以前、弟と一緒に観ました。Netflixでの配信終了が近づいていたので、もういちど観ておこうかなって思っているうちに、終了してしまったという……。(前に観ていたから、そんなに期日を気にしていませんでした)(今月末くらいまでだったかな……などと思っていたら、そんなことはなかったのです……)
作品紹介
概 要
私立探偵や刑事でないフリーランスの職業、若く美人だが天然系の女性が広範な知識を武器に、少々頼りない男性助手と共に「人の死なないミステリ」を解決していきつつ、恋模様も描かれるライトミステリ・シリーズという特徴において、三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズや西尾維新『掟上今日子の備忘録』シリーズなどの先駆けとなった。
映画『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』
上映時間 119分
シリーズ第9巻『万能鑑定士Qの事件簿IX』を原作に映画化。映像版で単体作になるため『事件簿I』からいくつかの要素を織り込み脚色している。日本映画初のルーヴル美術館内本格ロケが敢行された。同館内での外国映画のロケ自体『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)以来となる。
あらすじ(映画)
ダ・ヴィンチの名画『モナ・リザ』が40年ぶりに日本にやってくることになった。さる事件によりルーヴルのアジア圏代理人兼調査員である朝比奈尚幸(村上弘明)の信頼を得ていた、万能鑑定士Qなる店の女主人、凜田莉子(綾瀬はるか)が臨時学芸員の採用試験に招かれる。事件以来、莉子に関心を持ち密着取材を続行中の雑誌記者小笠原悠斗(松坂桃李)もパリへ同行。莉子はルーヴル美術館で実施された採用テストに無事パスし、しだいに小笠原への理解も深めていく。莉子は同様にテストに受かった流泉寺美沙(初音映莉子)とともに帰国、特別講義に出席する。しかしそこには不可解な謎と、その奥に潜む巨大な陰謀があった。
キャスト
- 凜田莉子 - 綾瀬はるか
- 小笠原悠斗 - 松坂桃李
- 流泉寺美沙 - 初音映莉子
- リシャール・ブレ - ピエール・ドゥラドンシヤン
- 荻野甲陽 - 橋本じゅん
- 山田聡 - 村杉蝉之介
- 喜屋武友禅 - 児嶋一哉(アンジャッシュ)
- 江来香織 - 角替和枝
- 朝比奈尚幸 - 村上弘明
- リサイクルショップの店員・桜 - 榮倉奈々(友情出演)[注 7]
スタッフ
- 監督:佐藤信介
- 企画プロデュース: 平野隆
- エグゼクティブプロデューサー: 濱名一哉
- 原作:松岡圭祐「万能鑑定士Qの事件簿」シリーズ
- 脚本:宇田学
- 音楽:羽深由理、大間々昂
- 音楽プロデューサー:志田博英
- プロデューサー:下田淳行、辻本珠子
- アソシエイトプロデューサー:山田昌伸、原公男
- ラインプロデューサー:及川義幸
- ユニットプロデューサー:大崎裕伸
- 撮影監督:河津太郎
- 美術:斎藤岩男
- 絵画制作:塙雅夫
- 装飾:篠田公史、大坂和美
- スクリプター:田口良子
- 編集:加藤ひとみ
- VFXスーパーバイザー:ツジノミナミ
- ガファー:中野創平
- 操演:関山和昭
- 衣装:宮本まさ江
- ヘア・メイク:本田真理子
- 製作担当:高瀬大樹
- 制作プロダクション:ツインズジャパン
- 配給:東宝
- 製作:映画「万能鑑定士Q」製作委員会(TBSテレビ、KADOKAWA、東宝、ホリプロ、ツインズジャパン、中部日本放送、毎日放送、WOWOW、RKB毎日放送、北海道放送、GYAO)
注記 7. 原作のキャラクターである瀬戸内楓役とする文献もあるが、公式には楓とは別のオリジナルキャラ桜である。
(ウィキペディア「Qシリーズ(小説)」より抜粋)
感 想 (ネタバレも!)
最初は原作を知らずに観ていて、なんだかツッコミどころの多い作品だなって思いました。弟と一緒に観ていたというのもありますが、「そいつは怪しくないから、静かに観て」って言われたような気がします……(そして例のごとく弟は「観てるから」って言って、途中で去っていきました。観たことあったんかい!っていう……)(オススメしたかったみたいです。可愛い。)
あまりにも、それってどうなんだろう?展開が多かったので、かえって気になって、それから原作を追いかけました。既刊が多いので、あと数冊読めていませんが、原作を読んだ今なら映画の感想も変わってくるかもしれません。(再見できなかったのが残念です……)
なので、今から1年近く前になりますが、映画を初めて観たときの感想を並べておきます。(他の媒体に残していました)(観たときの印象は残っていますが、さすがに1年前の記憶は不鮮明です……)
✒️「映画『万能鑑定士Q』観た。おもしろかった!」「原作を知らないので、ひたすら桃李くん演じる記者さんにツッコミをいれていたのですが、でも楽しかったです。(「いやそれダメでしょ」「取材って言っても無断で写真とか本当にだめでしょ」「あまつさえ、つきまとうとかないでしょ」「え?いつ撮ったの?」「ストーカー?!」「断られてるのに…」)」「容姿に好感度がなければ、事案ですね……」「きっと、万能鑑定士なので、上辺のやりとりや見た目からだけでは分からない心根の良さみたいなものを見出したんでしょうね……さすがです、莉子さん!(って納得しないと、やっぱり敷地外から盗撮するとか……ないわーってなる)(6年前の作品だから、そういうもの?)」「そんな感じで、『万能鑑定士Q』は原作を読んでみたいなって思いました。例の記者さんは、どんなイケメンとして描かれているのでしょう……ワクワクします!」
好感度の高い、清潔感のあるイケメンとして描かれていました。原作を読んでから、映画の存在を考えると……なんだか記念碑的な作品、盛り上がりのなか満を持して制作って感じがして、それはそれでアリですねって思いました。映画で気になった小笠原悠斗くんですが、原作では、もう少し普通に常識のあるオトナで、社会人で、まっとうな対人関係の距離感を持っている、主人公であり語り手でした。
似たような感想を抱いたかたは(決して少数意見ではないと思います)、わたしと握手です!わぁい!(・д・)人(・д・)
大好きな作品なので、原作からでも、映画からでも、どちらからでもオススメです。キャラクターがイキイキしていて、個性的な登場人物がたくさん出てきて、小笠原くんの目線で語られる莉子さんが魅力的で、小笠原くん自身も顔が良いだけではなくて性格が穏やかで誠実な好青年で、すごく読みやすいです。是非!
ウィキペディアを見ていたら、映画のスピンオフminiムービーがYoutubeで公開されているとのことでしたので、リンクを貼っておきますね。興味を持たれたら、おためしとして観てみては?
どこから読んでも楽しめます。時系列順に読むのが分かりやすいかと思いますが、シリーズごとに制覇していくのもアリですね!(全29巻……のはず)
万能鑑定士Qの推理劇 I〜IV
万能鑑定士Qの短編集 I・Ⅱ