ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『黒執事』

 7年前の作品。映画館に観に行きました。原作を、ぼんやりとしか知らない状態で観に行って、そういう話だったかな……?などとキツネにつままれたような気持ちだったのですが、検索したら実写映画は「映画完全オリジナルストーリー」とのこと。

 数年越しに謎が解けました!

作品情報

実写映画

2014年1月18日公開の日本映画。原作者・枢やな承認のもと、原作から約130年が経過した2020年のアジア某国で繰り広げられる映画完全オリジナルストーリーとなっている。

登場人物(映画)

セバスチャン 演 - 水嶋ヒロ

本作の主人公。幻蜂家執事。清玄と共にあらゆることを優雅に解決するが、彼には心を許されていない。武器として食事用ナイフを使い、敵を殺傷する。原作のセバスチャン・ミカエリスにあたる。

幻蜂 清玄(げんぽう きよはる) 演 - 剛力彩芽

伯爵の称号を持つ美少年。幻蜂家の現当主にして巨大玩具メーカー企業・ファントム社の総帥。原作のシエル・ファントムハイヴにあたる。セバスチャンとは日常的に悪口を交わし合う間柄にあるが、同時に唯一絶対・最強の「主従関係」で結ばれている。幻蜂家とは、ファントムハイヴ家がアジア某国に渡り幻蜂を名乗るようになった末裔である。

若槻 華恵(わかつき はなえ) 演 - 優香

ファントム社の共同経営者であり、清玄の母親の妹。原作のアンジェリーナ・ダレス(マダム・レッド)にあたる。

リン 演 - 山本美月

幻蜂家の家女中(ハウス・メイド)。ドジでおっちょこちょいだが、本当は凄腕銃撃手である。原作のメイリンにあたる。

明石(あかし) 演 - 丸山智己

華恵の専属執事。

葬儀屋ジェイ 演 - 栗原類

遺体運搬人。全身から怪しいオーラを垂れ流す。キャッシュと骨型クッキーに目がない。原作の葬儀屋(アンダーテイカー)にあたる。

チャールズ・ベネット・サトウ 演 - 城田優

「西側諸国」駐在員。女王直属の秘書武官でもあり、清玄に女王からの密命を伝える。

鴇沢 一三(ときさわ いちぞう) 演 - 安田顕

警察保安省外事局に勤務する刑事。「連続ミイラ化怪死事件」を追ううち、キナ臭い噂の絶えない幻蜂家の当主と執事が怪しいと睨む。

田中(たなか) 演 - 志垣太郎

幻蜂家に古くから仕えるハウス・スチュワード。今は実務のほとんどをセバスチャンに任せ、窓際の日なたでお茶(※湯呑みの中身はレモネード)をすする癒し系執事として余生を送る。原作のタナカにあたる。

猫磨 実篤(ねこま さねあつ) 演 - 岸谷五朗

幻蜂家が現在滞在している、国の警察保安省外事局々長。

(ウィキペディア黒執事」より抜粋)

ネタバレしかない感想

 なんだか、前より楽しめた気がします。以前は、戸惑いのほうが大きかった。(たしか、そのときは「館でのミステリーな回」までしか読んでなかった)(とても好きな話です♪)

 美少年役を美少女が演じるとか、なんか新しいなぁと思っていたら、そうでもなかったです。(本当は美少女で合っているから) 映画オリジナルなので、本物のシエルとか本物ではないシエルとか、そういう話ではなかった。そのあたり、わりとすっきりしてしまっています。

 漫画では、とても小さい感じの田中さんが、普通サイズの癒やし系執事として出てきます。湯呑みでレモネード。なるほど、おいしそうです。

 山本美月さん演じるリンちゃんが推しです。メイド姿が可愛いし、おっちょこちょいなところは(セバスチャン、フォローしてあげて〜💦)と思ったりしますが、闘うメイドさんは素敵でした。遠くからの狙撃のほうが得意なんじゃ……と思ったりもしましたが、接近戦のほうが画が映えます。メガネをはずすと本領発揮とか、ワクワクします。

 前に観たときはそうでもなかったのですが、華恵さんが良かったです。優しい叔母、企み顔、悪い顔、高笑い、弱った姿……振れ幅が大きいです。普通にしているときが可愛いのに……。原作のマダム・レッドは、それでもシエルのことを大事に可愛く思っていたような気がしますが、こっちの華恵さんはそうでもない感じで、自分が1番でなによりでした。いっそ素直で、清々しいです。

 セバスチャンが、カトラリー(主にテーブルナイフ)を駆使して闘うところも、完璧な執事っぷりも、悪魔っぷりも、有能なところも、良かったです。謎のカプセルは味見してしまうし、相手が隠していそうなものは奪っておくし、劣勢に見せかけてそうでもないし……

 最初に観たときは、なんで鞄を開けることに拘るんだろう?と思っていたのですが、今回は理解できました。起爆装置が一緒に入っているから、清玄くんは、それを何とかしようとしていたのですね!わたしは、半径1kmが対象なら、起爆装置含めた鞄ごと人がいなさそうな場所までセバスチャンに運んでもらえば良いのでは?とか思っていました。なんなら宇宙とか。人体に悪影響のある薬品は、最初から拡散させなければ、そのほうが良いに決まっていますね。

 暗証番号が、すべての始まりの日とか。設定したのが華恵さんなら、どんな気持ちでそれにしたんだろう?それとも、あの蛇の絡んだ紋章の人たちが設定したのでしょうか?謎です。

 本当の敵は……仄めかされて終わっています。続編の予定があったのか、物語に拡がりを持たせて終わっているのか……それはそうとして、清玄の復讐は終わっていないし、セバスチャンとの愉快な仕事はまだまだ続いていきそうです。 

 

黒執事

黒執事

  • 発売日: 2014/06/04
  • メディア: Prime Video
 

ネコが出てきます🐾🐱 セバスチャン「唯一の話し相手なので」

原作は、少し前に96時間(クロ時間)無料配信をしていて、そのときに既刊30巻を読破しました。続きが気になります!🦋