家で映画を観ることの、良いところのひとつは、中断できることだと思います。邪道ではありますが……
映画館だと基本的に最後まで観るしかなくて、あまりに無理そうなら途中退場もありだとは思いますが、周りへの迷惑を考えてしまうと、なかなかそれも出来ないので、結果的に最初から最後まで観ることになります。どうしても無理なシーンは、薄目で観るとか、意識をそらすとか、こころの中でツッコミを入れるとか、そんなふうに折り合いをつけているはずです。なのに、家では、あっさり諦めてしまうのは何故だろう。
基本的に、ストレスに弱いヘタレなのです。仕事でいっぱいいっぱいなので、それ以上のなにかは抱えきれないし、そもそも抱えるつもりもないです。
映画のおともは、ミスドの新作 つや抹茶。みんなで食べようと思って、あれこれ選んでしまったけれど、両親はまだしばらくは帰ってこないみたいです。寂しい。冷蔵しておくかな。
ふわもち宇治抹茶 黒みつ味を食べてみましたが、おいしかったです♪🍩😺
作品情報
『彼女がその名を知らない鳥たち』(かのじょがそのなをしらないとりたち)は、沼田まほかるのミステリー小説。2006年10月1日に幻冬舎より刊行された。2017年に映画化された。
映画
2017年10月28日公開の日本映画。R15+指定作品。
キャスト 北原十和子:蒼井優 佐野陣治:阿部サダヲ 水島真:松坂桃李 (ウィキペディア「彼女がその名を知らない鳥たち」より抜粋)
ミステリーなので、感想がむずかしいです。なので、内容ではなくて、キャラクターについて感想を言いますね。
主人公の北原十和子(蒼井優)が、なんというか、独特なキャラクターです。最初から、デパートに電話でクレームを入れている場面から始まって、次はレンタルビデオ店でクレームを入れていて、しかも言いがかりに近い。借りたDVDが「途中から再生できなかった」という苦情なら、「同じ作品で他のもの(ちゃんと再生できるもの)と交換します」って対応で間違いはないはずですけど、途中まで観た自分の時間を返してくれって……それは、ただの言いがかりでは?というか、誠意を見せてくださいって、要は金銭を要求したいのかな?きちんと観られるものに交換してもらって、それを借りて、前半を観た時間が惜しいなら、観たところまでは早送りすれば良いのでは?いろいろ、グルグルしました。
十和子さんの同居人への対応というか、扱いも、なんというかザワザワしました。もう少し、普通に優しくしてあげても良いんじゃないのかな。でも、なんか、陣治さん(阿部サダヲ)、わりとひどいこと言われているのに嬉しそうだから、まぁ良いのかな。
大事にされているのに、浮気するし。
大事にしてくれないひとに、より惹かれてしまうし。
ひとは、自分の信じたいものを信じる、ということでしょうか。
それでも、過ごした時間のなかに、なにか かけがえのないものがあったはずで……最後の独白に救われる想いがしました。