オススメに出てきたので観てみました。2011年に公開された韓国映画のリメイク版。元を観ていないので、比べようもありませんが……すっごくドキドキしました!
作品紹介
リメイク映画(日本版)
『見えない目撃者』(みえないもくげきしゃ)のタイトルで日本映画としてリメイクされ、2019年9月20日に公開された。監督は森淳一、主演は吉岡里帆。R15+指定。
キャスト
浜中なつめ 演 - 吉岡里帆
警察学校卒業式の日に運転していた車で交通事故を起こして弟を失い、本人もその事故で視力を失い盲導犬を連れている。事故が原因で配属が決まっていた警察を依願退職して音声の文字起こしの仕事をしている。偶然接触事故を起こした不審な車から助けを求める少女の声に気づいて警察に証言するが、運転者の顔などが見えない事などによって情報が乏しく相手にされなかったことから、独自に視力以外の五感を研ぎ澄ませ家出少女誘拐事件を追う。
国崎春馬 演 - 高杉真宙
スケボーに打ち込む将来を全く考えていない男子高校生。なつめが目撃した不審な車と接触事故を起こす。なつめとともに家出少女誘拐事件の調査に乗り出す。
吉野直樹 演 - 大倉孝二
長者町警察署捜査一課・強行犯係の刑事。最初はなつめの直訴を視覚障害者の勘違いだとして取り合わなかったが、なつめの能力の高さを目の当たりにして少女誘拐事件の捜査に乗り出す。
木村友一 演 - 田口トモロヲ
長者町警察署捜査一課・強行犯係の定年が近い刑事。なつめを信じて吉野と共に捜査に乗り出す。
高橋修作 演 - 酒向芳
長者町警察署捜査一課・強行犯係の刑事で吉野と木村の上司。
日下部翔 演 - 浅香航大
長者町警察署生活安全課少年係所属の刑事。なつめの警察学校時代の同期。
新井文則 演 - 中野剛
春馬を轢き殺そうとした車の所有者。逮捕歴あり。
平山隆 演 - 國村隼
定年退職した元刑事。15年前に起きた同様の連続誘拐殺人事件を担当していた。少女誘拐事件の真犯人を暴く重大な情報を提供する。
横山司 演 - 渡辺大知
名簿屋。誘拐された可能性がある少女の身元解明のヒントをもたらす。
桐野圭一 演 - 栁俊太郎
風俗店のスカウトマン。当初犯人だと思われていたが、潔白が証明された。
レイサ 演 - 中田青渚
JKリフレで働く少女。母親からネグレクトに遭っており、それに犯人につけこまれ少女誘拐事件の被害者となる。
京子 演 - 大出菜々子
JKリフレで働く少女。少女誘拐事件の被害者となる。
明日香 演 - 松川星
少女誘拐事件の被害者となる。
陽菜 演 - 坂ノ上茜
JKリフレで働く少女。事件の真相に繋がる、ある重要な証言をする。
彩夏 演 - 伊藤歌歩
京子の友人。事件の真相に繋がる、ある重要な証言をする。
浜中満代 演 - 松田美由紀
なつめの母。なつめがこの事件に関わることに猛烈に反対した。
浜中大樹 演 - 松大航也
なつめの弟。なつめが視力を失った事故で死亡。
スタッフ
- 原案:Baced on the movie “BLIND” produced by Moon Watcher
- 監督:森淳一
- 脚本:藤井清美、森淳一
- 音楽:大間々昂
- 主題歌:みゆな「ユラレル」(A.S.A.B)[7]
- 製作:村松秀信、加太孝明、Andy YOON、與田尚志、久保雅一、宮崎伸夫、有馬一昭、髙木雄一郎、猪野丈也
- 共同製作:YerHyun BAEK、DoJin KIM
- エグゼクティブプロデューサー:紀伊宗之、Andy YOON
- プロデューサー:小出真佐樹
- 共同プロデューサー:飯田雅裕
- アソシエイトプロデューサー:高橋大典
- ラインプロデューサー:山下秀治
- 撮影:高木風太
- 美術:禪洲幸久
- 照明:藤井勇
- 録音:竹内久史
- 装飾:森久美
- 衣装:宮本茉莉
- ヘアメイク:佐野真知子
- 特殊メイク:江川悦子
- 編集:瀧田隆一
- 音響効果・音楽エディター:大河原将
- スクリプター:湯澤ゆき
- スチール:蒔苗仁
- 助監督:水野貴之
- 制作担当:星雅晴
- 警察監修:石坂隆昌
- 医療監修:中澤暁雄
- ドッグトレーナー:宮忠臣
- 視聴覚取材協力:劇団ふぁんハウス
- VFX:IMAGICA Lab.
- オリジナル・サウンドトラック:Anchor Records
- ノベライズ:豊田実加(小学館文庫)
- 企画・制作プロダクション:ROBOT、Moon Watcher
- 配給・製作幹事:東映
- 製作:「見えない目撃者」フィルムパートナーズ(東映、ROBOT、Moon Watcher、東映ビデオ、小学館、朝日新聞社、イオンエンターテイメント、エー・チーム、エイベックス・エンタテインメント)
(ウィキペディア「ブラインド(2011年の映画)」より抜粋)
感 想 (ネタバレも!)
吉岡里帆さんが、盲目の元警察官(として配属される前に依願退職している)を熱演していて、“振り幅”って思いました。自分のことは自分でやろうとする、なかなか他人を頼れない強がりな女性。相棒のパル(盲導犬)と一緒に生活しています。
最近、観たばかりのドラマ『カルテット』では、どちらかと言えば、強かで、誰かに頼って、うまく世渡りしている、ちゃっかりした可愛い女子って感じだったので(それはそれでハマっていて、キライじゃないです)、なんだか新しい魅力が出ていて良いなぁって思いました。
それにしても、運転中に他所見したらダメですよね。他所見させるのもダメですよ。あとからで良かったじゃないですか。どこかに到着して、きちんと駐車してからで。なんなら、赤信号で一時停止した時でも良かったはずなのに……無理やり運転してる姉に拾わせるから……。でも、なつめ(吉岡里帆)さんのやるせない気持ちは、すごく分かるような気がしました。わたしも弟のいる姉なので。弟には当然のように、わたしより長生きしてほしいと思っています。(年功序列ですよ?)(って検索したら、思ったのと意味が違いました。基本的に、年とったほうから死んでいくものです。順番です。)
同じく目撃者となった国崎春馬(高杉真宙)くんも、なんか良かったです。今どきの若い子って感じがしました。他人に興味はないけれど礼儀正しく、怠そうにしていながら、正義感も行動力もあります。
🐾🐾🐾🐾🐾🙀🐱🦮🔫💥😼🔪
なつめさんの見えない世界を表現するときに、触覚や音から彼女が把握できた世界を、真っ白い画面に鉛筆で描いていくような感じであらわしていて、とても臨場感がありました。
警察官が……………なんということでしょう………
刑事さんが………あと少しで定年だったのに……どうして……地元に帰って、奥さんと料理屋をはじめるはずだったのに……(っても、やっぱり警察を続ける気持ちにはなっていたみたいですけど)
……刑事さんが………(2回目)
「警察官が正義の味方だってとこ見せてやるよ」
フラグでしかなかった……切れ味の良すぎる包丁が、恐怖でした。体格的には刑事さんのほうが優勢に見えるのに、犯人のほうが握力も腕力もありすぎじゃないですか?近接戦では、銃よりも刃物が有利ってことでしょうか……怖いよ!怖すぎますよ!
すごくドキドキしました。
(それにしても、二人一組で行動していれば、むざむざ殺されてしまうことはなかったのでは……では?)
近づく犯人。靴を脱いで、なつめさんに気取られないように、そっと歩いて移動するあたり知恵者です。(怖いよ!) スマホで照らしてはいるけれど、暗いので足元はよく見えていない様子。
うっかりなにかを踏んで音をたてたのに、間髪いれず銃弾をぶちこむなつめさん!連続して3発!迷いがないです!職人!
弟の命を奪うきっかけになってしまったティアベルが、今度は、なつめさんの命を救ってくれたんですね。
レイサさんが生きててよかったです。間に合いました。
事件後、なつめさんは母と春馬くんと一緒にそれまで行けなかった弟さんのお墓参りをします。パルも生きててよかった。🦋