ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『劇場版「きのう何食べた?」』

 こんにちは。時間に余裕のあるうちに、ブログを書き溜めておくことを覚えたわたしです。(これが公開される頃には、激務から解放されているはず)(しんどい時こそ、軽やかに、笑いながら乗り越えられるような器量を身につけたいものです………)

 『すみっコぐらし』に続いて、久しぶりに映画館へ映画を観に行きました。最初は、観客動員数第2位の作品を観てみようかなって思っていたのですが、あらすじの「極上の驚きと最大の感動」でおなかいっぱいになったので、同じく気になっていたコチラにしました。

作品紹介

きのう何食べた?』(きのうなにたべた?)は、よしながふみによる日本の漫画作品。『モーニング』(講談社)にて、2007年12号から月に1度のペースで連載中。

2019年4月6日から6月29日までテレビ東京系「ドラマ24」でテレビドラマが放送された。

映 画 

劇場版「きのう何食べた?

上映時間 120分

原作コミック第8巻の内容をベースに、『劇場版「きのう何食べた?」』(げきじょうばん きのうなにたべた)のタイトルで2021年11月3日より公開。監督の中江和仁を始め、脚本と主演はそれぞれテレビドラマ版から続投する。

キャスト(映画) 

スタッフ(映画) 

  • 原作:よしながふみきのう何食べた?』(講談社「モーニング」連載中)
  • 監督:中江和仁
  • 脚本:安達奈緒子
  • 主題歌:スピッツ「大好物」(ユニバサルJ / ユニバーサル ミュージック)
  • チーフプロデューサー:阿部真士
  • プロデューサー:佐藤敦、瀬戸麻理子、斎藤大輔
  • 企画監修:神田祐介
  • 音楽:澤田かおり
  • 撮影:柴崎幸三
  • 照明:赤羽剛
  • 美術:井上心平
  • 装飾:櫻井啓介
  • 録音:齋藤泰陽
  • 編集:鈴木真一
  • スタイリスト:カワサキタカフミ
  • 衣装:加藤みゆき
  • ヘアメイク:市川温子
  • ヘアメイク(内野聖陽):佐藤裕子、柴崎尚子
  • 助監督:サノキング
  • 制作担当:櫻井紘史
  • スクリプター:松村陽子
  • フードスタイリスト:山崎慎也
  • VFXスーパーバイザー:進威志
  • 音響効果:丹愛
  • 企画協力:講談社
  • 配給:東宝

(ウィキペディアきのう何食べた?」より抜粋)

感 想 (内容にも触れています!)

 四季を感じることができて、京都へ旅行に行った気分にもなれて、何気ない日常を重ねていくことのしあわせを感じられて、映画館で観られて良かったなって思いました。好き!

 原作を知っているはずだけど、ほどよく忘れてしまっているので、細かな相違点なんかにやきもきすることもなく、普通に映画は映画として楽しめました。オススメです。

 ドラマは、たまたま遭遇した1・2回くらいしか観ていなかったので、これを機に観てみようかなって思いました。Netflixには、テレビドラマ全12話とスペシャルドラマがあるみたいです。(ちょうど更新したところだったんですよね。わぁい!)(AmazonPrimeVideoにもあるみたいなので、リンクを貼っておきます!🐥💓)

 

 もともと原作が好きで、最新刊まで集めている数少ない漫画作品です。淡々と日常生活が描かれているところが好き。殺人とか大きな事件や事故が起こらないところも、とはいえ当事者にとっては大きな出来事である身内の死だったり、病気や手術なんかはあって、すごくリアリティというか身近に感じられるところも好きです。家族で一緒にごはんを食べるしあわせ。予算のなかで食費をやりくりするなど、地に足のついた生活。良いです!

 作品のなかで、登場人物たちが年を重ねていくのも素敵だなって思います。サザエさんシステムの逆をいく感じでしょうか?

 そんな感じで、長いこと本屋さんでコミックを見かければ買う……みたいなことを繰り返していました。でも、だんだん重くなってきたというか、他人事じゃなくなっているというか……年を重ねることで自分も周りも変化していくことが怖いというか……そんな感じがしてきました。ドラマ化が決定したりと世間では盛り上がっていたけど、その波に乗れなかったというか、そういう気分になれなかったというか………。ゆるっと続いていく作品の雰囲気が良いなぁって思っているけど、同時にどこまで続くの?とか、どういう感じで終わるの?とか考えると、なんだか寂しいというか……だんだんカメラが離れていって、遠くからキャラクターたちが手を振っている……みたいな終わりかたが良いなぁ……などと最終回の話も出ないうちから、やきもきしてしまうわけです。(闘病と死別はイヤ)(でも、どうなるのかは神(作者)のみぞ知る……ですね)

 そんな感じだったので、17巻のあたりでは、もう追いかけなくても良いかなって思ってました。原作は、どうなっていくか分からないけれど、わたしのなかでは、それからも二人仲良く暮らしていきました……で良いじゃないかと。(自分を納得させるのは、得意なんです✨)

 でも、なにせアホの子なので、そんなことは忘れて、店頭で次の巻を見かけたときに、(18巻が出てましたよ!いつの間に?知らなかった!わぁい!たしか、まだ買ってないはず……(スマホで発売日を検索)、発売されたばかりみたいですね!買わなきゃ!)って感じで、いつものように購入してしまいました。

 ……それが良かったのです! ちゃんと時代が合っているからか、2021年5月に発売された18巻には、コロナ禍が描かれていました。なんだか、今放送中のドラマとか、コロナ禍にあって、コロナ禍ではないことにされていませんか……? マスクで顔をほとんど晒さない俳優さんっていうのも、なんだか落ち着きませんが、現在を描いていながら、現在ではないような感じがしてしまいます。コロナ禍が描かれている作品で思いつくのは、ドラマ『MIU404』とNHKの企画ドラマ『転・コウ・生』くらいですし……。(わたしが知らないだけかもですが……) テーマが、ぶれていない感じがしました。たしかな“今”を切り取っている。

 そんなこんなで、やっぱり好き!これからも話の行方を追いかけていきたいです!

 19巻は、手元にあるけど、まだ読んでいません。特装版も気になったけど、売切れでした。(大人気ってことですね。それならそれで良かった)(でも、いろんなかたの対談が収録されていたらしい小冊子………気になる…)(でも、高額転売には手を出さないと決めているのです) 

 

 話がそれました。(原作愛を語ってしまった)

 やっぱりキャラクターが魅力的なのが良いですね。西島さんの筧さんも、内野さんの矢吹さんも、なんだか合ってる気がします。小日向さんは、見たとき一瞬……アレ?と思いましたけど、すごく小日向さんでした!ジルベールは、ジルベールだし!

 オープニングから、すごく好きな感じです。Youtubeで配信されているので(もちろん公式✨)(期間限定)、興味を持たれたかたは是非!

 ジルベールジルベールで素直だし、嫉妬というか羨ましいって気持ちが分かりにくい感じで言葉に乗っていて、それを小日向さんがきちんとたしなめるところが、良い関係だなって思います。そんな雰囲気のなか、それでも「誰かがうれしいのって、やっぱりうれしいじゃない」って笑顔で言えるケンジは、すごく良い。好き。それを、そうだよな……こういうやつだよな…って感じで、うれしそうに見つめるシロさんも好き。

 見つめ合って愛を語り合う……みたいな場面はなくて、なんならハグとかキスすらないですけど、(シロさんが恥ずかしがり屋だから)、だからか手を重ねる……とかそういうのが、すごくドキドキします! 大丈夫です! 良い関係を築いているっていうのは、よく分かるから。

 なんだか、料理を作ったり、みんなで食べたりっていう場面が多くて、そういうところも好きです。おいしそう。旅先での食べ歩き、有名店での食事、旅館の豪華な料理、家での晩ごはん、休日のブランチ、年始のおせち料理、ちょっと高級な外ごはん、外で食べるおべんとう………良いなぁ…

 こういうタイミングで観ることができたのは、なんだか良かったです。今のわたしに必要だったんだろうな………🦋

 

 

 

 

 

 ディスってるわけではないですが、ちょっとだけ気になったことがあるので覚え書き。(というか、おかわり(2回目)するなら、まったく気にならなくなっていると思います)

 漫画だと気にならないけれど、(たぶん勝手に脳内で補完してしまってる)、料理のできるひとたちが集まったときに、料理を教わるってなると、ひとりが作業しているあいだ、他のひとが暇してしまうのが……なんとなく演出上の都合って分かっていても、不思議な感じでした。いや、作りかたを説明しているときに、周りで関係ない動きをされても集中できないですけど……

 わたしは、料理できない勢なんですが、できるひと同士なら、説明を聞きながら、他に必要そうな作業を進める……とかしていくのかなって思いました。(でも、やっぱり、それをやるとゴチャゴチャする気がします。それに、たぶん危ない。)

 そういう「なにもしていない」ように見えるときも、俳優さんは芝居を続けているわけで……意外と、そういう場面ほど難しかったりするのかな、なんて。

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