をものすごく好きな監督が、自分だったらこう撮りたいっていうのを実現させたのではないかなって勝手に思いました*1。
でも、原作をリスペクトしながらも、文化とかキャラクターの感じとかを自然に日本版に落とし込んでいて、良かったです。単なる焼き直しになっていない、日本版には日本版のおもしろさがあります。同じ作品であって、違う作品。
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緑豆豆花の代わりにパピコとか。ラジオDJはベランダから登場せずに、ラジオと電話の声だけで出演していたりとか。ハジメくんは、ひとりじゃなく、家族(妹+妹のカレシ)と暮らしていたりとか。逆にレイカちゃんは、ひとり暮らし。
バレンタインデーの代わりに花火大会の日で。そして、なにより舞台が京都!東京でも大阪でもなく、名古屋でも奈良でもなく京都!謎の説得力です。花火大会の日に1日分のEXTRAステージが現れるとか………ありえないこともありえそうです。京都だから。(わたしは京都をなんやと思て………我ながら謎ですが)(いろんな不思議の舞台になっているからかもしれませんね………)
男女の役が入れ替わっているところも、逆に良かったと思います。でも、それによって起こる不都合も謎の運転手さんや人力車の存在によって回避されていて、自然です。なんならEXTRAステージが現れる理由も、サラッと「こういうことなんと違うかな?」くらいの軽さで説明されて、本当に親切設計。置いていかれる感じがしません。最初から、失踪していた父*2がバスに乗っている偶然も自然だし、渡しそびれたものをちゃんと渡しに行くのも、家族で写真を取るのも良かったし(時間が止まっているから、昼に上げたはずの花火が見えるようになっている………のかな)、自転車をちゃんともとの持ち主に戻していたから、人力車についてもちゃんと戻しているだろうなって思えるし、レイカちゃんは律儀。時間が動き出すところも唐突で自然で良かったです。
謎のダンス講師はデビューの決まった路上ミュージシャンに変更されていて、ハジメくんはモテないわけではなくて、ただ振られるのが早いだけ。拳で殴り合うわけではなく、話し合いで解決するところも納得できました。レイカちゃんが桜子さんに対して怒るのは、普通に考えたら怖いんですけど(本当は知り合いだけれど、ハジメくんには認識されていないので)、でも彼女の誠実さの表れといった感じで分かる気がします。
というか、ハジメ(岡田将生)くんとレイカ(清原果耶)ちゃんだからこそ成立する話なんだろうなって。原作を観たときの危うさみたいなものが解消されているのは、キャラクター造形の妙だと思います!
興味をもたれたかたは、是非!
それでは、今日はこの辺りで。
☆☆ また会いましょう!또 만나요!(*•ө•)ノ☆☆