『竹内涼真の撮休』を観たあとで、オススメに出てきました。主要登場人物に、竹内涼真さん (なんとなく気になります)。ヒロインに、浜辺美波さん (大好き!『屍人荘の殺人』の剣崎比留子ですね!)。教師と生徒の恋愛ってあたりには、おや?っと思ってしまいますが、なんだか気になったので観てみました。
作品紹介
『センセイ君主』(センセイくんしゅ)は、幸田もも子による日本の漫画作品。『別冊マーガレット』(集英社)2013年8月号から2017年7月号まで連載された。教師と生徒の恋愛をコミカルに描いた、ラブコメディーである。
あらすじ
どうしようもなくバカで単純だが、素直で何事にも一生懸命な女子高生佐丸あゆはは、ある日、クラス担任の急な入院のため代理でやってきた、イケメンな俺様系教師の弘光由貴先生に恋をしてしまった。しかし、あゆはからの猛烈なアタックに弘光先生はつれない態度をとる。
映画
2018年8月1日に公開された。
キャスト
- 弘光由貴 - 竹内涼真
- 佐丸あゆは - 浜辺美波
- 澤田虎竹 - 佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)
- 中村葵 - 川栄李奈
- アオちん(中村葵)の彼氏 - 矢本悠馬
- 詩乃 - 佐生雪
- 柴門秋香 - 新川優愛
- 夏穂[注釈 4] - 福本莉子
- 北川景子(カメオ出演)
- 山田裕貴(カメオ出演)
スタッフ
注釈
4.^ 原作には登場しない映画オリジナルキャラクター。
感 想 (ネタバレも!)
電車で通学する佐丸あゆは(浜辺美波)。駅のホームで男子生徒に声をかけて「わたし前からずっと」って告白しようとしている側から「ごめんなさい」。いやいやいや、ちゃんと聞いて?「前からずっと好「ごめんなさい」被せてきますね。「好「ごめんなさい!」走り去っていく男子生徒。取り残される あゆは(本作ヒロイン)。登校して、中村葵(川栄李奈)に泣きつくあゆは。慰める葵ちゃん。優しいです。
失恋の痛手を癒やすために、あゆは は学校帰りに“すき家”でヤケ食いして、お会計が5000円近くに!(安さが売りのはずなのに!何をどれだけ食べたの?) 財布には小銭しかないし、レジは後ろが混み合ってしまうし、大ピンチ! そこに通りかかった顔の良いお兄さんが、自分の分と一緒にあゆはの会計を済ませてくれます。これは………ほれてまうやろ……
そんな命の恩人とも言えるお兄さんとは、偶然にも教室で再会することとなります。先生と生徒として。ざわざわする教室で「もう!みんな静かにしよ?」「ほら、センセイも困ってるじゃない」などと途端にイイコぶる あゆは。先生に感謝されるかと思いきや、「別に困ってませんよ」「こちらは教師としての最低限の役目を果たすだけなので」「勉強したくない人はしなくてもかまいません」「じゃあ、逆にお聞きしますが、あなたはなぜ勉強か大事だと思うんですか?」「答えられないですか?」「そんな状態で勉強している人間が何を学んだところ、何の役にも立たないと思いますよ」と、逆に言い負かされてしまいます。
「お互いに多くのことを求めずにいきましょう。」生徒へのドライな対応に、距離感がプロだなって感じました。
普通にしていれば可愛いのに、恋愛に張り切っていて、感情表現が豊かで、喜怒哀楽が激しくて、とにかく表情が豊かすぎる佐丸あゆは(さまるん)を、浜辺美波さんが好演しています。変顔に躊躇がないって、すごいです。(橋本環奈サマに通じるものを感じました。彼女は、変顔でも美少女ってところが恐ろしいです。……ふたりとも、そんなに体を張らなくても良いんですよ?)
でも、お試し読みの原作を観たら、ヒロインのはずのさまるんですが、結構な頻度で顔が崩れていて、そこは原作に忠実なんだなって思いました。そういうのキライじゃないです。さまるんが理想の恋愛について書きこんでいるノート(通称デスノ)は、映画オリジナルなのかな? 同じクラスの男子に恐れられているって(そこに書かれたら最後、さまるんに告られる)、手あたり次第なんですか、さまるん?!それは、恋に恋している状態なのでは………? なんというか、さまるんの残念な美少女っぷりが表現されている感じがしました。でも、親友の葵ちゃんは常に味方でいてくれるし、虎竹(佐藤大樹)は程よい距離感でツッコミつつも守ってあげてるし、そういうところは安心できます。
さまるんの分身的なハート型のキャラクターが出てきて、可愛いです。ふよふよしてる。さまるんの気持ちに合わせて、泣いたり。笑顔になったり。はしゃいだり。さまるん(本体)以上に素直です!
「さまるん、まっすぐじゃないですか」「そこを可愛いと思うひともきっといますよ」弘光先生が!なぐさめました!
未成年に手を出すのはダメだし!迷惑かけること分かっていて、あえて先生を落とそうとするのはダメだし、そういうのは好きじゃないけど。この作品は、普通におもしろいです。女子高生側が一方的に好きになるのは、アリだなって思いました。
っていうか、なりゆきで雨の日に先生宅へ転がり込むことになったさまるん。赤字が怖いよ?字体も怖いよ?「先生宅(一人暮らし)」ついでに効果音も怖いです。
そして、最初に自分が口にしたように勉強することになります。教えてもらって、なんとか解けました。ごほうびをねだるさまるん。「イルカショーのイルカもアジ的な小魚をもらうじゃないですか」で、あたまをなでなで。
告るなら今でしょ!と先生に告白しようとするさまるん。(たぶん絶対に今じゃないよ、さまるん) 先回りして、フラグをへし折るセンセイ。ちゃんとしてます!
「さまるんってさ、もしかして俺のこと好き?」「ふーん、やっぱり」「そうなんだ」
さまるん「なら…どうするんですか?」
「どうもしませんよ」「どうもしないでしょ。俺、一応教師ですよ。そうじゃなくたって高校生なんてありえないでしょ」
さまるん「絶対 絶対!センセイ おとしてみせますから!」「乞うご期待です!」
で、いろいろあって、いろいろあります。
JUDY AND MARYの「Over Drive」が合唱曲として使われていて、時の流れを感じました。わたしも好きな曲です。はし〜る〜 くも〜の〜 かげ〜を〜 とび〜こ〜え〜る〜わ〜♪ ウィキペディアで検索したら、1995年リリースですって。26年前。……それは、さまるんたちは知らないはずですね!(猫換算で100歳越えのわたしは知っていますけどね)
なんだか、牛丼が食べたくなります。すき家が協賛しているのかな。さまるんが何を食べているのかは分からないけれど、唯一商品名が出てきた弘光先生オーダーの「ねぎ玉牛丼ネギ多め」「ミニ」が食べたくなりました。良いなぁ。
( ・θ・) <ネタバレ!
さまるんのノートが、良い仕事をしています。
それから、やっぱり最後までコミカルで安心して観ていられるのが良いなぁって思いました。先生と生徒の恋愛にしないところ。弘光先生が学校を離れても、さまるんが卒業するまでは想いを受けいれることはないですし、キスシーンかと思いきや……そっちかい!でも、普通にキスするよりもドキッとしました!弘光センセイの笑顔がステキです!(卒業式おわっても、学校にいる間は先生と生徒のはずですからね。ちゃんとしてる。)
カメオ出演の北川景子さんは、すぐに分かったのですが、もうひとりの山田裕貴さんは動くひととしてはいなかったような……(よっぽどピントが合わない役だった?) 検索したら、雑誌の表紙で出演されていたみたいです。それは、難易度が高い!
TWICE とコラボしたオリジナルMVがあったりするので、他にもいろんな展開がされていたんでしょうね!映画公開は3年前……食わず嫌いとかせずに(…というか嗅覚にぜんぜんひっかからなかった)、わたしも波にのって楽しみたかったなって思いました。もっとアンテナをはっておかないと、ですね。🦋