Netflixで配信中。父と一緒に観ました。
ちょうど父だけが自宅に戻ってきていたので、どうせなら一緒に楽しめる映画が良いなって。前から気になっていたホラーとミステリーもあるのですが、父「ホラーはダメなんだ…🙀💦」(わたしも、そんなに得意ではないですよ)(でも、前にテレビ放送された『バイオハザード』は怖がりながらも観ていたような………まぁ、いっか)
せっかく観るなら、間違いないやつが良いです。
作品紹介
『浅草キッド』(あさくさキッド)は、ビートたけしの小説。ビートたけしの師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描いた自伝で、1988年1月に太田出版から単行本が刊行され、1992年11月30日に新潮文庫から文庫本が刊行された。
映 画
上映時間 123分
『浅草キッド』として2021年12月9日から配信された映画。企画・製作はNetflix。監督・脚本は劇団ひとり、主演は大泉洋と柳楽優弥。大泉と柳楽は初共演となる。また、大泉はひとりが監督を務めた『青天の霹靂』でも主演を務めている。
キャスト(映画)
- 深見千三郎:大泉洋(TEAM NACS)
- ビートたけし:柳楽優弥
- 千春:門脇麦
- ビートキヨシ:土屋伸之(ナイツ)
- 中島歩
- 古澤裕介
- 小牧那凪
- 大島蓉子
- 東八郎:尾上寛之
- 田山淳:風間杜夫
- 麻里:鈴木保奈美
スタッフ(映画)
- 原作:ビートたけし「浅草キッド」
- 監督・脚本:劇団ひとり
- 音楽:大間々昂
- 主題歌:桑田佳祐「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」(タイシタレーベル / SPEEDSTAR RECORDS)
- 撮影:高木風太
- 照明:市川徳寿
- 美術:磯田典宏
- 録音:池田雅樹
- 編集:穂垣順之助
- VFXスーパーバイザー:牧野由典
- 音響効果:岡瀬晶彦
- 衣装:宮本茉莉
- メイク:佐々木弥生
- スクリプター:古谷まどか
- キャスティング:南谷夢
- 助監督:蔵方政俊
- 制作担当:桑原学
- エクゼクティブ・プロデューサー:坂本和隆(Netflix コンテンツ・アクイジション部門 ディレクター)
- プロデューサー:有重陽一(日活株式会社 シニア・プロデューサー)、深津智男(ジャンゴフィルム)
- 企画・製作:Netflix
- 制作プロダクション:日活、ジャンゴフィルム
さあ、寄ってらっしゃい観てらっしゃい。時は昭和、場所は浅草、あの #ビートたけし の青春時代が映画になった。主役を演じるは #大泉洋 と #柳楽優弥 @ichigoichie_yy、さらに監督は #劇団ひとり @GekidanHitori ときた。お客さん、こりゃ見逃す手はないよ。さあ、はじまりはじまりー👏#浅草キッド pic.twitter.com/EWuRJvQt1A
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) 2021年12月9日
Netflix独占配信とのこと。月額ほぼ映画1本分の鑑賞料金なので、この作品のためだけに利用を始めてみても良いのではないかなって思います。他にも、いろんな人気作品やオリジナル作品が配信されていますし、せっかくの年末なので、この機会にいかがですか? (と言っても、わたしはNetflixの関係者というわけではないのですが………)
一緒に楽しい時間を過ごしましょう!………ね?🐱💓
ネタバレ (くれぐれもこの先は自己責任で!)
おもしろかったです!
わたしが下手に感想を並べるよりも、やっぱり観てもらいたいです。それで、どこが好きだったかとか、どの場面が印象的だったかとか、そういうのを語りたい。ココ良かったですよね!わかります!みたいな!
とりあえず、興味深いインタビュー記事を貼っておきますね。どうしようかな?って迷ってみえるかたは、読んでみて!
映画、観ましたよ!ってかたは、続きもどうぞ!
まだ、これから観るよってかたは、また後ほど!(少し間をあけておきますね)(まだ終わっていないのですよ?)
良かったですね。すごくおもしろかった!
なんか、最初のうちは、柳楽さん演じるビートたけしさんの顔のクセが強いなって思いました。緊張しているのかな、それとも常にストレスを感じているのかなって。でも、そのうち気にならなくなります。話に惹き込まれるからか、目が慣れてしまうのか。現在から過去を回想して、そこから更に回想するって、時代が行ったり来たりしますが、すごく分かりやすいです。特に混乱することなく、スッと入ってきます。
大泉洋さん演じる師匠の深見さんが、とにかくカッコ良かったです。粋って言葉がピッタリだと思いました。
「芸人だよ、バカヤロー!」
「笑われるんじゃねえ。笑わせてやるんだ。」
麻里(鈴木保奈美)さんとのやりとりも良かったです。仲の良い夫婦って感じがしました。弟子をごはんに連れて行くときに、生活費から、そっと夫の財布に足してあげるところとか。良いなぁ。おみやげに「ミンクの毛皮」ってリクエストして、それに「ミカンの皮だったら、ごめんな」って返す深見さん。たぶん、麻里さんが誰よりも深見さんのことを分かってあげているんだろうなって。芸に惚れこんでいて、期待もしているんだなって。
それから、千春(門脇麦)さんが好きです。可愛くて、セクシーで、賢い女性。歌が好き。でも、どこか諦めている。そんな彼女にとって、夢が叶うと信じて走り続けるタケは眩しく映ります。チャンスがあって、歌手として舞台に上がるけれど、お客さんには響かない。拍手喝采は うれしいけれど、お客さんにとってのメインはそれじゃない。そんな野次をとばす客への返しも素敵でした。カッコ良かった。気持ちとしては、夢が叶ったみたいでうれしいっていうのと、ガッカリとか寂しいとか、どうせこれが現実よね……とか、そういう想いがグルグルしてしまいそうですが、すごくオトナな対応だと思いました。そういう闘いかたもある。
成功したタケシさんが、賞金片手に師匠に会いに行くところが好きです。変に屈折したところがなくて、軽口を叩きながらも、素直に弟子の成功を喜んでいて、良いなぁって思いました。イイ師匠だなぁ。そして、イイ弟子だなぁ。お店でふたりが話をして、周りのお客さんにウケて、みんなが笑顔で……
そのあとの展開は、悲しかったです。酔っ払ってるときにタバコはダメです!これからも、きっと楽しい時間はあったはずなのに……また一緒にお酒を酌み交わしたかったのに……なんてこと…
そして、先輩弟子の口から、師匠がタケシのことをずっと気にかけて、応援してくれていたことが語られます。すごく悲しい。軽口を叩いて、不謹慎なことを連発していますが、ものすごく悲しいことが伝わってきます。
途中、眼精疲労で目がしぱしぱするなってゴシゴシしていたのですが、このあたりは落涙していました。………師匠…😿
現代パートで、花束をどうするのかなって思っていたのですが……そういうことでしたか……。てっきり誰かのお祝いかと思っていたので、余計に悲しかったです。*1*2*3
時間が混ざり合う感じが、素敵です。知らないはずのフランス座が、とても懐かしい。そこには、麻里さんがいて、千春さんがいて、井上がいて、キヨシがいて、女の子たちがいる。そして、舞台の上には深見師匠。寂しい気持ちだけで終わらないところが、良いなぁって思いました。
それにしても、上のインタビューで知ったのですが、現代部分も柳楽さんが特殊メイクで演じていたってことにビックリしました。ちょっとだけ、ん?と思った部分もありましたが、まったく疑いの余地がありませんでした。顔がそっくりとか、そういう部分だけじゃなくて、佇まいというか……芝居ってスゴイです。