ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

ドラマ『神木隆之介の撮休』

 こんにちは。お疲れさまです。

 なんとなく気になっていました。撮休シリーズの第3弾。今回は、俳優の神木隆之介さんが主演です。「仕事が休みの日に神木隆之介さんはどう過ごしているの?」というテーマのフィクション。あいかわらず、無邪気というか、好奇心旺盛というか………でも、たしかに、ちょっと気になりますね。

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作品紹介

神木隆之介の撮休』(かみきりゅうのすけのさつきゅう)は、WOWOWプライムで2022年1月7日から2月26日まで毎週金曜 23:00 - 23:30に放送されていたオムニバスドラマ。なお、タイトルの「撮休」とはドラマや映画の撮影期間に突然訪れた休日のことを意味する。このドラマは『神木隆之介の撮休』というタイトルではあるが、実際の本人の過ごし方とは関係のないフィクションである。

キャスト

音楽     七尾旅人

エンディング Saucy Dog「ノンフィクション」

(ウィキペディア神木隆之介の撮休」より抜粋

感 想 (ネタバレ………?)

 全8話。1話あたり30分くらいなので、サクッと観ることができます。なんだか神木隆之介さんのパブリックイメージはそのままに、いろんな“神木隆之介”を観ることができて楽しいです。

 語りすぎても興味を削がれてしまうと思うので、長くなりすぎないように切り上げます!

第1話 はい、カット! 脚本:竹村武司 監督:三宅唱

 好きです!すごく好き!ホラーみがあります!(ホラーみがあるのに好きなの?!) 「まったく、もう、訳が分からないよ!」って感じなのですが、そのバランスが良いのです。だって、「はい、カット!症候群(シンドローム)」………って何? ちょっとおもしろい感じさえしてしまうのに、安達先輩にそんなシリアスな顔で言われたら、深刻にならざるをえないじゃないですか!

 そして、事故は起こる……………え?撮影じゃないの?カットかからないの?!なんで?え?ちょっと?!

 最初のほう、車のなかで殺人鬼役のセリフを練習している場面が地味に好きです。「キミの勇気を称賛するよ。心臓を食べてあげよう」それから、最後の最後で安達先輩にすれ違いざまに「よーい、ハイ!」って声をかけられて、「え?!」ってなるとこ。なりますよ!え?!(終わらないの?)

第2話 嘘から出た何か 脚本:篠原誠 監督:瀬々敬久

 アニメ「時をかける少女」へのオマージュ………?

 バッハのゴルトベルク変奏曲が全編にちりばめられています。元ネタを知らないので、それ以上のことは何も言えません。こういうとき、知識があれば世界の解像度がグッと上がるんだろうなって思います。

第3話 捨てる神あれば 脚本:山崎佐保子 監督:森ガキ侑大

 メルカリ……ではないけれど………

 自分にとっては不要品だけれど、それを必要としているひとへの縁をつなげるインターネットサービスを利用し、使わなくなったアレコレを処分しようとする神木さん。上手に撮れた写真、熊よけスプレー、キャッチボールセット(グローブとボール)、小ぶりなトーテムポール、宇宙飛行士型のスマホスタンド。

 渡すときは対面で、しかも無償っぽいのがフィクションならではというか、悪意を知らなさそうな感じで良いなぁって思いました。ちなみに神木さんが神木さんだということは、相手によってバレたり、バレなかったり、いろいろです。

第4話 夢幻熊猫 脚本:山田由梨 監督:枝優花

 姪っこ登場!この話も大好きです!

 ちょっと面倒くさい年頃な彼女の話を親身に聞いてあげる叔父神木くん。「なんでも好きなものを頼んで良いよ」に対して、まったく遠慮のない姪っこちゃん。カワイイ。でも、え?全部食べられるの?!(注文を受けてる店員さんが「食べきれなかったら持ち帰ればイイヨ」って言っていて、退路が断たれてる……)

 おいしそうな料理がたくさん出てきます。中華ステキ!

 ふたりの会話もなんか良かったです。他の誰でもない自分を生きるということ……自分の人生では、自分自身が主役だよってことかな。分からないですけど。

 いろんな料理が出てきたけど、姪っこちゃん的にはパンダまんが一番おいしかったって。奢った側としてはガッカリしてしまいそうですけど、それはそれで良かったです。パンダは良い!

第5話 優しい人 脚本:狗飼恭子 監督:三宅唱

 彼女さんが出てきます。やりとりがリアル。

 神木さんが、自分の尊敬する監督や作品について語るのに反応が淡白。しかも、彼が出かけるのは嫌がるのに、自分が職場から呼び出されたら行こうとするなんて………(っていうか、休日に連絡がかかってくる介護施設ってヤバイ。仕事なら出勤日にやるべき。それだけ必要とされているって、そういう話ではないんですよ………)

 お互いのキライなところを言い合うとか、なんというか「そういうところ」って感じがします。でも、なんだかんだで仲が良いのかな。よく分からないな。いろいろあっても、結局は別れそうにない感じがします。そういうもの………ですか?

第6話 ファン 脚本:ふじきみつ彦 監督:森ガキ侑大

 これは、少し苦手な感じ。

 最終的にはイイ話です。です、けど、が………

 ファン心理の繊細さ、傷つきやすさみたいなものは分からなくはないけれど、なんだかイヤな感じです。そんな愛が重すぎるファン役を松重豊さんが演じているあたりは、おもしろくて仕方ないんですが………やたらと面倒くさい。とにかく重い。神木くんにも事情があるのに聞こうとしないし、SNSにアンチコメ書くし。

第7話 友人の彼女 脚本:玉田真也、天野千尋 監督:天野千尋

 今度は神木さんのではなく、友人の彼女さんが出てきます。スクープを狙うカメラマンさんが、なぜか一緒にボウリングをすることになったり、友人をめぐって彼女さんと神木さんがバチバチだったり、いろいろです。3人で遊ぶことで落ち着いたようです。

 友人との共通の趣味であるラノベやアニメの話題について語る神木さんがキラキラしていて、楽しそうでした。と言っても、その対象となっているはずのラノベやアニメはもちろんフィクションなわけで………(「こんな雰囲気」とか「◯◯みたいな作品」って感じの指定はあったかもしれませんが)、あたかも実在するかのように語れるって、さすが実力派俳優ですね!(4話参照✨)

第8話 遠くにいる友人 脚本:高田亮 監督:瀬々敬久

 とても雰囲気のある作品です。ちょっとミステリー?!

 友人母の歌声を聴くことができます。友人の姿を求めて、廃団地に向かう神木さん。通りすがりのひとに少し怪しまれますが、すぐに警戒をとかれます。信頼されている………

 子役時代はライバルだったはずの彼は、今………?作品全体が「彼の台本」のような感じもします。きっと、彼はそこにいる。(ってことなのかな。よく分からないです。難しいのは無理)

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓