ミオの備忘録

猫と音楽とミステリー、映画が好きです☆

映画『半世界』

 こんにちは。あるいは、こんばんは。

 Netflixで配信終了間近だったので、気になって観てみました。前から観たいと思っていたみたいで、マイリストに入っていました。気になる作品をたくさん入れすぎて「マイリスト」がパンパンです。(どこもかしこも片づかないわたしですよ…🙀💦)

作品紹介

『半世界』(はんせかい)は、2019年公開の日本映画。題名の『半世界』は、写真家の小石清の写真展の題名からつけられている。

第31回東京国際映画祭コンペティション部門選出、観客賞受賞作品。

ストーリー

生まれ育った地元の山中の炭焼き窯で備長炭を作り、なんとなく父から受け継いだ仕事をやり過ごすだけの日々を送る炭焼職人の紘。中学生時代の同級生・瑛介は仕事を辞め離婚をし地元に戻ってくる。突然の帰郷に元自衛官の瑛介は多くを語らないが、何か訳ありの事情を抱えている。紘には家庭もあり、反抗期真っ只中の息子・明もいるが、先行き不安定な仕事の事で頭がいっぱいで家の事はすべて妻の初乃に任せていた。紘はそんな家族に対する無関心な姿をもう一人の同級生・光彦に指摘されてしまう。さらに紘と光彦は次第に瑛介が地元を離れてから過ごした過酷な経験を知り、人生の半ばを迎えた男3人にとって旧友とのこの再会が、残りの人生をどう生きるか見つめなおすきっかけとなる。

キャスト

スタッフ

(ウィキペディア「半世界」より抜粋)

感 想 (ネタバレも?!)

 そこで終わるんだ……………!

 なんというか、ヒゲの稲垣吾郎さんが素敵です。頭が硬いのか、思い込みが激しいのか、あまり周りに関心がないのか、観察力が鈍いのか、その全部なのかは分かりませんが………良いのは顔だけです? 普通にバカなの? いや、その空気の読めなさみたいなものがイイヤツってことなのかもしれません。

 話が進んでいくに従って、キャラクターの解像度が上がっていくからか、最初の違和感みたいなものが薄れていくのが不思議でした。知らないひとは嫌い。でも、少しでも知ってしまえば、自分と共通する部分も見えてくるもので………

 しかし、そうですか。そんな感じなんだ……………

 でも、そういうものかもしれません。それが現実なのかも。

 どういう話なのか分からないままに観始めて、こんな感じで終わって、なんだか放り出されたような、中途半端な気持ちになってしまいました。興味を持たれたかたは、是非!

 前知識なく観るのが良いのかなって思います。

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 「人生の半ばを迎えた男3人」ってウィキペディアにもありましたけど、半ば………そうですね。高村夫婦は38・39歳なので、人生80年とすれば半分です。なんとなく人生100年ってところから50歳台を想像していたので、登場人物の年齢が出てきたとき思ったよりも若くてビックリしました。そっか、半ばですか。

 瑛介(長谷川博己)との再会によって、紘(稲垣吾郎)と光彦(渋川清彦)の人生が少しだけ変ったのかもしれません。

 光彦の口ぐせな「オレたちは正三角形だから」っていうのが、なんだかツボでした。みんな対等。イイ友だちですね。光彦が紘に向かって言って、それを紘が瑛介に向かって言って、「光彦の受け売りだろう」ってつっこまれる。

 そんなにも正三角形押しだったのに、タイムカプセルに入っていた写真には二等辺三角形が描かれていて、光彦「おまえたち二人を立てて、オレが引っ込んでやったんだろう」って………(逆では?)

 なんだかな……………

 なにもかもが、これからだったのでは? 息子との関係が変わっていったかもしれない。良い方向に。取引先との商売も新しい局面を迎えることが出来たかも。妻が、うまく働いてくれたと知ったら、これからの商いで頼りにする機会も増えたのかな。ひとりで抱え込むことなく、大変なのは変わらなくても二人三脚でやっていけたかもしれない。

 でも、それは言っても仕方ないことです。

 留守番電話に入っていたのが、「サンマじゃなくてサバにして」ってことだったり(サンマは喧嘩になったときに飛んでくるからね………)、「タバコ吸ってるのバレてます笑」だったり、これから先も続いていく、なにも特別な感じがしないってところが、なんだか切なくて、リアルで、腑に落ちる感じがします。

 最後に、息子が仕事場に向かう場面で(え?まさか継いだの?)(っても、ゼロからなんて無理じゃない?これまで手伝ったりしてきたならともかく……)なんて戸惑っていたら、息子は息子の夢を追いかけていて、なんか良いなぁって思いました。ボクサーになるんだね……………君は君の道を歩いていくんだ………

 そんなこんなで、今日はこの辺りで。また明日!🐥💓

 今日もお疲れさまでした。

 明日が心穏やか日でありますように!