ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『きみと、波にのれたら』

 前から気になっていました。(なんだかコピペしているかのように代わり映えしませんね) 

 映画館で予告を観たことがあるので、なんとなくあらすじは知っています(ネタバレになるので、詳しくは後ほど)。観に行きたい気持ちはあるけれど、そのうちに……と思っているうちに、残念ながら上映期間を逃してしまいました。

 Netflixで見かけて、マイリストに入れてみましたが、それきりに……。でも、最近「わたしのプレイリスト」を考えていて、久しぶりに「Brand New Story」のMVを観たので、なんとなく勢いがつきました。勢いって大事ですね!

作品紹介

『きみと、波にのれたら』(きみと、なみにのれたら)は、2019年6月21日公開の日本のアニメーション映画である。

監督 湯浅政明

脚本 吉田玲子

登場人物 

雛罌粟港(ひなげし みなと) 声 - 片寄涼太GENERATIONS from EXILE TRIBE)、山崎智史(子供時代)

本作の主人公。消防士。真面目な性格の努力家で、仕事もしっかりとこなし、誰からも慕われている。サーフィンをするときはスナメリが描かれているサーフボードをよく使っていた。共働きの両親の代わりに料理を担当している。妹の洋子曰く、何でもできる頑張り屋で、喫茶店を開く夢を持っていた。ひな子からは「何でもできる」と評されていたが、本人は何をやっても失敗続きだったと自身の過去を語っていた。しかし、少年時代に波打ち際で海に出ようとする孵化したばかりの亀の子供の懸命な姿を見てから何事にも一生懸命に取り組むようになった。

向水ひな子(むかいみず ひなこ) 声 - 川栄李奈木野日菜(子供時代)

本作のもう1人の主人公。サーフィンが得意な大学生で、学科は海洋学科。将来について確かな映像が描けずに悩んでいる。学業とサーフィンの傍ら、花屋でアルバイトをしている。姓をよく「むこうみず」と読み間違えられる。実家は造園業を営んでいる。家族構成は両親と兄。

雛罌粟洋子(ひなげし ようこ) 声 - 松本穂香

港の妹で高校二年生。自分の気持ちに素直になれないぶっきらぼうな性格ではあるが、兄の港にだけは素直になれる。「恋なんてアホのすること」が口癖で当初はひな子にも好意は抱いていなかった。兄からは口の悪さからヒョウモンダコ(唾液腺に毒がある)と呼ばれていた。

川村山葵(かわむら わさび) 声 - 伊藤健太郎

新人消防士で港の二つ年下の後輩。人懐っこい性格ではあるが、消防士としての腕前はまだまだ港に及ばず、失敗を繰り返している半人前。

主題歌「Brand New Story」歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE

また、本編でも港役の片寄とひな子役の川栄が同曲を歌うシーンがある。この歌の収録は、当初二人が別録りする予定だったが、片寄の発案で実際にデュエットする形に変更された。(ウィキペディア「きみと、波にのれたら」より抜粋)

好きなところ

 おもしろかったです。アニメは、そんなに本数を見ていないので、他の作品と比べることは出来ないのですが、絵が個性的で、動きがなめらかで、とても見やすかったです。

 なんとなく予告がネタバレというか、どこからがネタバレなのかよく分からないところがあるので、観ていないひとには、先に本編を観てもらいたいです。オススメです。あと味も、悪くないですよ。

 

 

 

🐾🐾🐾🐾🐾🐱☕🚒🐬⛺

 火事に巻きこまれたことで出会ったふたりが、つきあうようになって、いろんな場所へふたりで出かけて、楽しく過ごします。ひな子がサーフィンをやっているので、港もはじめます。ずっと、ふたりで過ごしていけると思っていたのに……

 ある日、海難事故で港は帰らぬひととなってしまいます。

 悲しみに打ちひしがれるひな子。港と懐かしがって一緒に歌っていた曲を口ずさむと、水のなかに港が現れるようになります。←このあたりが、予告になっていました。

 

 ひとが亡くなる話は、あんまり得意ではないのです。なぜなら、悲しいから。喪失感というのは、どうしようもないです。ふたたび前を向くことが出来るかどうかも、そのひと次第です。だからといって、無理に前を向かせたところで、気持ちがついていくはずもなくて……自分の意志で動きはじめないことには、仕方ありません。

 

 港くんが、やたらとスペックが高くて、カッコ良かったです。料理ができるって良いなぁ。それから、自分が好きなことや夢があるのも良いなぁ。コーヒーが好きで、いつか自分の店を持ちたいって素敵です。キャンプで手際よくオムライスを作っていて、おいしそうだなって思いました。

 あと、サーフィンをしている場面がすっごく楽しそう!サーフィンって、やったことがないんですよね。興味はあるのだけど……って言っても、たぶん泳げないので無理かな。うきわをつけたサーファーなんて、聞いたことないし……

 でも、やってみたいな!

 そんな感じで、ふたりがデートする場面がやたらと楽しそうで、しあわせそうで良かったです。もう、それだけで終わっても良いんじゃない?ってくらい。「Brand New Story」を一緒に歌っている場面があって、というかふたりの歌にのせて、想い出を重ねていく感じの映像になっていて、ひな子ちゃんが上手すぎないところと、ところどころ笑い声が入っているところが良いなぁって思いました。

 

 そのあとは、海でひとを助けようとして、港が死んでしまいます。誰かを助けようとするときは、自分も助からないとダメだよ……………🙀💦

 

 いろんなひとが港の死を悼みます。ひな子は、結果として港をけしかけてしまったと自分を責めて、海の見えない場所へ引っ越します。(お風呂といい、フロアといい、やたらと広い家ですよ……ステキ)  歌うと水中に港が現れるのを理解すると、スナメリ形のうき袋に空気の代わりに水を入れて、連れて歩きます。

 突然の別れだったからこそ、そういう時間があって良かったね……という気持ちです。

 

 スマホのパスワードが、なんで2688なんだろう?って不思議に思っていたのですが(自分の誕生日2/6と記念日8/8ってこと?)、よくよく考えると港がひな子に助けられた日は「2006年8月8日」で、数字の部分を採用したってことですね。理解しました。わたしなら、0688とかにしそうだなって思います。

 

 幽霊になっても、港が良い奴でした。化けて出る感じもなくて、ただ自分に降りかかったことを受けとめていて、自分との出会いもひな子に向かってくる波のひとつだと言ってしまうことができて……………これから先のひな子のしあわせを考えてあげられているところが、強くて素敵だなって思いました。

 完璧じゃないからこそ、努力する。ひとつひとつを積み重ねていける。そういう強さが、わたしもほしいです!

 自分の人生を、自分自身で歩いていく。🦋