こんばんは。お疲れさまです。
Netflixで配信終了間近だったので、駆け込みで観ました。実は、ずいぶん前に観たことがあります。そのときは、たしかレンタルしてきたような……
家から当時の職場までの通勤経路にTSUTAYAがあったんですよね。だから、借りることを覚えてからは、わりといろんな作品を観たような気がします。『バグダッド・カフェ』とか。
作品紹介
『百万円と苦虫女』(ひゃくまんえんとにがむしおんな)は、2008年7月19日公開の日本映画。蒼井優が演じる主人公の鈴子がひょんなことから前科持ちになってしまい、実家を離れて各地を転々としながら生活していく姿を描いた青春ロードムービー。
キャスト
- フリーター・佐藤鈴子(主人公):蒼井優
鈴子の実家の周辺(東京)
海辺の町
山あいの村
ある地方都市
スタッフ
感 想 (息を吸うかのようにネタバレします)
久しぶりに観たからか、すごく新鮮でした。覚えているような、覚えていないような………
蒼井優さんがすごく可愛いので、オススメです!
今から14年前の作品ですね。服装が落ち着いているからか、あまり時代を感じないというか、野暮ったい感じがしないところが良いなぁって思いました。
本当に「人生は何が起こるか分からない」
最初の仔猫の場面が、とても切なかったです。
家で匿った仔猫を勝手に捨てられて、その仔猫が死んでしまって……生きものを何だと思っているんでしょう? あのバイト仲間の元カレ。本当に、ありえない。女同士ふたりで住むのだとばかり思っていたら、彼女の彼氏も一緒に住むとか……なんで? そして、彼女と別れたからって、彼氏だけが新居にやってくるとか……なんで? おかしすぎるでしょう?
そのうえ、鈴子が浜田の家財道具一式を勝手に廃棄したら、そのなかに100万円があったとかで刑事告訴するとか。世のなか本当に分からない。彼女が刑事告訴されるなら、浜田も器物損壊で刑事告訴されうるのでは? 仔猫も家族なのに、器物扱いって悲しいですけど。でも、ヤツが勝手に仔猫を捨てたりしなければ、鈴子もそんなことはしなかったですよ?
ってあたりで引っかかってしまうと先に進まないので、まぁ「ままならない」ものなのですよ。「世知辛い世の中」です。
そして、浜田は二度と出てこないので大丈夫です。
弟がクラスメイトにいじめられていたり、学校の先生が江口のりこさんだったり、いろいろです。このいじめっこ達は、いつ殺されるのです?(って、そういう話ではないですね……)
「僕は常々思ってるんですが、どうしていじめられてる方が逃げなきゃならないんでしょう? (田村由美『ミステリと言う勿れ』)」
いじめっこから逃れるために、中学受験をして、奴らから離れようとしていた弟くんですが、いじめっこな同級生に負けない姉ちゃんの姿を見て、逃げずに公立の中学校へ進むことを決めます。……逃げていいんだよ? そういうヤバイやつからは距離をとったほうがいいんだよ? 金銭的に問題なければ、行きたい学校へ行くと良いと思います。なんなら、姉ちゃんは自立しているわけで、なんらかのサポートをお願いできるかもしれないし……
いろんな街でいろんな仕事をして、100万円貯める生活を送る鈴子。中島(森山未來)くんとつきあうけれど、なんだかんだあって別れます。そして、次の街へ。
鈴子が街を離れる日。中島くんは追いかけようとするし、鈴子も振り返るけれど、ふたりが出会うことはなく、そのままになってしまいます。人生とは、そういうものかもしれません。
縁があれば、いつかどこかで再会できるかもしれませんね。
途中、ストレスフルな展開はありますが、観終わったときは清々しい気持ちになります。興味のあるかたは、是非!
そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓