ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『母性』

 こんにちは。

 Netflixで配信中。ドラマ『ハコヅメ』で息のあったバディを演じていた戸田恵梨香さんと永野芽郁さんが母娘役ということで、前から気になっていました。

 シリーズもののドラマを毎日1話ずつ、母と一緒に楽しんでいる今日この頃です。あまり多くの作品を同時進行させると「混ぜるな危険」になりそうなので、ドラマではなく映画にしてみました。(母は母で別のドラマシリーズを並行させて観ているようです。器用だな。)

作品紹介

『母性』(ぼせい)は、湊かなえによる日本のミステリ小説。

  • 発行日 2012年10月31日
  • 発行元 新潮社

あらすじ

ある日、女子高生が自宅の中庭で倒れているところを母親が発見する。事故か自殺か、真相は不明。その事件に端を発し、娘を愛することのできない母親の手記と、母に愛されたい娘の回想が展開されていく。母と娘、それぞれの視点が交錯し、やがて衝撃的な真相が浮かび上がる。

映画

キャスト

(ウィキペディア「母性 (湊かなえの小説)」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 たぶん序盤を読んだことがあります。薔薇の絵についてのエピソードに覚えがありました。ただ、最後までは読んでいないはずです。たぶん。その先を知らないので。

 原作はミステリ小説。ホラーではない………ホラーではないはずです。ミステリ小説。ミステリ小説。ミステリ小説。(3回繰り返してみました)

 叙述トリックというか、ある意味フェアというか、そんな感じでした。これを映画館で観たら、だいぶ混乱しただろうなって思います。思い込みに引っ張られがちというか、同じ役者さんが違うキャラクターを演じているのかと思ったかもしれません。(一人二役的な………?) ひとの顔を見分けることが苦手で(裸眼の視力が極端に低いせい?)、どちらかと言えば声で判断しがちなので、声が一緒というのはトラップです。

 いや。トラップというのは違いますね。やっぱり最初から最後までフェアでした。

 ということで、ネタバレを意識しすぎると話がしにくいので、スペースをとってから、気にせずに語っていこうと思います。映画を観ていなくて、原作も未読なら、どちらかを通ってから、また来ていただけるとうれしいです。

 お待ちしてますね!では、また!

 🌹

   🐦

     🐦

       🐦

         🔥

           🔥

             ✂

 最初に事件が報じられて、その報道を見ているのは永野芽郁さんのように見えます。学校の先生なのか………今ひとつ分かりませんが……

 女子高生(永野芽郁)が庭の木で首をくくって、縄が切れて、地面に落ちる場面もあります。

 よく似た別人?

 それとも、死なずに生きていた?

 

 母と娘が出てきます。

 露木華恵(大地真央)とルミ子(戸田恵梨香)

 田所ルミ子(戸田恵梨香)と清佳(永野芽郁)

 ルミ子の義母(高畑淳子)とその娘・律子(山下リオ)

 いつも通り日本語+日本語字幕で観ていたので、現代パートと思われる場面で永野芽郁さんのセリフが「中谷」とあったのに戸惑いました。やっぱり別人………?!

 

 たまにストレスフルな展開があって、ツッコミと暴言を吐きつつも、停止せずに観続けました。

 なんというか、無垢とか善意とか混じり気のない清純な存在って、すごく暴力的です。わたしは、何に打ちのめされているのでしょう………でも、なんというか、観ていてすごく怖い。おばあ様は間違ったことは言っていないし、敬虔なクリスチャンな感じがして、見返りを求めない深い愛情と優しさに溢れていて、それでいながら自分の善意を押しつけることもない。欠点のないひとだと思います。(そんな彼女を怖がるわたしって、悪魔か何かなのかな?)(いや、クリスチャンって部分は間違っているかもしれません。わたしの先入観でした。清らかな善意に対しての感想です。あの雰囲気に既視感がある………という。)

 

 ルミ子の義母(高畑淳子)は、なんというかイヤな感じです。嫁いびりがヤバ過ぎる。そして、それを当然だと思っているのが怖すぎます。自分がやっていることが正しいことだと信じている。間違ったことだとは思っていない。(なぜ?)

 そんな母親をなだめたり、諌めたり、妻をかばったり、そういったことを一切しようとしない夫も怖すぎます。何なの?(しかも不倫してるの?)

 田所家の中では、娘の律子と孫の清佳が事態を把握している。正しく理解している。そんな感じがします。(そして、律子は家を出ていく💮)

 義父の存在が感じられないから、死別か離婚かしているのでしょうか?話の流れ的に死別? 

 

 いろいろあって、いろいろあるけれど、清佳(永野芽郁)は生きていて、母のルミ子(戸田恵梨香)に愛されて、新しい命(娘)を授かっている。

 そして、ルミ子は相変わらず献身的に義母(高畑淳子)の介護をおこなっている。実の息子のことさえ分からなくなっているのに、ルミ子のことは実の娘だと思いこんで「ありがとうございます」「ルミちゃん、大好きよ」などと言っている。(いい気なものだな)

 なにはともあれ、良かったねで終われる最後で良かったです。それにしても、ミステリ小説………そうか、ミステリか………ホラーじゃないんだ……ミステリ……………

 これは、もう是非とも原作も読まなくてはいけないなって思いました。なにかを確かめたい。それが、なにかは分からないけれど………  

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓 

☆☆☆ 毎日お疲れさまです。あなたが笑顔で過ごせる日々でありますように!☆☆☆