ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

「コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―」

  こんにちは。  

 「積読を崩していこうキャンペーン」継続中のわたしです。「解きたくなる数学」と一緒に机の上にあったのがコチラ!

 プロローグとエピローグ、間に全6話で構成されています。実は途中まで読んでいましたが、第2話あたりでなんだかツラくなって、流し読みして、そのままになっていました。どうもメンタルが弱くていけない………

 今回も途中でウッとなりながら、読み進めました。でも、嫌な感じではなくて、全体的に読みやすくて、展開も早いです。最初から最後まで読むのが大事だなって思いました。でも、無理なときは無理に読まなくたって良い。自分に必要な言葉なら、本当に必要なとき再会できる。

 きっと、そういうものです。

  • タイトル:コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―
  • 発行年月日:令和2年8月1日発行、令和3年5月30日4刷
  • 著者:町田そのこ
  • 発行所:株式会社新潮社

(「コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―」奥付より抜粋)

感 想 (ネタバレネタバレ✨)

 ミステリーではないので、ネタバレもなにも………という感じではあります。タイトルだったり、表紙だったりにピンときたかたは、是非!本との出会いは、そういうものだと思います。きっと、あなたも必要としている。この本を。

 とあるコンビニを舞台にしたショートストーリーが集まって、ひとつの作品になっています。短編連作集と言えば良いのでしょうか?(ちょっと不安で検索してしまいましたが、たぶん合ってると思います✨) 基本的に1話完結で、コンビニの店長だったり、店長の兄だったり、それぞれの話に出てくる登場人物が別の話にも出てきたりして、話が深まったり、人間関係が広がったりしていきます。誰からも愛されてしまうフェロモン族である店長も気になりますが、実はイケメンだと看破されている髭モジャで何でも屋で店長兄のツギさんが推しです!実はイケメン!良き!

 わたしも、そんな感じになりたい!(無理)

 どうしよう………なんだかんだで「おもしろかった」以外の感想がないです。それぞれのキャラクターが個性的で、すごくイイ感じです。話数がたまったら、ドラマ化とかアニメ化とか、そういう話があってもおかしくないですし、おもしろそうだなって期待できる………

 ……………いや………店長の配役で揉めそうですね。胡散臭いフェロモンと言えば「斎藤工さん」って感じがしますが、髭モジャも似合いそうなので店長じゃなくてツギさんでも良さそう………って、そういうことじゃなくて、微妙に設定年齢に合わないような気がするので、いや、年齢設定ってどんな感じだった………?ぼんやり20代〜30代前半くらいとしか思っていなかったけど………(5人兄弟で、いちばん末っ子のジュエルちゃんが高校生のはずだから、やっぱりそれくらい?)

 そのあたりの年齢層の胡散臭いフェロモンな俳優さんって……?思い浮かばない!難しいです。

 志波店長のフェロモンに屈しないパートの光莉さんは、深津絵里さんが良いです。朝ドラのカムカム以来、なかなかお見かけしていないので(というか、わたしがドラマを見ていないだけでしょうか?)、ドラマで会いたい……………って、妄想が過ぎましたね。ということで、この話はおしまいです。解散!

 あ!でも、アニメ化ならツギさんは津田健次郎さんが良いです!………いや、店長にも合います。兄弟役なんだし、なんなら一人二役で!是非!

 

 プロローグはドライブの途中ふと立ち寄った免許を取ったばかりの女性(愛車・ピピエンヌ号とともに)、1話はコンビニでパートをしている中尾光莉(40)、2話は学習塾に勤めている(た)桐山良郎(32だったかな?)―彼は、テンダネス門司港こがね村店のコーヒーとタマゴサンドをこよなく愛しています―、3話は中学3年生の梓―テンダネスのスイーツを愛していて、将来は商品開発に携わりたいという夢がある―、4話は定年退職後の大塚多喜二―コンビニの上階にあるマンションの住人―、5話は中尾恒星―パートで働いている光莉さんの高校生の息子―、6話は志波樹恵琉―店長とツギの妹(美少女)―、エピローグは店長。

 コンビニを巡って、様々な年齢層のひとたちが交錯します。

 

 すごくおもしろかったです!

 実は、続編の『コンビニ兄弟2』も発売されているので(そして手元にあるので)、次はそれを読む………かな。どうかな。

 自分の覚え書きとして、こころに(特に)残った言葉を残しておきます✨

「続けられることが才能だっていうじゃん」

「成功したひとはみんな言ってる。どんなことも、続けられなきゃどうしようもないって。その年まで報われなくても続けられたってだけで、才能って呼んでいいんじゃないの?」

「好きなものを続けるってのは、案外難しいんだぞ」

 康生が言う。周りを見てみろ。好きなものにがむしゃらになっているひとというのは、実は驚くほど少ない。まずそういうものに巡り合うのがとても難しいんだ。そしてそれに打ち込める環境、状態であるのもなかなか難しい。あとは、才能も必要かもしれないな。もうダメだ、これ以上進めないと挫折してしまえば、辞めてしまう。

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

☆☆☆ 毎日お疲れさまです。あなたが笑顔で過ごせる日々でありますように!☆☆☆