ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『鍵泥棒のメソッド』

 おはようございます!(業界風にごあいさつ)

 わたしのマイペースなブログを読んでくださって、ありがとうございます。なんとなくブログって、大きなひとりごとって感じですが、反応があると、とてもうれしいです。

 ところで、こちらの作品はご覧になりましたか?「観たよ!」というかた、そのままお進みください。「まだだよ!」というかた、今から大切なことを申し上げます。

 「 観 て く だ さ い!」

 決して損はしませんので(……たぶん)、宜しくお願いします。はてなブログの仕様なのでAmazonPrimeVideoのリンクを貼りつけてみましたが、Netflixでも観られます。

 「絶対ですよ?」

 

 

 

 

 

🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🙀♨🔫😼🚗

 家に父だけ帰ってきているので、一緒に観ました。絶対にはずさないやつがいいと思って、前から気になっていたこちらをセレクト。Netflixのマッチ度は、なんと99%です!期待しかない!

 観終わって、父が「こんなにおもしろい映画があったんだな」って、つぶやいていました。あぁ!すみません!ネタバレして!とにかく、すっごくおもしろかったです。「そうだな。映画あんまり観ていないからな……」とも。

 観てない作品でおもしろい作品がたくさんあるって、なんだかワクワクします。これからの楽しみがあるってことですよね。もっと、いろんな作品に出会っていきたいです。元気なうちに。

作品紹介

鍵泥棒のメソッド』(かぎどろぼうのメソッド)は、内田けんじ監督の日本映画。2012年9月15日公開。2013年、第86回キネマ旬報ベスト・テンで日本映画脚本賞芸術選奨文部科学大臣賞、第36回日本アカデミー賞・最優秀脚本賞を受賞している。

監督 内田けんじ

脚本 内田けんじ

2016年に韓国で、2019年にフィリピンで、2021年に中国で、それぞれリメイクされた。因みにフィリピン版ではリメークなしとなった

キャスト 

桜井武史 - 堺雅人

元劇団員の青年。35歳。銭湯でコンドウの鍵を交換して、殺し屋のコンドウとして生活することになってしまう。

コンドウ / 山崎信一郎 - 香川照之

殺し屋の中年。銭湯で転んだ拍子に頭を打って、記憶喪失になってしまい、自分のことを「桜井武史」だと思いこむ。

水嶋香苗 - 広末涼子

雑誌編集者の女性。35歳。年内になんとか結婚しようとする。

工藤純一 - 荒川良々

井上綾子 - 森口瑤子

理香 - 内田慈

副編集長 - 李千鶴

合コン候補者 - ムロツヨシ

階下の住人 若い女 - 荒川結奈

綾子の息子 - 安蒜太人

(ウィキペディア鍵泥棒のメソッド」より抜粋)

あらすじ

堺雅人香川照之広末涼子出演の痛快コメディー。ひょんなことから人生が入れ替わった二人の男と婚活中の女性の不思議な人間模様を描く。貧乏役者の桜井(堺)は、銭湯で転倒し記憶を失った男(香川)のロッカーの鍵をすり替えて、彼に成り済ます。しかし男は、誰も正体を知らない伝説の殺し屋だった。(「WEB ザテレビジョン 番組>映画>鍵泥棒のメソッド」より)

 なぜだか最初から最後までストレスなく観ることができました。入れ替わりとか、勘違いの積み重ねとか、混乱しそうなことばかりですが、話がすっと入ってきます。脳の別々の箇所を同時にずっと稼働させている感じがありません。分かりやすいです。

 なにごとも計画を立てて、目標達成のために行動していく編集長・水嶋香苗(広末涼子)さん。とにかく真面目で、几帳面です。そして、「わたくしごと」としながら、結婚のために周りの協力を求めるところも素直で良いなぁって思いました。一歩間違えばパワハラと受けとられかねませんが、受けとる側がそのように感じなければハラスメントにはあたらない……のだと思います。

 副編集長がノリノリで協力しようとしていて、なんだか香苗さんの人望だなって思います。それから、唐突に話が変わりますが、副編集長の顔が好きです。李千鶴さん。覚えました。(ちょっとだけ誰かに似てるって考えて、映画版『ハチクロ』のあゆみさんだなって思いました。関めぐみさん。……どうです?)

 最初にロッカーの鍵をすり替えてしまう場面も、まったく困ったやつだな桜井!それは窃盗でしょう?言い逃れできないやつだし、そもそも犯罪ですよ?と、こころのなかで思う存分にツッコミを入れつつ、いつバレるか、捕まるかといったハラハラとは無縁です。だって、そもそも窃盗は犯罪ですし。それで、捕まるのは仕方ないですね。自分のしたことの責任は、自分でとるのが筋です。でも、トランクに入っていると思われていたアレについては、ちょっと心配していました。そちらには、桜井さんはまったく露ほども関与していないはずです。それで、うっかり罪に問われるようなことになったら、気の毒なことですよ。

 でも、時間が経過しても、桜井さんが発見してしまったり、腐臭がしたりといった描写はなくて、そのあたりはふわっとファンタジー処理にしてあるのかなって思っていたら(映画のなかでは匂いの要素はないことになっている?)、そういうわけではなくて、そこも含めてのアレでした。ちゃんと血の匂いがする、しないの描写があったので。

 コンドウさんが、桜井さんに向けた銃を発砲する場面で、それが実は音が出るだけのニセモノで……ってあたりで、なんだか分かってしまった気になりました。(コナンくんではないけれど「あれれ〜?」って言いたい)(そういえば「鍵泥棒のメソッド コナン」ってサジェストされて、なんでだろう?って記事を読んでみたらコラボしているんですね!観たいです!『名探偵コナン 江戸川コナン失踪事件〜史上最悪の2日間〜』)

 記憶をなくしたコンドウさんが、なんだかんだ前向きに頑張っていて、そういうところも良いなぁって思います。記憶はないけれど、役者を目指していたのなら出来ることをやろうと真面目に取り組んでいる。演劇に関する図書を読んだり、几帳面にノートをつけたり、部屋を片づけたり、そういうのは性格なんだろうな……。カレンダーのメモ書きをたよりに集合場所へ行って、エキストラの役もモノにして、監督から認められて、少しずつ「桜井」として生きていく。

 桜井さんがなかなか芽が出ないのは、まわりに見る目がないっていうより、踏ん張りが足りないというか、たぶんそういうところだよって思いました。コンドウさんの記憶が戻って、家で遭遇してしまって、窮地を脱するために協力してもらうことになる。ちゃんと工藤さんたちに「コンドウは死んだ」と思わせるために、コンドウさんから演技指導されます。ダメな演技をして、ダメ出しをされる、桜井さん。おもしろすぎる。(なかのひとは名優なのに……)

 せっかく計画を立てて、うまく運びそうだったのに、こっそり尾行していた香苗さんの登場で計画変更を余儀なくされます。足手まといになるオンナ。苦手なやつです。でも、テンポよく進んでいくので、ひっかかる余地がありません。それに、あとあと香苗さんのおかげで助かる場面もあります。

 そして、最後はすべてまるく収まります。良かった!

 

 警報音のキュン(←覚え書き)

 

 そんな感じで、最初から最後まで、ノンストップでおもしろかったです。エンドロールも楽しかった。猫を抱きかかえる桜井さんに近隣の女性がキュンとしていて、そちらも良かったねって感じでした。🦋